3月25日


LOCALLY    ginghamcheck stole

color        red/ivory

price        27000+tax 

SIZE        100×185 SOLD

あちらこちらで桜の開花を知らせが届いていますが、今朝も積雪&氷点下そして午後は強雨な盛岡です。
去年のBLOGを振り返ると、4月半ば過ぎまで灯油を買ってたようなので、この寒さや気温差なんかも
まだもうしばらく続きますでしょうか。
先週の定休日があまりに気持ちの良い春の気候だったので、冬に着倒したニットなどもケアして
あとはケースに仕舞う手前の状態までもっていったのですが、なんだかまだ着そうな予感がして
ただ場所を移動してニット山になったまま・・・。春、遠し~!
そんな訳で同様にウールのストール類もまだ衣替えできていない状態ですが、巻物もコットンやリネン素材が
少しずつ並びだすと、店内の空気や服にもふわっと軽やかさが生まれます。
秋冬でも大判ショールタイプが好評だった″LOCALLY″から届いたギンガムチェックのストールも
色・生地感ともにいきなりがらっと変わり過ぎずに、ゆっくりと、でも確実に春へと誘ってくれるような
そんな見た目と風合いが好みでセレクトしました。


春になるとなぜギンガムチェックが気になる・着たくなるという方・・・きっといるはずです。
いえ、決して春限定という訳でもなく好きな柄なのですが、春の初めに一度盛り上がるというか
暖かくなってきてウキウキする気持ちに合う柄なのかなと勝手に思っています。
今回選んだのは、赤すぎないピンク混じりの赤と真っ白ではなくアイボリーのギンガムチェック。
顔の近い部分に合わせる物なだけあって、明るい色がある事で顔映りが良くなったりもしますし
黒や紺、グレーなどトーンの落ち着いたベーシックなコートに秋冬は同色で組み合わせていたところを
色もしくは素材を変えただけでも見た目も気分も俄然変わってくると思います。


「布を着る」がコンセプトなだけあって、幅の広いストールは肩に掛けて背中まですっぽり覆われるため
コートの上からでもコートを脱いだあとでも、無地のカットソーにさらっとでも。
ストールでありながら、一枚服をプラスで持ってきたかの様に本当に出番が多いです。
少し前までは、大判なストールはうまく巻けなかったり嵩張るからと、敬遠されることも多かったのですが
不思議とその垣根も今ではすっかり低くなり、巻く事以外にもバリエーション豊かに身に付けたり、
取り入れる方が増えてきたように感じて、嬉しく思います。

広げると布面積の大きさがよくわかります。
縦にすればそれこそ人ひとりすっかり隠れてしまう長さだったりするので、まさに「着れる」布です。
LOCALLYの布地は素材にもよるとは思うのですが、大きさの割に扱い易いというか、とても気楽です。
巻いた時のふっくら感が程良く、顔が埋もれるほどふかふかしないですし、それでいて使い込んでいった後も
しょぼんとしたり縮んだりもせず、適度なボリューム感は保ったまま風合いはハリとしっとりが混ざった気持ち良さ。
自宅で洗濯も出来ますし、巻物というよりも布地として見ると使い道の幅も広がるので、気が付けば年柄年中
身近なところでも、意外な場面でも重宝するアイテムのひとつではないかなと思います。

color        black/ivory SOLD

色違いは癖の無い万能カラー、black×ivory
今回の柄と配色で決め手だったのが、チェックがギンガムチェックであったことと真っ白ではなく
生成っぽい色に柔らかい赤と黒のチェックだったというところ。
あと、ちりちりっとしたフリンジも良い。
比較的馴染のある柄ですし、生地もコットンリネンなので多少ハリもあって柔らかい印象になり過ぎず
どちらの色も男性女性問わず、さくっと身に付けていただけるのではないかなと思って選びました。


