10月10日

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trippen      NOMAD

color       BLK-BK

price       49000+TAX

SIZE       39  /  40  /  41  /  42 
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先シーズンの冬からミドルカットのブーツが履きたいという気分が今年も持続していて、それならば!と選んだのがこちら。
太いパンツ・細いパンツのどちらにも対応出来てシンプルなデザインで懐の深さを感じたモデル TRIPPEN″NOMAD″
レディースでは同モデルのハイカットタイプを展開していますが、メンズは洋服との相性や脱ぎ履きのし易さを重視してセレクト。
カラーはtrippenらしさが最も際立つ″BLACK”を提案しています。
trippenの特徴として、何度も強調して言うのは長時間歩いても疲れにくいこと。足がリッラクスできる革靴というのが
ついつい履いてしまう理由で、そしてもう一つは雨や雪などの水にも強く東北の気候にも合っているということ。
また、人間工学に基づいて作られているという点も靴を選ぶ基準としては重要なポイントになるかと思います。
全ての行程をドイツ・イタリアの自社工場で生産管理をしているので、修理やカスタマイズ等のアフターケアにおいても体制が
しっかり整っているというのは、やはり今では希少なブランドとも言えるのではないでしょうか。
男らしい直球で無骨な靴とは対極にあると思っていますが
女性デザイナーならではの曲線美などは見ていて美しさを感じますし、革靴のバリエーションの1つとしてお勧めです。
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アッパーの素材は植物タンニンなめしのカーフレザーを使用。
たっぷりとオイルを含ませたレザーは履きはじめから足全体にすっと包み込んでくれる印象を受けます。
キメ細かなシボも特徴的で、履いているうちに重厚な光沢が出てきて素晴らしい経年変化を見せてくれます。
大きく突き出したダブルステッチのコバがデザインとしても特徴で、雨などの侵入を防いでくれると共に
オールソールの交換も可能なので愛着を持って履いて頂ければ永く付き合える1足になると思います。
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遊牧民の伝統的なシューズをモチーフに作られている″NOMAD”は複雑なカッティングで構成をされていますが、履いてみると
デザインが特に強調される訳でもなく、着ている洋服などに自然と馴染む感覚があります。
僕はフランス軍のM-47やチノに合わせる事が多いのですが、裾のボリュームに負けない存在感と全体の見た目のバランスを
程良く中和してくれる革靴というのは選択肢として殆どないような気がしています。
色々と革靴を履いてきたという方にも試して頂きたいですし、歩き易さを重視した革靴をお探しの方にも
間違い無くお勧め出来る1足です。
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ミドルカットのブーツは足首をしっかりとホールドしてくれるので、しっかりと踵が付いてくる感覚がありますし
ロールアップしたパンツの裾からウールの温かみのあるソックスを少し見せるのも履き方として◎
秋冬はトップスが重たくなる季節なので、足元で軽さやバランスを整える着方は僕自身が好きな合わせで
ちょっとした事かもしれませんが、見え方の部分やセンスを感じるのはこういう所なのかもしれません。
良いのもを身に付けているから格好良かったりする訳ではなく、自分なりの落としどころや着方を工夫したり
見つけられている人はやっぱり素敵だと思います。
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お気に入りの靴が1つでもあると出掛けたくなりますし、お洒落は足元から・・・足元を見られる・・・
そんな言葉があるように、何を身に付けて履くかは洋服を語るうえでは外せない部分だと思っています。
綺麗に大切に履きこまれた靴をみると、その人そのものが見える気がしますしそれだけで何だか嬉しく
なってしまうのは職業病なのかもしれませんが・・・(笑)
革靴はスニーカーと違って消耗品という捉え方ではないので、愛着を持って履ける靴に出逢って頂ければと思っています。
良い靴です。是非。
rasiku  sasaki

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