11月29日


今シーズン、rasikuが提案したいと思っていたセーターがシェトランドセーターの中でも毛足が
もじゃもじゃっと起毛した″シャギードッグセーター″と呼ばれる保温性がより高いとされる1枚。
今回初めて展開するニットメーカー″Shetland Woollen Co.″はシェットランド諸島に1970年代から
2000年代初頭まで30年近くシェトランドセーター専門店として早くからシャギードックセーターを
扱っていたショップでしたが、現在は閉店。ショップは無くなりましたが、現在も生産はシェットランド島で
行われており、当時のオリジナルレーベルとして復活しました。
展示会で見た際に、やっと自分が想像していたシャギーセーターに出逢えたと思って興奮したのを覚えています。
表面の毛足が長く如何にも動物のようなムクムクっと見た目で、糸がぎっちりと密に織られている事、
チクチクせずに軽くて暖かいという物を求めていたのですが、全ての条件にぴたっと当てはまるセーターでした。
シャギードッグセーターの成り立ちは、元々漁師達が保温性と海からの海水を少しでも弾かせる為に
スコットランドの国花であるアザミの棘を使い表面を引っ掻く事で空気の層を作り機能性を高めたとされています。
現在は薬品を用いて起毛をさせたり様々な手法が用いられていますが、Shetland Woollen Co.は
オニベニバナ(アザミの一種)の球果を乾燥させたものを専門のマシーンに取りつけて表面を起毛させています。
昔ながらの製法を守り続ける事によって、抜群の保温性と着心地を体感する事が出来ます。
冬の寒さから少しでも身体を守る為に、自然から恩恵を受けるカタチで植物を用い、創意工夫によって
シャギードッグセーターは生まれ現在に至るまで、沢山の人に愛用をされ続けています。

Shetland Woollen Co.    Crew Neck Cardigan

color       Medium Grey

price       25000+tax

SIZE       XS     /     S

color       Tudor

SIZE       XS     /     S

デザインはクルーネック・ベスト・カーディガンの3種をセレクトしましたが、先ずは丸首のカーディガンタイプ。
サイズ展開はXS・Sの2サイズのみで、女性に提案したいと思ったカタチになります。
フロントに釦のみのシンプルでミニマムなカーディガンは、インポートらしい潔いデザインに惹かれてセレクト。
時期によってはアウターカーディガンになるくらいの保温性があり、汎用性の高さもポイントです。
色目は着回しの効くグレーとはっきりとしたカラーで目が奪われるレッドの2色展開。
丸首のデザインを最大限活かすのであれば、インナーはシャツ合わせも良いですがクルーネックやモックネックなどの
カットソーが特にお勧めです。ベージュやネイビーのコートを着た際にインナーにちらりとレッドを覗かせると
着合わせの巧さを感じるのは私だけではないはず・・・
汎用性で選ぶのも良いですし、思いきって明るい色を着るのもお勧めです。


袖を通して先ず感じる事は、しっかりとした肉感のあるボディと軽さに驚かされます。
ぎっしりと詰まった暖かなセーターもありますが、そのモノ自体が重かったりするので懸念する方もいらっしゃると
思います。シャギードッグセーターは空気の層で保温性を高めているので考え方が全く違う製法になります。
シルエットは良い意味で野暮ったさが残るボックス型で、袖周りがゆったり設定されているのでインナーとの相性を
考えずに着れる点も◎です。着ていればセーターなので毛玉も出来ますが、元々のボディが起毛しているので
あまり神経質にならずに済むのではないでしょうか。


裾・袖のテンションはきつ過ぎず丁度良い設定。
釦はボディと同系色の大き目の猫目釦がフロントに8個付きます。
釦裏はテープでしっかりと補強をされているので、開け閉めを繰り返しても負けないしっかりとした作りです。


私達も早速セーターを着ていますが、特に寒い日に自然と手が伸びる冬の主役の1枚と既になっています・・・
軽くて暖かいというのが、年齢を重ねるにつれて良さをしみじみと実感していてShetland Woollen Co.を着た事で
シェットランドセーターの奥深さと面白さをより実感出来るきっかけになりました。
色んな事が物凄い速さで進化し続けていく世の中ですが、自然界に生きる動物や草木に備わっている特性を理解し、
獣毛の美しさを最大限に生かしながら保温性を高める事に特化したセーターの製法をこれからも途絶えること無く、
後世にも受け継いでいって欲しいなと思える、そんな素晴らしい1枚だと思います。
クルーネックとベストはまた後日にご紹介をしたいと思いますので、どうぞお楽しみに。

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