今日は完全にウールな巻き物に逆戻りでしたが、風は冷たくても日が暖かく差しているような日には
ふわっと軽く空気を纏ったようなストールが心地よく感じられると思います。
一枚の布が、ストール・コート・ジャケット・カーディガン・ひざ掛け替わりにと何役も努め、変幻自在です。


春の安定しない気候に合わせたコートを探すのはなかなか難しいですが、ストール類は時期的にもこれから
夏まで使える物が多くあったりしますし、実際自分達も旅や出張などえ行く際には欠かさずバッグに忍ばせて
気温調整したり、長時間の移動の際にもとても重宝します。
春コート替わり・・・とまではならないかもしれませんが、一枚アウターを手にするのと同じくらいに
実用性を兼ね備えたストールだとは思いますので、ぜひ連休前にお気に入りを探してみては如何でしょうか。

3月24日


MITTAN    レイヤードバッグ 大

color      濃紺

price      21000+TAX

SIZE      42×35×13 SOLD


僕が最初にMITTANの展示会を見に行った時(恐らく3年前くらい)から気になっていたトートバッグ。
いつもオーダーしようか迷いつつ、いい服が多くて予算的になかなかバッグまで辿り着けずにいました。
秋冬よりも春夏シーズンの方が、ハンドル部分の長さが肩に掛けやすく使い易いと思ってオーダーをしました。
バッグとしての機能は勿論ですが、どちらかと言えば何かを運ぶ為の道具にも見えるデザインで
ハンドルや底のステッチワークは、時間の経過と使い込む事で機能としての本質が垣間見れると思います。
柔らかな表情と何処か凛とした空気も合わせ持っていて、MITTANならではの作り込みの良さは言うまでもありません。
今回選んだカラーは″濃紺″で、確か2シーズンくらい前だったと思いますが″藍″では出しきれない″紺色″を
作りたいというデザイナーの想いから、化学染料を使って製品染めする事でムラの少ない紺色を表現。
僕自身の中では良い意味で″冷たさ″を感じる色で、同じネイビー系でも、藍とは全く違う印象を受ける色だと
思っています。雰囲気があったり、特別なオーラを纏っているような服装に持っていても良いですが
僕自身は何てことのないカジュアルな服装にさらりと合わせるくらいが素敵だなと思っています。


素材はペルー原産のタイプライター生地(コットン100%)を使用。
タイプライター自体は春夏のシャツに良く用いられる素材の1つ。
勿論1枚だけでは強さが出しきれないので幾重にも重ねる事で、素材に厚みと強さを持たせる事により実現しています。
裁断する際にもあえてハサミを使わずに手で裂いて、切りっぱなしの部分をそのままデザインに落とし込んでいたりと
普通に考えると平面的に見えそうなバッグを、ここまで立体的に魅せる手法があちらこちらに散りばめられています。
負荷の掛かり易い部分にはミシンステッチで補強、見た目は刺し子にも似たような手仕事を感じさせる温もりある
表情に仕上げています。その中でもハンドル部分の運針の細かいミシンステッチはとても迫力があります。


内側は両面にインナーポケットが付きます。
1つのポケット、もう一方は2つに分かれたポケットの合計3つのポケットが付くので、
機能性に関しても申し分ない仕様だと思います。


ハンドルの長さは薄手のジャケットを羽織って、男性がギリギリ肩に掛けられるくらいに設定。
女性だとより肩掛けがし易くなると思います。気温が上がって装いがシンプルになればなる程に
バッグの存在感がより際立ちそうですし、コーディネートに何処か物足りなさを感じる時などにも
アクセントとしてバッグを取り入れるのも良いのではないでしょうか。
僕自身は白いカットソーに麦わら帽子を被って足元はサンダルでリラックスし
このトートバッグを持っていたら・・・きっと素敵だろうなと勝手に想像を膨らませてしまいます。


