トートーニー 靴の受注会②


今日も開店からトートーニーの靴を今回こそはと目掛けて来ました・・・という沢山のお客様にご来店頂き
神田さんがフィッティングをし、お客様が色々ご質問されたりしている姿を見る事が出来て、とても嬉しい気持ちで
あっという間な一日を過ごしていました。
残り3日間ありますので、今回はオーダーをするという所まで至らなくてもフィッティングだけでも試して頂き
履き心地とデザインを両立させた革靴を体感してもらえたらなと思っています。

今シーズンから新しい取り組みとして「WORK」と名付けられた、新型の底材を備えた革靴がラインナップに加わりました。
よりタフに履く事が出来、路上の条件が多少悪くても気を使わずに歩いたり動ける機能面を重視した革靴を・・・
という思いで作製された1足。1年以上前に、たまたま浅草のアトリエでお逢いした際に「WORK」のファーストサンプル
として見せて頂いた事があったのですが、その時は自分の中では正直ピンときていなかったのがリアルな感想でした。
神田さん自身もアウトソールを付ける事によって機能性は格段にアップするのですが、それと引き換えにすっきりしていた
アッパーとコバの繋ぎ目の見え方が大きく損なわれてしまい、デザイン面での落としどころの難しさを仰っていました。
僕の感想も全く同じで、華奢な革靴に強い厚みのあるソールを取り付ける事でのデメリットの方が大きすぎるのではないかと
感じていて、無理をして取り付ける必要はないのではないかと言ってしまおうかと思ったくらいでした・・・(笑)
それでも、神田さんからは機能とデザインの2つのバランスの良い落とし所を目指して改良していきますと
力強い言葉を聞けたので、新しい「WORK」の仕上がりを僕自身が一番楽しみにしていたのかもしれません。


それから細かな部分の修正を何度も何度も繰り返し行う事で、最初に見た時とは見違える程、コバの張り出しが
ギリギリの最小限の長さに抑え込まれていて、トートーニーの革靴らしさが失われずに”VIBRAM SOLE”の迫力も
すっきりと納まっていて、より汎用性の高い革靴に仕上がっていると感じました。
アッパーの素材は色々と選択肢はあるのですが、強さのある”キップ”とのコンビネーションにする事によって
冬にも対応出来る革靴になりますし、北東北のハンディギャップをカバー出来る1足になるのではないでしょうか。
ビジネスのシーンにも対応出来るように、コバの色はヌメ革からブラックにも変更も可能で
更にソールを繋ぐグレーのクッション材もブラックに統一出来るので、ワントーンの革靴にも仕上げられます。
色を統一する事でよりすっきりとしたフォルムに見えてくるはずです。


ソールに使用されている”VIBRAM SOLE”は、登山用のシューズに良く見かけるソールメーカーの1つで
凹凸がありグリップ力があり、耐久性にも優れているので、タフに長時間履く事を前提に靴を選ぶ方には断然お勧め。
昨日紹介しました今まで展開していたゴムのソールタイプを履いていて、もしソール交換したいと思った際に
今回リリースされた”VIBRAM SOLE”にも変更は可能ですので、ご自身のライフスタイルと靴との付き合い方によって
選択肢の1つとしてお選び頂きたいです。
僕自身も2足目として、冬でもガシガシ履ける革靴が欲しいと思っていた所でしたので、外羽のプレーントゥをベースに
素材はキップで¥、ソールは”VIBRAM SOLE”、コバなどを全て黒でオーダーをしようと考えている所です。
冬場の出張や旅行に行く際に、黒のオールコンフォートシューズを持っていたら洋服との合わせがより良くなるだろうと
色々と想像を膨らませています。

トートーニー  PLAIN TOE (VIBRAM SOLE仕様)

color      BLACK(キップ)

price      69000+TAX      /       74000+TAX

SIZE      21CM~24CM            25CM~28CM


トートーニー  PLAIN TOE BOOTS (VIBRAM SOLE仕様)

color      BLACK(キップ)

price      76000+TAX      /       81000+TAX

SIZE      21CM~24CM            25CM~28CM


トートーニー  STRAIGHT TIP 

color      BLACK(キップ)

price      80000+TAX      /       85000+TAX

SIZE      21CM~24CM            25CM~28CM

価格に関しては通常のゴムソールよりも抑えれることも”VIBRAM SOLE”のメリットの1つ。
僕自身も今年で8年目の冬を迎えるのですが、雪が降り積もる道路状況が良くない地方都市できちんとした見た目で
履き心地の良いレースアップシューズタイプの革靴を探すのは至難の業だと思っています。
特に男性であればカジュアルな服装に合わすことが出来て、且つビジネスの場でもカバー出来るとなれば
ある程度の価格を出したとしても十分に満足して頂ける1足になると思いますし、アフターケアもきちんとして頂ける
作り手さんなので長い目で見て愛着の湧く革靴を手にして頂きたいです。
明日まではデザイナーの神田さんもお店に終日立たれていますので、フィッティングを含めて新しい1歩を踏み出して
みては如何でしょうか。歩くことに対しての意識が変わる革靴です。是非。

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