10月12日


1960年代後半、ロッキーマウンテンはアメリカ、ワイオミング州のジャクソンホールで産声を上げました。
ネイティブアメリカンの英知が生み出したレザーケープを参考に、継ぎ目のない1枚革を使ったウエスタンヨークを
アイコンとしたカウボーイ向けのウェアが完成。
羽毛布団の様な防寒性・保温性を保証するダウンベストがアイコンになりましたが、1980年代後半に
ブランドは消滅してしまいました。その当時のオリジナルプロダクトを越えるリプロダクトが完成したのは2005年。
現在に至るまで進化を遂げながら、世界中の人々を魅了し続けています。

Rocky Moutain Featherbed    SIX MONTH VEST CLASSIC

color       BLACK

price       29000+tax 

SIZE       9/10 SOLD

color       L.BEIGE SOLD

″SIX MONTH BEST″と名付けられた6か月間着る事を想定して作られている所謂″インナーダウン″のシリーズ。
軽さと暖かさ、ポケッタブルでコンパクトになる持ち運び易さなど、機能性を追求したダウンベストになります。
ダイヤモンドキルトと呼ばれる菱形の形状で、中のダウンはポーランド産のホワイトグースダウンを使用。
ダウンパックは使用せずに直接ダウンを入れる事で保温性と軽さに富んだ1枚に仕上げています。
昨年の冬の寒さを経験して、軽くて暖かい洋服を提案していきたいと思った時に浮かんだものが
アウターとしてのダウンジャケットというイメージではなく、インナーとしてある程度着回す事の出来る
使い勝手の方を優先したアイテムでした。
実際に昨年自分自身で1枚購入し着てみましたが、普段使いは勿論ですが出張に出掛ける際に大いに活躍しました。
メリットとしてコンパクトに持ち運びが出来る点と、一重コートの活躍する幅が大きく広がるようになりました。
1枚挟むだけで保温性はぐっと上がりますし、ナイロン素材を取り入れると見た目の軽やかさが出るのも
また新鮮に感じて頂けるのではないでしょうか。


前開きのクルーネックタイプで、ポケットは左右に付きます。
着丈はすっきりとしたバランスで、インナーの合わせはシャツも悪くないですが、デザインとの相性を考えるとカットソー
セーターなどが好相性に感じます。女性らしいワンピースにさらりと羽織るのも意外と感じる方もいらっしゃるかも
しれませんがお勧めです。


ダウンを専門に扱うブランドだけに、ダイヤモンドキルトと呼ばれる形状にもダウンが偏らずに入れる事が可能。
ロゴなどに頼り易いダウンというカテゴリーにおいて、見た目にも拘った作りの良さが表れていると思います。
外側のナイロンも光沢感の少ない、薄くて張りのある素材を採用しています。


フロントはスナップ釦に補強のテープがしっかりと貼られています。
釦は同系色で控えめに、オリジナルの刻印が入っているものの主張の激しさが無いところも好みです。


コンパクトにして持ち運ぶ際、専用の袋が付いてきます。
丸めてバックに入れておくだけで、遠出する際には安心しますし嵩張ったり重たいアウターを着ずに出掛ける事が可能です。
洋服には色々な側面があるので単に楽をすれば良いという訳ではないのですが、1つの選択肢としてダウンを取り入れる事で
自分のワードローブにもまた違った広がりが生まれ、厳しい気候条件に対しても前向きな装いが出来ると思っています。
先にも記しましたが、一枚中に挟むことで真冬でもウール以外のコートを着ることも出来ますし体温調節も素早く出来ます。
盛岡の厳しい冬を過ごす中で、洋服を楽しむ事よりも優先される事があるという事実は中々変えることはできませんが、
そういった環境の中でもちょっとした工夫や目線を変えることで、気分を晴れやかにしたり心地良く生活できる洋服があるので、
それを少しずつでも提案し続けることが、自分達の役割かなと勝手ながら思っています。
少しずつ季節は冬へと向かう中で各方面から届く暖かい服は、見ていてもそうですし袖を通すと心がほっとしますね。
ちょっと気が早いかもしれませんが、その景色はあっという間にやってくると思いますので冬支度にぜひ。

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