rasikuの店内には帆布を中心にレザーやナイロンと言った様々な素材のバッグを展開しています。
バッグは大好きなアイテムで、服装と同じでその日の気分や行く場所によって変えていきたいと思うので
こうして違う種類のモノが増えると、出掛ける事がより楽しくなるきっかけの1つになると感じています。
折りたたんで小さく持ち運びも出来ますので、これから季節が巡りより気持ちが良くなってくる中で
旅行などに行く際にバッグの中に詰めて、街歩き用に持って行くのも良いのではないでしょうか。
素材自体も軽く機能性もきちんと合わせ持っているので、きっと出番の多いバッグになるはずです。
MITTANは洋服も素晴らしいですが、同じくらい魅力的なグッズが時折店頭にも並んでいますので、
店内を探してみてください。

3月23日


TATAMIZE   WORK CAP

color      BLACK

price      6500+TAX

SIZE      M    /    L

color      NAVY

SIZE      M    /    L
TATAMIZEのアイコンとして合理的且つ唯一無二のデザインが支持され続けている”WORK CAP”
rasikuでもTATAMIZEのお取り扱いがスタートしてから、欠かさずに展開しているアイテムの1つ。
そこにあるだけでちょっと気になる不思議な存在感、頭を絞めつけ過ぎない絶妙なフィッティングが特徴で
被り易いという表現ともちょっとちがう、誰にでも似合うとか、シンプルな作り・・・そういう物でもなく。
ただ、気になって気になって、気になった人は大体最終的にその帽子を被っているという帽子。
はじめから馴染む素振りはなく時間と共にある程度被り慣れてきたと思えた時から、その人の顔に溶け込んで
個性を引き出すような存在になっていると思います。
カラーはブラックとネイビーの定番という位置づけで作られている2色。
サイズはM・Lの2サイズ展開で、Mサイズは女性にもお勧めです。

TATAMIZE   WORK CAP NEW

color      GREY Carp

price      6500+TAX

SIZE      M    /    L

color      BROWN CORD

SIZE      M    /    L


今シーズンの新作でリリースされた”WORK CAP NEW”
見た目の雰囲気は然程変わりはないのですが、被り心地はまた別物のように感じます。
被るというよりも頭の上に置くようなイメージで、被り方の自由度がより増した印象を受けます。


裏側はロックミシンで処理をして、よりと見た目の軽さを追求したデザインを採用しています。
偶然に生まれたアンバランスさをそのまま活かす事で整い過ぎていない歪さが面白かったり、
完ぺきではない空白の部分を埋め合わせる事や、洋服との組み合わせ方を試しながら”物”と”自分”との距離が
少しずつ縮んでいく時間の経過を楽しんでいただきたいです。
被った瞬間のインスピレーションも大事ですが、その先にある何かを掴むために想像力を働かせるというのも
TATAMIZEの作るWORK CAPならではの楽しみでもあります。


中畝のコーディロイは、がっちりと男臭い服装をした時に中和するイメージで合わせると良さそうです。
ブラウンにオレンジを混ぜたようなニュアンスカラーは、色数のそう多くない服装の中にあると派手過ぎず
なかなか良い色ですし、グレーやベージュ系のシャツなどに合わせると素朴で渋い色目が引き立ちます。

color      BROWN PARAFIN

price      6500+TAX

SIZE      M    /    L

color      NAVY PRAFIN

SIZE      M    /    L


もうひとつ選んだ生地はコットンパラフィンのNAVYとBROWNの2色。
見た目からも経年変化が期待出来る生地は、被って洗ってを繰り返してご自身の好みの質感た色合いに
仕上げてください。
僕自身が帽子が好きで中でもワークキャップが好きなので、そればかりの偏った品揃えをしていますが
店頭で被ったことがないという方が、挑戦しようと思って購入して頂ける姿を見ると純粋に嬉しいです。
帽子に関して言えば着るもの以上に恥ずかしさや照れがあると思うので、分からない感覚に対価を払うというのは
簡単な事ではないというのは想像が出来ます。自分自身も20代の頃は頑なに帽子を被っていなかったので
今でこそほぼほぼ無くなりましたが、苦手意識の感覚的な部分はとてもよく分かります。
今は単純に、楽だったり日除け用だったりも含め帽子の道具的な良さも服装の広がりも知ってるのでお勧めしますが
無理のない程度に、物は試しと思って挑戦して頂けたらと思います。
TATAMIZEの新しいワークキャップもとても良い仕上がりですよ。
是非お試しください。

