11月9日


JOHN SMEDLEY  WILLA

color         MIDNIGHT  

price         33000+TAX
 
SIZE         XS   /   S   /   M 

color         HEPBURN SMOKE

SIZE         XS   /   S   /   M

店のすぐ近くの大銀杏の木も日に日に紅葉が進み、緑、黄緑、黄、金へのグラデーションが美しく輝いて見えます。
そのうち現れるキラキラのアフロと、その後のイチョウの葉のふかふかな絨毯が楽しみだったりしています。
季節の移り変わりの早さには思わずぶるっと身震いしてしまいますが、毎年変わらずに四季折々の美しい景色に
出逢える瞬間は、少し立ち止まってでも目や耳や肌の五感を研ぎ澄ませて全身で感じていたいなと思います。


店頭では毎シーズン楽しみにして下さる方も少しずつ増えてきた様に思う″JOHN SMEDLEY″のニットが
相変わらず凛とした表情で並んでいます。
秋冬でオーダーしているのは、JOHN SMEDREYが誇る上質なメリノウールを使用したカーディガン。
毎年クルーネックのタイプを選んでいますが、実は毎回異なるフィット感やシルエットの物を選んでいます。
今回セレクトしたのは新しく展開された″WILLA″というモデル。
身頃はややゆとりがあって着丈がすっきり短めなBOX型シルエットは、今まで展開してきたJOHN SMEDREYの
どのモデルよりも良い意味でクセが無く、個人的にも好きな形でした。


着用モデル身長166cm size M
高身長でもバランスが取り易くロング丈のワンピースやスカート、ワイドなパンツなどに合わせるのにも
丁度良い身幅と着丈。それでいて小柄な方にも着易く感じるシルエットだと思います。
サイズ選びに関しても展開する型によって毎回悩むのですが今回はXSからMまでの3サイズ展開にしています。
身頃がややゆったりな分Mサイズでも程よく余裕があるように感じます。M・Lぐらいのサイズ感。
ただし腕周りに関してはそこまで広くは無いので、中に厚地の物を着ると窮屈だったりもたつきが出てしまうので
インナーは着てもシャツなどの布帛で滑りの良いものか、薄手のカットソーなどをお勧めいたします。


首元は正統派なクルーネック。きゅっとした詰まり具合も絶妙です。
釦は留めずに前は開けっ放しで羽織る様な感じでラフに着るのも好みで、シャツワンピースやノースリーブの
ワンピースなど合わせるのも良いなと思いますし、写真の様にハイネックやモックネックのニットなどに
さらりと合わせるのも素敵だなと思います。
普段使いにはちょっと緊張してしまう・・・という方も多いのですが、今回選んだ″WILLA″の特徴としては
所謂JOHN SMEDREYが得意とする30ゲージのきめ細やかな糸よりも、少しだけ太さのある22ゲージの糸を使用。
滑らかさと共にぎゅっと詰まった質感は見た目にも表れていると思いますが、袖を通した際に
より強くしっかりと感じていただけると思います。
ですので、丁寧に扱うに越したことはないのですが、自分達も自宅で洗濯もしていますし思っていたよりも
気兼ねなく普段のカジュアルな服に合わせて着ているので、着てみたい気持ちがあれば勿体無いと思わずに
ぜひ一度、極上のとろける素材に袖を通してみていただけたらなと思います。


2世紀以上に渡りハイゲージセーターの最高峰として、英国生産で作り続けられているJOHN SMEDREYのニット。
シンプル且つミニマムなデザインで、ここまで気品を感じるセーターは中々出逢う事は無いと思ってしまいます。
繊細でありながらも気取らず、日常着として生活に取り入れる事の出来る側面をきちんと合わせ持っていて
「人が着る」ことを前提に、素材に拘りそして人の手による仕上げの技術を保持し続けたニットメーカーだからこそ
今もこうして、その物の良さに共感して手にしてくれる方が多いのだなと思います。
休みの日やちょっと体が疲れている時など、肌触りの良い洋服を着て過ごしていると、その日1日がとにかく穏やかで
リラックスして過ごせたり、気持ちの部分での満足度が高いセーターになるはずです。
是非、一度袖を通して頂きたいと思っております。何度見ても素晴らしいセーターです。

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