10月17日


MITTAN   JK-07C OCガラ紡ジャケット

color      松煤(別注

price      48000+TAX

SIZE      1   /   2   /   3   /   4 SOLD
※サイズ3・4は完売となっております。

今春夏にオーダーをしましたMITTANが作るガラ紡のジャケット。
自分自身でも春から着用していますが、独特な生地感にすっぽりと包まれる感覚は新しく、
気温の変化の大きい盛岡の春でも、とても気持ち良く過ごす事が出来ました。
愛知県尾州地区に残るガラ紡の紡績機でブランドオリジナルで生地から製作。
コットン55%とシルク45%を掛け合わせた混合素材を使用しているのですが、ウールが入っていないにも関わらず
想像以上の保温性の高さに驚かされました。じっくりゆっくりと時間を掛けて作られる生地は1つ1つの織目に
空気の層が出来ていて、生地の目はしっかりと詰まっているのですが、手触りはふんわりとした柔らかさを持っているのが
大きな特徴です。素材に使用されているシルク自体も夏は涼しく、冬は暖かい素材になるので理に敵っていると言えます。
今シーズンは紺色でも黒でもなく″灰色″が自分の中で気になっていたので、通常は展開をしていない″松煤染め″を使って
ガラ紡のジャケットをロングバージョンとショートの2種類を作製して頂きました。


襟をスタンドにすると左右が自然と重なり合うようなパターンで作製されています。
世界の民族衣装などからインスピレーションを膨らませて、それを元にあくまでも現代服としての提案というのが
MITTANの世界観を作り上げています。見た目はややクラシックな印象があったとしても袖を通すと全く違う印象で
むしろ時代を問わない絶妙なバランスで作られる洋服は、年齢を重ねていっても色褪せないと思いますし
着古しても、継ぎ接ぎしながらでも大切に着たいと思わせる雰囲気を持ち合わせています。


OCガラ紡ジャケットはリバーシブルで着用が可能。
外側にポケット、ひっくり返して内側にポケットと自分自身の好みで変えられるのも面白い仕様です。
肩はラグランスリーブを採用しているので、可動域に制限がなくある程度厚地のものを着てもストレスは殆どありません。
何を着ようかと迷った日に、インナーとの相性を考えずにざっくりと着れる1枚なので汎用性の高さもポイントです。
冬場はインナーを薄くして、ジャケット代わりに着てオーバーコートを羽織るスタイルも良いのではないでしょうか。


袖、裾、衿元は切りっぱなしの仕様ですが、ミシンで処理しているのでほつれたりする事はありません。
袖口は釦などは一切付いていないので、長い場合は何回か捲くって着て貰えれば良いと思います。
ジャケットタイプはお尻が隠れるか隠れないかくらいの長さで、カーディガンジャケットの様な雰囲気です。
これからの季節はセーターとの組み合わせがお勧めで、真冬のコートを着るまでの繋ぎの羽織物として
汎用性の高い1枚になると思っています。

MITTAN   JK-03C OCガラ紡ロングジャケット

color      松煤(別注)

price      61000+TAX

SIZE      1   /   2   /   3   /   4  SOLD
※サイズ3・4は完売となっております。


ロングタイプはお尻がしっかりと隠れる長さに設定。
ポケットが外側にくる方が裏使いになるので、肩口の縫製のステッチが良いアクセントになります。
男性・女性に関係ないデザインですし、サイズも好きな着方によって選ぶような感じになります。
ご家族で兼用するのも良いかと思います。


ポケットを内側使いにすると、ステッチが出ないのでよりプレーンな表情に変わります。
松煤染めは松の煤を原料とした天然染料で染めあげるので、柔らかさと強さを感じる染め上がりが特徴です。
色が浸透するように押し洗いをして頂きましたので、自宅でも何度か洗いをかけてみましたが
色がしっかりと生地に定着しているので簡単には色抜けする事はないと思います。
自分が想像していたよりもムラの少ない綺麗な色に染め上がっていたので、とても嬉しい。
良い色で仕上がってます。


※身長166CMでしっかりとお尻が隠れる長さになります。


MITTANの物作りは、見た事の無いものや触れた事のない生地などが沢山あって脳と肌に様々な刺激を受けます。
それはハイテクな素材などではなく、元々使われていたり現存していた織機を使って独自で生地を開発して
染めたりする事で、付加価値を付け加えながら作製している所にとても惹かれています。
温故知新ではないのですが、古き良きものを現代に落とし込むプロダクトは希少に感じますし
決して柔らかくなり過ぎない、凛とした表情の洋服は袖を通すと背筋がしゃきっと伸びる様な感覚さえあります。
サイズは限られてしまっていますが、想像以上の素晴らしい別注ジャケットに仕上がっていますので
沢山の方に袖を通して頂ければと思っています。

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