4月18日

ASEEDONCLOUD 
2017SS workpermit 15 – ajisai – 雨司祭
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催花雨を求め植物のために雨乞いをする踊り子の集団が主人公の物語

ASEEDONCLOUD  workman’s coat

color      グリーン

price      46000+tax

SIZE      S SOLD


春を知らせる花が順々に花開き、あともうすこしで桜の見頃を迎える盛岡です。
もりもりと隙間なく圧倒的な存在感を放ち、咲き誇る桜も見応え十分ですが、
いつもの道の脇に、さり気なくしれっと顔を覗かせた花々にぐっときてしまいます。
まだ春とは言えない寒さ厳しい中でも、ちょっと気温が上がると一瞬でぐんぐん伸びて、
気付けばあっという間に花を咲かせている。
自然の強さと逞しさを感じずにはいられないその姿に、パワーをもらうような気持で道すがら眺めています。
昨夜の雨でまた一段と花が開いた様な気もします。
そんな春に降る、早く咲いてと、開花をうながすような雨のことをさす ″催花雨″ 
美しい言葉とともに届いた、今季のASEEDONCLOUDのコレクションテーマ ″AJISAI″ が一面に映し出された服が
店頭に並んだのは、まだぶるぶるっと寒さに震える様な頃でした。一際目を惹くその服に気付いた方は、
わぁと何かにちょっと驚きつつ(?)ぱっと表情が明るくなるような、そんな気がして、まるで本当に
店内に花が咲いたようにも感じるのでした。


実際にキャンバスにアクリル絵の具で描いた紫陽花の絵を、スキャンしてプリントにした生地は原画そのもので、
色の滲み具合であったりグラデーションや、くっきりとしていない淡い色目からも、よく見る花柄とはまた違った
印象を覚える、空気感のある服に仕上がっています。
同じ生地を用いた服は他にも届いているのですが、初めにご紹介するのは軽やかな羽織として着られる
workman’s coat
パリッとした薄いコットン地は、夏の暑い日に着ると心地良く過ごせそうな微かに透ける素材で
タンクトップやキャミソール、ノースリーブワンピースの上にさっと羽織って、色落ちしたデニムやリネンの柔らかなボトムなど
アロハシャツのようなイメージで着ていただくと、見た目も涼しげで良いのではと思っています。
どう着るかと考えて着るのも大事ですが、こういった服は勢いとインスピレーション優先で着ていただきたい。 

釦を留めると気付く、ユニークな衿から首元にかけてのデザインがとても素敵でインナーの色を変えたり
アクセサリーを覗かせたり、楽しみ方が広がります。


プリントの生地なので、どの部分を使用するかによって一枚一枚の柄の出方が異なるというところもポイントです。
紫陽花がしっかり映し出されている部分があれば、白や薄い水色、ピンクから紫など花の色の見え方の違いや
反対に葉の緑色がメインに出ていたりと、自分のお気に入りの絵柄を探すのも面白かったりします。


店内にそう多くは無い柄物が並んだ時に、自分達は素直にお店の中が楽しくなって嬉しく思いました。
ぱっと入った時に意外と思う方もいらっしゃるのですが、そう感じて下さると良いなと思って選んでいます。
無理に何かを変えようとはしませんが、自分達の目で直接見て触って、今の気分であったり心がワクワクしたり、
楽しい・良いと感じることは良いスパイスとして積極的に取り入れていこうと思うのです。
少し季節がすすみ、緑が生い茂り、より沢山の花が咲いて、恵みの雨が降り、街の景色に彩りと光が溢れる頃。
着ている人もそれを見た通りすがりの人も、晴れでも雨でも、きっと楽しくなる様な一着だと思います。

color      インディゴ

price      39000+tax

SIZE      S   /   M SOLD


ゆったりとした身頃に太い袖。同じ形でもそれはまるで別物となります。
ハリのあるコットン地は、着始めはやや硬さもり形がぴしっとしていて、まるで半被を纏った気分になります。
決して綺麗で整った着易い形とは言え無いのですが、いざ着てしまうとなんだかしっくりとくるから面白い。
ゆったりのシルエットが心地良い様な、それでいて懐かしい気分と新鮮さが入り混じった、不思議な気持ち。
少しずつ生地が馴染んできて、無骨なシルエットが自分の身体に寄り添うようになる頃には、きっと自分だけの
オリジナリティ溢れる着方を見つけているはずです。


ASEEDONCLOUDの醍醐味!(だと思っている)着丈の違いを出して重ね着を楽しむ、装い。
このジャケット(紫陽花・インディゴ)それぞれをどう着たら良さが出るかなと、ちょっと悩んだのですが
いつものデニムを穿いてワンピース、その上にざさっと合わせてみた所、意外と・・・というよりも
自分達が想像していた以上に、しっくりきたのでそのまま採用してみました。
頭で考える事も大切ですが、洋服は直感をもっと信じても良いのかなと思って見たり。。。
半袖のジャケットようなカタチはなかなか見ないアイテムだと思いますが、夏でも夜には涼しくなる盛岡には
一枚この手の羽織はあると便利だと思っています。


毎回はっとさせられたり、目が輝いたり、その場で頭の処理が出来なくなる事もしばしばあるのですが
実際にお店に届いてから見ても、生地やデザインに興奮が冷めないASEEDONCLOUDの服。
少しずつ男性にもお選びいただく機会があったりで、とても嬉しく思います。
こちらのジャケットも、男性にも着ていただけますので気になった方はぜひ袖を通しにいらして下さい。
他にも今季のコレクションが様々届いていますので、お近くにいらした際にはお立ち寄りください。

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