10月16日


the last flower of the afternoon   更待のsmock dress

color      ブラック

price      35500+TAX

SIZE      S     /     M


家を出て川沿いの道を歩き、ある橋の手前で階段を上り、橋の上真ん中まで辿りついたところで
にゅっと橋から頭を出して川を見下ろし、目を凝らす。ここ数日は決まってこのルートで店へと向かう。
橋の上で同じようにしている人が、隣に二、三人いる時もあるのですが、お互い何をしているか分かってる。
今朝はいよいよストーブが必要だと思って、灯油を買いに車で出かけたのですが、自分が立ち止まる箇所より
もう一つ先、下流の橋を渡ったところで、両端に川を見下ろす人、人人。
傍から見ると自分もこう見えるのかと思うと同時に、なんだか朝から和む光景に心があったまる。
鮭が溯上する季節。灯油を買う日々がはじまる。
そして一段と空が澄んで、星が綺麗に見える季節がこれからやってくる。


2018AW 「冬と銀河ステーション」
the last flower of the afternoonより、今季オーダー分すべて届いています。
以前は美しいインディゴと柔らかでさらりとしたガーゼ素材でご紹介した、定番のSmock dressを
今回、別のアイテムで使用していた生地に惹かれ、その素材で作って頂きました。
更にサイズは、SとMの2サイズ展開で。
生地感が変われば、また着た際の身体に伝わる情報も、見た目の印象も全く違って見えます。
フロント部分は四か所、紐で結んで留める仕様。
可愛らしいデザインともとれますが、作業をする時に衣服が汚れても良いようにさらに上に着る、
言わば、上っ張りの様なものがデザインソースとなっています。
ちょっと土っぽさの感じるデザインを素材のイメージに合わせて綺麗に着てみたり、もしくはより
デザインを際立たせるように、デニムやチノでカジュアルに着てみたり。
″衣服に物語を・・・″ そんな素敵なブランドコンセプトの元生まれた服に身を包むのですから、
思いきり創造力を働かせて、自分の好きな着方を楽しんでいただけたらなと思います。


ふっくらと起毛した生地はコットン100%で、厚さは程よく厚みがあって今時期のアウターとしても、
活躍すると思います。肌触りも良く、ほんの少し硬さも感じる生地は、見た目よりも頼もしく感じます。
しっかりとした生地が表現する独特な膨らみやギャザーのシワ、紐を結んだリボンのカタチもはっきりと。
袖口カフスがきゅっと細めなのですが、それ故の袖の形が特に好きです。
ドロップした肩線から入るギャザーも良くて、横から見たり後ろから見たりと、うっとりです。


一気に風が冷たくなり、綿素材のものでは若干冷えるようになってきましたが、セーターはまだ早い?
と悩む今日この頃。起毛した綿は軽くて温かくて今、まさに丁度良いです。
あとは首回りをちょっと温めて。そうすれば、冬の手前までは快適に過ごせると思います。
今日の気分でスカートも靴も黒でまとめましたが、きりっとした黒には、インナーでも小物でも
ちょっと色や柄を入れてみたりするの好きです。普段からそこまで色遣いは多くないのですが
どこかちょっとアクセントになるように、分からない程度にそっと色を添えると気分が良いです。
暗めの色が自然と多くなってきた店内も、どこか色があるとぐっと華やぎます。
ちょっと個性的で、でも機能性のあるスモックドレス。ぜひお試しください。

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