3月21日


FUJITO   WIDE SLACKS

color    NAVY

price    20000+TAX

SIZE    30    /    32    /    34

color    CHARCOAL

SIZE    30    /    32    /    34

FIJITOがここ数シーズン作り続けているパンツで、店頭でも好評なモデル″WIDE SLACKS″
程良くゆとりを持たせたワイドシルエット、打ち込みの良い綾織の生地にしっかりと洗いをかけて、ダブルの始末など
随所にブランドらしさを感じさせるディテールを随所に織り混ぜながら、気合が入り過ぎずにリラックスして穿ける
汎用性の高いパンツに仕上がっていると思います。
綺麗目に振り過ぎず、綿ポリ生地のチープな雰囲気ではない、程よい感じのスラックスを見つけるのはとても難しく
素材がウールや化学繊維になれば選択肢はある程度広がるのですが、コットンはなかなか納得のいくものに出逢えません。
デニム・チノ・軍パンのカジュアルに特化した服装以外に、綺麗目という選択肢を広げてくれるスラックスの存在は
1本ワードローブに持っていると重宝するのではないでしょうか。


フロントは全てスナップボタンの仕様。
ワンタック入りでセンタークリース入りの納品ですが、苦手な方はお洗濯を繰り返すとクリースは抜けてくるので
好みに合わせてプレスをきっちり入れたり、あえて洗いざらしのままという穿き方も良いと思います。


お尻周りは立体的なシルエットを構築する為にダーツを入れて。
平面的ではなく身体のラインに添うパターンを取り入れる事で、特に後ろから見た際の野暮ったさが全くありません。
ジャケットに革靴を合わせるスタイルにも違和感無く溶け込む、守備範囲の広さも特徴の1つです。
裾はダブル(5CM)幅と、カジュアルなパンツの中では大胆な処理をしています。
好みが分かれる部分かもしれませんが、厚地の生地をダブル5CMで仕上げる事でアクセントとしても一役かっています。
丈の長さが合わない場合にはお直しも可能なので、ご自身でこんな感じで穿きたいというようなイメージがあれば
違う丈のバランスにすることも出来ます。


シルエットは癖が無く、裾にかけて綺麗なテーパードを描きます。
お尻からワタリに掛けてゆったりとしていて、股上も深く設定されているので穿いた時の窮屈さは一切ありません。
素材は肉厚でしっかりとした張りとコシのあるコットン生地は、通年を通して活躍するパンツだと思います。
パンツが綺麗目なので、スウェットにスニーカーといった合わせでも、だらしなく見えないのも好みです。


ネイビーのジャケットに革靴を合わせれば、何処に行っても恥ずかしくない様な服装も楽しめますので
行く場所によって使い分けをして頂きたいです。綺麗目に着る場合にはセンタークリースをビシッと入れると
ちょっとした事ですが雰囲気良く仕上がるのでお勧めです。


カラーは″NAVY”と″CHARCOAL”の2色でご用意しております。
お手持ちの洋服とのバランスを考慮してお選び頂ければと思います。
見た目は地味に映るかもしれませんが、持っていると便利なパンツになるのは間違いありません。
ちょっとした打ち合わせや会議の場、食事会などにも対応出来ると思いますので、いざという時の1本として
ストックしておくのも、このパンツに関してはありだと思います。
CHARCOAL 32INCH以外は揃っていますので、是非実際に店頭でご試着して頂きたいです。
在りそうで無い、とてもお勧めのパンツです。

定休日のお知らせ


明日20日(水曜日)は定休日となっております。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

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