10月14日

少しだけぱたぱたと駆け抜けた日々から、またゆったりとした日常へと戻って来ました。
気付けば、岩手山の頂上にはうっすらと白く雪が降り、またひとつきゅっと冷たくなった空気を感じて、
気持ち良いのと、寒いのと・・・複雑な思いの中、既にストーブ稼働中。
薄手の羽織が一枚着て丁度良いぐらいの気候はとってもうれしいですし、過ごし易さを感じますが、
それは同時に冬のはじまりに近づいているという事。店内にも少しずつニットも並び始めています。
秋の装いと、冬支度。どちらも楽しめるのが、まさに今ですよー。(と皆様に向けて)
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susuri      トリンセアコート

color       beige  

price       56000+TAX

SIZE        M   /   MM SOLD
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季節が変わるごとに、少しずつ形を変えてきたコート。
rasikuでも毎回展開していましたsusuriのダンケルクコートをベースとして、今季新たに並んだ素敵なトレンチコート。
カチッとしている部分と、軽やかな遊びの部分のバランス感覚の鋭さは、susuriの服を着て下さっている方には
恐らく感じて頂けているのではないかと思います。
カジュアルに日常着としても勿論、場面によってという事はあると思いますがお仕事の場に着て下さる方も多いのは
そのバランスの良さがあってこその事だと思います。
正統派なトレンチコートは、一度は着てみたいと憧れを持つアイテムのひとつだったりしますが、物としての格好良さが
際立ってしっくりこない。なんていう事もあったりします。好きだから着たいという気持ちは勿論尊重しますが
仕事着は何か?や、自分の生活スタイルと合うかどうかも、自分の洋服を選ぶ時も重要視しますし、お客様に提案する際も
大切にしたいなと思う事です。
前置きが長くなりましたが、susuriが作るトレンチコートは硬さを上手く解した状態で、ふわっと優雅に羽織れる
コートだと思います。秋そして春にも着て頂けるぐらいハリがあり、また裏地には滑りの良いキュプラが張ってあるので
ニットなどもすんなりと着込めます。生地感抜群のコートなので、狭間の時期の羽織お探しの方にぜひお勧めしたい。
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身頃や袖など全体的にゆったりでありながらも、着膨れせず綺麗なAラインを描くシルエットの良さ。
サイズはMを着用していますが、中にニットを着た上から羽織っても動き辛さも無く、軽快に着られます。
冬でも外に出る時間が短い方なら、インナーをしっかり暖かくすれば着られるかもしれません。
個人的にはコートの場合もっとだぼっとしていても良いと思うので、MMサイズの方が好きなサイズ感でした。
背がある方や、中に着込みたいという方、でしたら女性でもMMサイズもOKだと思います。
何より、ザ・トレンチらしいうんと長めに設定した丈の長さは凄く好み。
Mサイズ・MMサイズでまた雰囲気が変わるので、ぜひ両方試しに着てみて下さい。
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首元をすっぽり包み込むフード。
このコートの見た目を軽やかにしているのは、このフードがあってこそ。ですし、男女関係なく着て頂ける
デザインでもあり、susuriの服のちょっと愉しい。を感じさせる部分でもあるなぁと思います。
そして何より首元が覆われると、とっても温かい。重要です。
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トレンチコートのデティールとしても欠かせないストームフラップ。
ある種飾りとして設けられたフラップですが、その内側には秘密があったのです。
フラップを捲ると、そこには家族の写真だったり、方位磁石または時計など大切な物を収める為のポケット。
トリンセア(塹壕)で、そっと自分だけの大切な物を。
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格段に動き易いラグランスリーブ、また袖だけストライプ地という粋な仕様の裏地。
表地はワッシャー加工を施した、さり気ない光沢を纏った生地。
すごく綺麗なのですが、風や埃や、寒さから身を守るコートですから。と納得させられる頼もしさもあります。
思うような理想のコートとの出逢いは、なかなか無い物。着とけばよかったな・・・とならぬ様、先ずは袖を通して
見て頂けたらうれしいです。
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color       khaki  

price       56000+TAX

SIZE        M   /   MM SOLD
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基本的にsusuriのアイテムは、レディスでの展開が今はどうしても多いのですが、このコートに関しては
ぜひメンズでも着て頂ける方が居たら、もうそれは全力でお願いしたくなるくらい。
本心は、着て歩いている方を見てみたい・・という個人的な願望なのですが、それは抜きにしても
この何とも言えぬ、さらさらっとした空気感、シルエット、丈感はきっと他に類を見ないコートだと思います。
モデル身長178cmが着て、膝下ぐらいまでの着丈があります。
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土っぽくなったり重厚感が強くなってしまうカーキも、生地に光沢がある分上品さを漂わせますし
肩の力をぬいて着て頂ける軽さが、実際着てみての重さもそうですが、見た目からも感じられます。
一瞬マントの様にも思わせる、ふわっと広がりのあるコート。
細やかで美しい縫製と裏側まで気の利いた丁寧な作りの服ですから、きっと纏ってみるとまた
今までに無い感覚と共に、洋服の面白味に触れて頂けるのではないかと思います。
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秋のコートを着る間もなく、冬になるのでは・・・という不安の声もありますが、そんなはずは・・・。
仮にそうだったとしても、秋のコートの生地感は岩手の春に丁度良い。
春物になると、殆ど薄手のものになってしまうので、岩手の4月にはまだ寒いのです。
まず、それはそれで夏に着れたりして使えるのです(笑)コートに関しては今だけと思わず、長い目で見て
いつ着るコートが必要か・・を考えながらじっくりお選び頂けたらなと。
コートや羽織はあればあっただけ、数年後に今が着る時!が分かってきてあぁあって良かった!と思う物。
そんな事を想いつつ、皆様のお越しをお待ちしております。

rasiku sasaki

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