4月23日


今シーズンからお取扱いが始まりましたヴァルカナイズド製法のスニーカーを生産しているシューズメーカー″ASAHI”
創業は1918年に福岡県久留米市に石橋徳次郎氏が足袋の生産をし始めたのがきっかけでした。
十数年が経ちその後ゴム製品の製造を受けるようになり、タイヤ部門を設立しブリジストンタイヤとして独立をさせた
ゴム産業を牽引してきたメーカーでもあります。日本にはヴァルカナイズド製法でスニーカーを作製出来る工場が福岡に2つ
広島に1つ合計3つ、現在稼働しているのですがその中の1つがご紹介する″ASAHI”になります。
足袋の生産技術を活かして、更に強みであったゴムという素材を掛け合わせる事でスニーカーの生産を受ける事になり
1970年代にはナイキやアディダスと言ったナショナルブランドの生産を請け負う程、技術が認めらるようになりました。
今回はプライベートブランドとして、1970年代に生産されていたデッキシューズを元にラストや素材感を忠実に再現させた
モデルで古き良き時代の物作りをツボを押さえて蘇らせた素晴らしい仕上がりになっていると思います。
カラーは王道のホワイトと洋服と合わせる事でより際立つブラックの2色をご用意いたしました。
既にサイズ欠けが出ていますが、29CMまで展開をしていますのでサイズが中々無いという方は、サイズがあるうちに
お試しください。

ASAHI    DECK SHOES

color      BLACK

price      10000+tax

SIZE      23   /   24   /   25   /   26   /   27   /   28   /   29   


今回リリースされた″DECK SHOES”の特徴として、土踏まずを削り込こんで綺麗にシェイプさせたラストが挙げられます。
歩行する際に土踏まずをしっかりとサポートする役割がプラスされて、足に張り付く様な履き心地を実現しています。
アッパーは薄手ながらも艶と張りのあるコットン100%の生地を使用。履きこんだ後に表情がクタッとなってヴィンテージスニーカーに
近い雰囲気になっていくのが想像出来ます。


ヴァルカナイズド製法のスニーカーは職人により手作業の行程が多くあり、現在主流のインジェクションモールド製法の3倍近い時間と
手間が掛かると言われています。単純に考えると非効率な生産方法と言わざるをえないのですが、
人の手が多く入る事によって、製品の完成度は勿論ですが″味わい深さ″や″雰囲気″の良さは一目瞭然です。
アメリカ製コンバースを必死で買い集めていた頃に、たまに見られたサイドテープのズレなども手作業ならではの偶然の産物で、
今では一つの味わいと捉える事が出来るから物作りはとても興味深く面白いものです。


ソールは滑りやすい甲板の上でも動きが極力制限されずに、作業が出来るという発想で開発された″スペリーソール″を採用。
現在はデッキシューズの代名詞とも言えるディティールで、一目見た感じではフラットなソールなのですが特殊な刃物でジグザグに
切れ目をいれているので、その溝に水が入り滑りにくくなる仕組みです。
街を歩いていてスペリーソールが必要かどうかは別にして、背景がある物というのは身に付けていて何となく気分も
高揚しますし、雨などで滑りそうな場所ではちょっと試してみたくなる時があります・・・(笑)


夏場は素足もしくはアンクルソックスを合わせて足元を軽快に見せる履き方がお勧めです。
盛岡で暮らしていると1年中スニーカーを履けるかというと、そうもいかないので雪が降る季節以外は
履いて頂けると思いますが、海を連想させるスニーカーなのでやはり夏のシーズンに、合う靴かと。
洋服との馴染み具合など、感覚的にしっくりくると思います。

color      WHITE

price      10000+tax

SIZE      23   /   24   /   25   /   26   /   27   /   28   /   29   


ローテクスニーカーのメリットは幅広い服装に合わせられる汎用性の高さだと思っています。
服装を邪魔したり主張をする事もなく脇役に徹してくれるので、良い物を見つけるとつい興奮してしまいます。
今回の″ASAHI”のスニーカーに関しても、ヴィンテージスニーカーを熟知したデザイナーとの共同で製作したモデルですので
スニーカーがお好きな方も、あまりキャンバスのスニーカーを履いた事がない方、どちらにも納得して頂ける1足だと感じています。


足元の選択肢も四季に応じた靴を選べたらより一層出掛けたりする事が楽しめるのではないかと思います。
オールスター型の様なキャンバスシューズはお持ちの方は多いと思いますが、デッキシューズはというと選択肢の幅が狭いと僕自身は
感じていましたので、そういう気持ちの方も少なくないはず・・・
これから気温が上がってくると、デッキシューズの見た目の軽快さが際立つはずですし涼しげな印象を与えてくれるはずです。
夏になったら男性はショーツに合わせて頂きたいですね。
キャンバススニーカーの選択肢の1つとして″ASAHI”が作る″DECK SHOES”是非お試しください。

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