5月23日


-maku textiles-

maku textiles(マクテキスタイル)は2012年よりスタートした、インド・コルカタ発の手仕事布ブランド。

長きに渡り受け継がれてきたインドの手仕事布の世界。
それらを構築する伝統的な織りや縫い・丁寧な染色の技法を磨き続けることによってインドの手仕事布の
伝統と技術、そして職人さん達の日々の暮らしを守り持続させていくこと。
ただ服を作り・売るというブランドではなく、そのすべての営みを脈々と続けていくということが、
maku txitilesの活動の源となっています。

MAKU     藍染ピンタックドレス

color      インディゴ

price      42000+tax 

SIZE      L


CALICOの展示会ではじめて目にしたmakuの服。
彼らが得意としているカディやジャムダニ織りといった生地と美しい藍染の世界観に一瞬にして
引き込まれましたが、何よりも驚いたのはその手仕事の繊細さとデザインセンスでした。
それまでは伝統的なインドの布を用いたものづくりに対するイメージは、鮮やかな色彩であったり
エスニックな柄など、その土地の匂いが強く表現されたものなどを想像していました。
手に触れているその服が現地のデザイナーによるものだと聞いて、その素材と染色を限りなく尊重し活かした
シンプル且つ美しさが際立つ洗練したデザインに、静かに激しく興奮を覚えつつ、国を越えても通じ合える
物づくりをされている方々がいる事の素晴らしさに改めて感動しました。


ジャムダニ織りの柔らかで気持ちの良い素材に、淡いブルーの藍染。
爽やかな色目ですがデザインはガーリッシュな切り替えと、胸元と背中には「これは・・・」と
思わずその手間を想像して、ため息が漏れそうになるくらい細やかなピンタックが惜しみなく。
makuというブランドが大切に紡いでいるインドの手仕事がフルに注ぎ込まれたかのような一着は、
見応えも着ごたえも?十分な、それはそれは心躍るワンピースです。


ジャムダニはベンガル地方に伝わる縫取織りの技術とその織りを用いた布の事をいいます。
ワンピースの所々に散りばめられた花もしくは雪の結晶の様なモチーフ。
小さな模様は一見刺繍の様ですが、模様の部分だけ緯糸を切り替えることで独特な織り柄が
微かに浮き出たり、色によっては透けたりしているのがジャムダニ織の特徴。
そんなきめ細やかで可憐な生地に丁寧に藍染を重ねたとなれば、心ときめかずにはいられません。
生地自体は薄手で着心地も非常に軽いため、長袖でも全く暑さを感じさせないですしむしろ直接
日が肌に当たるのを防いでくれるので、夏こそ大活躍の一枚になるだろうと思います。
デザインには贅沢ピンタック以外にも、切り替えのギャザーも実は必見。
可愛いらしいという印象を持つ方も多いとは思いますが、だからこその良さもあると思うのです。
透けるのを防ぐことも兼ねて、色の濃い(黒や紺など)涼しい素材のインナーパンツなどを重ねたり
足元に写真の様な革靴を合わせる事で柔らかさに上品さがプラスされたり、反対に思いきりラフに
スニーカーやサンダルを合わせて爽やかな着合わせであれば、案外バランスが良かったりするのです。


背中部分には小さな包みボタンがひとつ。
ヨークはまた違うストライプ柄の生地を繋ぎ合わせていたりと、ピンタックの細やかさについつい
意識が飛んでしまいますが、引けを取らないパターンの多さに気付いた時には嬉しさだったり色々な感動が
混ざり合った感嘆のため息が・・・。
そして丈の長さ故、より気がつかない方も多いかもしれない裾部分には補強にもなるステッチワーク。
どこを切り取っても、人の手と時間をかけることでしか生み出すことのできないの本当の意味での手仕事と
インドの伝統を大切に思う気持ちが詰まったmakuの服。
あまりの素晴らしさに熱っぽくなってしまいましたが、着ていただければそれだけで十分に肌が其々の良さを
受け取ってくれると思います。
急激に気温が上昇しそうな週末。涼やかな服が揃っていますのでぜひ足をお運びください。

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