4月8日


MITTAN     OCガラ紡ロングジャケット

color        濃黒

price        51000+TAX

SIZE        2   /   3   /   4 SOLD


ここ数日で春らしい気候がぐっと深まり、日中はコートを脱いでも良いくらいに過ごし易い日が続いています。
MITTANから個人的にもとても楽しみにしていた″ロングジャケット″が届きました。
愛知県の尾州地区で数台しか残されていない希少なガラ紡の織機を用いて、柔らかくコシがしっかりとある
生地をオリジナルで作製。素材は綿55%・絹45%の混合素材で絹の比率が多く汗の吸収率が高いのも素材の特徴。
生地感は厚すぎず薄すぎず、日中は暖かくなったとは言え羽織り物がまだまだ必要な気候が続く盛岡では、
素材であったり微妙に異なる生地の厚さ、着丈や袖丈の違いなどで幾つかの羽織を持っていると困りません。
この羽織は肌触りがとにかく良いのでカットソーにさらりと羽織るのも気持ちが良いですし、春と秋の両季節の
変わり目に何を着ようか毎日頭を悩ませる時期、きっと間違い無く重宝する一枚になってくれると思います。


″ガラ紡″の特徴として挙げられるのは手紡ぎ・手織り機を用いたような風合いと着心地を実現しています。
生産工程においても利用するのが難しい短い繊維を混ぜて有効活用出来るという点も理に敵っている素材と
言えるのではないでしょうか。
袖を通すと空気を纏うかのような柔らかさで一切のストレスがなく、感覚的に良さを実感して頂けるはずです。
自然に肩のラインが落ちるMITTANらしい美しいパターンとシルエット、ブランドの強みである染色を活かしている点も◎
素材自体が持っている力、凹凸のある生地に染めを施す事でより立体的に引き出しているように感じます。
濃黒はくすみのない″真っ黒″な色目で反応染め、もう一色は天然染料を用いた味わい深い″藍×胡桃″を
掛け合わせた2色展開です。


シルエットは着ると自然に左右が閉じるような合理的かつ自然美を感じる作りで、着物や和装などをデザインにしながらも
現代服という軸をしっかりと持ち日常着として着れる事を前提にした絶妙なバランスに仕上がっています。
ポケットは内側に付いていますので、物を出す仕草が格好良いのですがリバーシブルでの着用が可能なので
外側にポケットが欲しい方は裏を表にして着て貰えたらと思います。
裏使いにすると外側にステッチが見えて、それはそれでアクセントになって格好良いです。


最近は″ブラック″の洋服が気になります。
黒を好んで着られる方は季節問わずに着ると思います。その一方では重たく見える、強く感じるなど
黒という色のイメージが難しく思う方もいるという、不思議な色です。
何処となく緊張感漂う色でもありますが、いつしかさらりと気負わずに着れて似合う様になったら・・・
その緊張感が心地良さにも変わるのではないかと思います。
デニムやチノ、軍パンにカットソーなどを合わせて何気なく羽織るだけで雰囲気が出せますし、自分達の様に
気付けばネイビーの洋服が増えてきたという方にも、新鮮さや気分転換に、ぜひ挑戦していただきたいカラーです。
見た目よりも軽くて着ていて気持ちが良い素材ですので、自然と手が伸びてしまうジャケットになると思います。

color        藍×胡桃

price        59000+TAX

SIZE        2   /   3   /   4 SOLD


サイズは2から4までの3サイズをご用意いたしました。
カタチとしてはサイズを細かく気にして着るような雰囲気の洋服ではないのですが、ジャストサイズよりもゆったりとした
着用がお薦めで、サイズ2と3はレディース、3と4はメンズと思って頂くのが妥当かと思います。


カラー″藍×胡桃″はインディゴに胡桃染めの黄色を混ぜ合わせた色目で、見た目に柔らかさが出るのが特徴的です。
MITTANは染色に対しても研究心が強く、違う種類の色を重ねて染色したりと他ではあまりしないような事にも
取り組んでいるので、そういった点も含めてブランドのオリジナリティを感じています。


デザイナーの物作りへの熱意と、それを実現可能にする生産現場があってこそのジャケットだと感じています。
着れば着る程に愛着が増してくる素材ですし、生地が薄くなったら愛着の湧くデニムのように継ぎ接ぎをしながらでも
大切に着ていきたいと思える1枚になっていくのだろうと想像してしまいます。
今の気持ちも勿論大切ですが、何年後かの自分が着ている姿をイメージしながら半分は投資するくらいの感覚で
MITTANが作る″OCガラ紡ロングジャケット″を選んで貰えたら嬉しいです。

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