11月10日

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ASEEDONCLOUD   Prospect reversible coat

color      キルティングギャバ 

price      65000+TAX 

SIZE      S SOLD
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盛岡の街にもついに初雪が舞い降りました。気温も一気に下がり、外を歩くときゅうっと身体が
縮こまる。この姿勢も、はーっと吐く息の白さも、ついに来てしまったか・・・と思う気持ちの反面
どこか待ちわびていた様な気もします。
寒さは苦手ですが、雪が空から降るのを見上げたり、しんとした静けさ、の中に響く冬の音。
雪の日はすごく好きです。だからでしょうか、初雪の日は結構テンションが上がります。
お店には、コートやニットをお求めになるお客様も増えてきました。
たくさん届いている、秋冬のお洋服のご紹介も間に合うようにしていければなと思います。
(待ちきれない方は、ぜひぜひ店頭で。)
本日は店頭でも、ちょっと目を惹くASEEDNCLOUDの愉しい一着を。
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グリーンのキルティングに、ブラウンのコーデュロイ地の組み合わせ。一度視界に入ってしまうと、その瞬間から気になる存在に。
個人的には、色目もデザインも直感で好きだなと思う一枚ですが、お客様の反応が何とも面白い。
なんとも怪しげと言うか、曲者的な感じで見られる方や、照れ笑いに苦笑い。楽しい!と言って下さる方も。
でも、それでいいのです。それが正解なのです。
ASEEDONCLOUDの今シーズンのテーマは、何と言っても盗賊ですから。
悪い職業であるはずの盗賊が、いつのまにか素敵な事を成し遂げている様な
あべこべでさかさまな、こと・もの の境目
何処か冷たく、けれど優しい視線で表現されたコートは、とても謎めいていて魅惑的です。
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薄く中綿の入ったキルティングは、中に薄手のニットを挟んで着ましたが、それで十分に保温性は感じられます。
真冬の防寒具としてのアウターをお探しの方には適さないかもしれませんが、保温性は程ほどにあって
ダウンの様にもこもこにならずに、尚且つ他の誰とも被る事の無い、私だけの一着をお探しの方には、
ぜひ!このコート以外に無いです。とお勧めしたいくらい、着ると気持ちが高ぶるアウターだなと思います。
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両サイドに付いた大きなポケットだって、見た目は普通の様ですが普通ではないんです。
そのまますっと手が入っていくので、パッチポケットかと思いきや・・・
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飾りかと思ったフラップ部分がスナップで開いて・・・二重ポケットになっている。
しかも、フラップ部分が開き口になっているので、なかなか深いポケットです。
大事な物は無くさなくていいなと思いますが、入れた事を忘れてそのままずっと忍ばせてしまいそう。
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時折ちらっと覗くコーデュロイ地が見れば見る程に良いんですね。
袖も少し長めですが、袖を捲くるとまたちらりと見えるブラウンによって印象が変わります。
捲くりたくなる袖というのも素敵です。
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センターから横にずらしたフロントのジップは閉めると、どこかエレガントというか少し懐かしい印象を抱きます。
シルエットも、けっしてゆったりでもなくタイトでもなく、すとんっと真下に落ちるようなシルエットで
圧倒的な格好良さというよりは、キルティングジャケットを再構築した様な井出達に仕上げている様に思います。
着てすぐに馴染む様なイメージではなく、年々距離が近づいて、かと思えば離れて、また手に取って。
そんな風に定番と言われる安心感のあるコートとは、また別の、脳に刺激を与えてくるような服。
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そして裏地という名の表地も登場します。
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リバーシブルです。
ですが、店頭ではリバーシブルで着れますよ。という風には伝えていません。
もしこの服を見た人が裏っかえして着ても良いなと思った時に、着られるようにしている服なんです。
同じ事では?と思うかもしれませんが、展示会でこのコートや他のコレクションを見て、そして玉井さんのお話を聞き
自分達がこのコートが良いと選んだ時に、このコートの事をちゃんと伝えられたら良いなと思ってそう言っています。
いつかこの服が、何年・何十年という時を経て、そのとき出逢った人の事を想って。

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私達はこの面が凄く好きです。このクセの強さに妙に惹かれるのです。笑
なんだか気になる・・・楽しそう。そんな気持ちが少しでも湧いた方にはぜひ試して頂きたいです。
洋服って面白いなと思わせてくれる一着です。

rasiku  sasaki

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