5月13日


SEA SALT    DOLMAN SLEEVE COAT DRESS

color        F.BLUE

price        42000+tax 

SIZE        1 SOLD


まだまだ八重桜や枝垂れ桜が見頃だったり、春っぽさは感じるものの日中の日差しは初夏!
いつも通る道沿いの野草など、今朝の散歩のときにもう腰の高さまできてる!と驚いていたのですが
その後また店まで行くのに同じ道を歩いたら、さらにもう2㎝ぐらい高くなったような気すら・・・笑
それぐらい草や木や花が日々成長して景色が移り変わり、外を歩くのがとても楽しい季節です。

昨年の夏とてもとても大活躍したSEA SALTの夏の服。
昨年がファーストシーズンだったので今年はよりブランドの持ち味を活かして、なかなか出逢うことが
ないであろう引き寄せられるように美しい草木染の服や、上品且つ繊細でうっとりするくらい夏に相応しい
清涼感漂う服を展開したいと思って選んだ数々。少しずつ店頭に並んでいます。
最初にご紹介するのは、ちょうど今時期くらいからインナーは様々変えながら纏っていただけるコートドレス。
民族衣装をイメージしたドレスは、衿元と内側のウエスト位置にリボンが付いている脱ぎ着の楽な羽織タイプ。
コートドレスなので、コートともまた違うジャンルに位置するこのアイテムは着こなしのバリエーションも豊富で
ただ羽織るだけでも気分良く、これから季節が進むにつれどんどん薄着で一枚でさらっとした着こなしばかりに
なってくる分、こういった余白を埋める一枚が在るか無いかで装いは大きく違ってくると思います。


首元のリボンをきゅっーと引っ張って締めるとギャザーが寄って首の開きが詰まるデザイン。
スモックにも似た首元のデザインはその物だけを見ると、なんだか可愛いイメージが勝ってしまう事が
多いのですが、基本的には着方や組み合わせ次第でがらりと全く違った見え方にもなると思っていて
あとは単純に生地感などでも、服の持つ雰囲気や空気感は変わってくると思います。
着こなしの部分で言えば、リボンを締めたり結ばずに前をオープンにして着たり、インナーも首元が
UネックやVネックなど開いているデザインを合わせたり、それだけでも結構印象は変わります。
また素材の部分では、コットンとリネン50%・50%の生地を用いたことにより、縦糸に使用したコットンの
ムラ糸本来のふっくら感やきめ細やかな毛羽立ちと、麻のさらっとした涼やかな風合い。
それらを混ぜ合わせる事で、やわらかくなり過ぎずに着た際にすっと爽やかな風を感じさせるような、
凛とした雰囲気も漂わせる服に仕上がっていると思います。
そういった事も含め、デザインと生地感にプラスして着方の部分で服そのものの印象は変化すると思いますし
それを自分で探したり、発見するのも服の面白さだなぁとつくづく実感するのです。


袖付けはドルマンスリーブなので、横から見るとすっきりとして見えますが脇下部分などは
ゆったり余裕を持たせたデザインになっています。
中に着るものも、中肉カットソーぐらいでしたら袖にも干渉せずに着こむことが出来ますし、
肩幅や身頃も、sizeは1となってはいますが体型も問わずに着ていただけるデザインです。
あまり横に膨らまずに身幅をすっきりとさせたい場合には内側ウエスト部分に付属している
リボンをフロントで結ぶと、ボリューム感も抑える事が出来ます。
コートとしての一面もありますが、完全なアウターというよりは室内で羽織っていても気にならない
カーディガンのような羽織でもあり、そしてワンピースの要素もある。
自由度が高く、その日の気分や感覚で手に取るようなアイテムなので着る頻度も人其々違うと思いますが
ポケットなど最小限の機能性があると不便さは感じないですし、Tシャツ一枚などラフな服装などにさっと
羽織るだけでサマになる軽い羽織はバリエーションがあればあるほど、いざという時活躍します。


このバックシルエットは実際着ていただくと分かりますが、惚れ惚れします。
そしてベーシックな色とも迷いつつ、今回妙にぐっと惹かれてしまった綺麗な色目。
ラベンダーよりももう少し薄くて明るくて、藤色にちょっとだけ紫を足した感じの色。
白とも黒とも相性が良いので、インナーはベーシックな色だったら大体マッチしますし、
服でも小物でも良いと思いますが、綺麗な色同士で組み合わせたりキラキラっとしたアクセサリーを
身に着けたりも、夏ならではの楽しみではないかなと思います。


SEA SALTの服ははじめは見慣れないカラフルな色が目に飛び込んできて、その次にデザインや素材に
触れてリラックス感であったり、力みのない上品さを感じてくださる方が多いのですが、自分たちが
一番思っているのは、こんなにも繊細に作りこまれた服でここまで控え目で慎ましい服は中々無いですし
着ないと分からない部分が多すぎて、とても伝わり難い分、着た人にしか分からない良さが詰まっている。
ということ。誰にでもというよりは着た人が色や素材から何かを感じて、気持ちが元気になったり穏やかに
ハッピーに過ごしてもらえたら、それ以上のことは無いなと思います。
改装して明るくなった窓から差し込む光が、とてもよく似合うSEA SALTの服をぜひ体感してください。

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