3月14日


veritecoeur  VC-1476   ナスティアコート  

color       BEIGE  

price       36000+TAX

SIZE       F SOLD


veritecoeurのナスティアコートは、色目もだほっとしたサイズ感も、ややくたびれた風合いも、とても良い。
ベージュ・・・というよりは、ややくすんだ薄いカーキ色で、ちょっと光沢があって。
昨年の春ぐらいから、こういったカーキ系の色目のコートが並ぶ機会も増え、自分自身も最近よく着ている
お気に入りコートはこういった色目の物ばかりで、くすんだ色の春コートを羽織ってはウキウキと歩いています。
春のコート問題は、ずっとこちらにも書いているかもしれませんが、毎年毎年悩ましい課題です。
街行く人の装いも今時期は結構バラバラだったりもしますし、もしかしたら春のコートはいらないのかな。
と思うこともあるのですが、今時期の盛岡の気候にぴたっと合うようなコートを、継続して展開できれば
良いなとずっと思い続けています。理想のコートを求め続ける時間は楽しい旅路みたいなもの。
まだ旅の途中ですが、だからこそ、良いコートを見つけるととても嬉しくなってしまうのです。


レーヨンリネンの生地は、するんとしていて独特な生地感をしています。既に着古したかの様にくたっとして滑らか。
そこまで厚地でもないですが、身頃や袖幅などたっぷりとしたサイズ感である為か、生地に微かに重みがあり、
それがするするっと縦に落ち感のあるシルエットを生んでいます。
裏地はないので、今すぐ着るイメージではないかもしれませんが程良く中に着込む事も出来ます。
ざっくり暖かいニットの上に着るというよりは、薄地のアイテムを重ねたり、小物を組み合わせて着ることで、
保温性も維持しつつ、軽やかに着のるが似合うコートかなと思います。

TOPまでの釦をきちんと留めると、小ぶりなラウンドカラーがポイントになります。
ちょっと野暮ったい雰囲気のコートも、衿のデザインで大分印象が変わってきます。

手が全部隠れる位、大きいポケット。
お父さんのコートみたいな安心感と包容力があります。


ベージュ・カーキ系のコートは、ボトムが濃い色でも薄い色でも、どちらでもコーディネートし易いと思いますし
より暖かくなれば、中に着る服の色目も明るくなってきますので、白や生成・黒や紺のコート以外の
色の選択肢としては、ちょっと新鮮で且つ目立ちすぎずな塩梅が案外良いのではないでしょうか。
また、今店内にはインディゴのワンピース類も少しずつ増えてきていて、インディゴ×ベージュ(カーキ)の合わせも
好きだなぁと、着合わせの妄想が止まりません。


まだ雪マークはちらちらと覗いていますが、日の出が早くなったり、日の長さを感じたり
確実に少しずつ、いろいろが動きはじめている感じがします。
特に早朝に、ランニングや犬の散歩で川沿いを行き来する方の姿がここ数日で増えて。
家の目の前の川に停泊中の白鳥や、鴨、そして庭の樹にとまる小さな鳥の動きが活発。
何気ない事でも、同じ景色の中に微かな変化や移ろいを見つけ感じられることはとても嬉しい。
コートを颯爽と羽織って、川沿いや街中を歩ける日ももうすぐそこまで来ています。

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