2月11日


FilMelange    GEOFF

color        GINGER

price        23000+tax

SIZE        3    /    4    /    5

朝家を出て、中津川の遊歩道を歩いていると、肌で感じる温度はいつも通り冬なのですが草の青っぽいほ仄かな匂いを
感じる事が出来ました。毎日同じような風景でも少しずつ変化があって、五感を研ぎ澄ましていると小さな喜びや感動が
あちらこちらに転がっているんだなと感じる散歩道でした。2月も何だかあっという間に過ぎ去りそうな予感です。
FilMelangeから、今時期からでも即戦力になり得るコットン素材のニットベストが届いています。
展示会で手に触れた時はシャリ感があって麻を使っているのかなと思ったのですが、素材は綿100%で作製。
麻素材を使用すると、どうしてもニット全体の重みが増してしまい着用を繰り返しているうちに伸びが出てしまいます。
麻特有のシャリ感を表現する為に「蒟蒻」を使ってコットンの糸にコーティングする事で、麻に似た風合いを出す事が
出来る上に、糸自体が強くなるので伸びも出ずに型崩れがし難いニットに仕上げる事が出来ます。


表面は凹凸のある畦編みを用いて、裾には「矢振り」と言われる切替しのデザインを入れる事で繊細且つ立体的な
表情を生みだしています。昨年もニットベストを展開していたのですが、今季の″GEOFF”はシルエットを大きく変更。
ゆったりとした身幅に着丈が伸びて、リラックスした着心地になっています。
※178CM 体重63キロ  着用サイズ4 


インナーにはカットソー・シャツどちらでも納まりが良く、ニットならではの伸縮性のある着心地は
肌寒さを感じる日や、コーディネートに少し物足りなさを感じた時などに持っていると重宝すると思います。
カラーは汎用性の高い″NAVY″と、アクセントとしてお勧めしたい″GINGER”の2色を選びました。
僕自身は色に対して抵抗が年々薄くなっていて、特に明るい色目は気分を大きく変えてくれるので
似合う似合わないと先入観で決めつけすぎずに挑戦して頂けたら嬉しいです。
特に春先は冬の重たい空気を入れ替える為にも″GINGER”の様な目を惹く色を取り入れると気持ちが明るくなりますし
ネイビーやブラックのコートやジャケットからちらりと色を覗かせるのもお勧めです。


FilMelange自体はカットソーを得意とするブランドですが、ニットの完成度も毎シーズン素晴らしいと思っています。
今シーズンはニットの産地として有名な山形県にある熟練したニッターさんにお願いをして作製。
カットソーとの一番の違いは、カットソーは平面的な見た目に対してニットは立体的で動きのある美しい表現が可能。
″MEDE IN NIHON″に拘り続けるブランドとしての姿勢と物作りを感じて頂けるのではないでしょうか。
ベストに関しては、提案するブランドが限られている事もあり沢山の選択肢は出す事が出来ませんが
それでも展開数は多い方だと思いますので、ぜひ多種多様なベストを探しにいらしてください。
FilMelangeのベストに関しては何といっても素材感が際立ちます。
袖を通すと簡単にはへこたれない編地の強さ、それに対して切替し部分のデザインとしての美しさの
全く異なる2つの感覚を味わって頂ければと思います。

color        NAVY

SIZE        3    /    4    /    5 SOLD


汎用性を考えるとネイビーのニットベストはワードローブに1枚は持っていても良いアイテム。
春と秋のシャツ1枚では肌寒さを感じる季節に、がぼっと重ねるだけで体幹の温かさが別物になりますし
コットン素材であれば季節を問わないので使い勝手が広がるのではないでしょうか。
ニット素材のベストとカーディガンは、本当に良いと思えるモノは案外少ないので感覚が合うなと感じた際には
少しだけ無理をしてでも手に入れておいて良いと思います。
気候と気温が不安定な季節(特に春先の様な気温差が大きい時期)に着れるアイテムは持っていて損はしません。


痒い所に手が届くという表現がぴったりで、一度着ると病み付きになるベストは手放す事の出来ない存在になるはず。
重ねるだけでだらしなさが軽減されるというのも良さだと感じていますし、ニットならではの上品に見える雰囲気を活かして
畏まった場所や食事に着て行くのもお勧めです。まだまだ厚手のコートやアウターが手放せませんが、内側から少しずつ
春の装いを意識した着こなしをし始めるの良いのではないでしょうか。

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