1月10日


TEMBEA   BAGUETTE TOTE

color     藍渋 

price     18500+tax

SIZE     24.5×42×13 SOLD


TEMBEAの染めシリーズのバッグは、お取り扱いをはじめてから毎シーズン欠かさずに展開をしてきました。
染めシリーズと言ってもずっと同じものを展開している訳ではなく、その時々でラインナップが変わったりも
しているのですが、いつもどういう訳か気にならずにはいられない。必ず良い!と思うものに出逢ってしまいます。
今シーズン新たに新色としてリリースされたのが「藍渋」
通常のインディゴ染めに比べると一層深みのある色合いで、店頭に並べているだけでもその明るいとも暗いとも
言えない、不思議な色は一際存在感を放っています。
染め上げる前のイメージとして「エメラルドグリーン」という色を表現する為に、先ずはインディゴでしっかりと
紺色に染め上げます。そこから更に柿渋染めを施す事で、奥行きと渋みが増したブルーへと変化を遂げています。
今時期からでも活躍するバッグですが、もう少し気温が上がって白のシャツが気持ち良く着れる時期などに
合わせて持ったら素敵だろうと想像を掻き立てられるカラー。


光の当たり方によって、色の見え方も違う。青が強いときもあれば、柿渋の茶色がはっきり見えるときも。
染めているから惹かれるという訳でもないのですが、帆布のフレンドリーな印象だったりカジュアルな雰囲気が
染色されることによって知らなかった帆布の顔に気付く・・・のが好きなのかもしれません。


TEMBEAの代表格とも言える、BAGUETTE TOTEは唯一無二の形だなと、今までもこれからも手に取る度に
そして使うたびに感嘆の声を漏らすのだろうと思います。
真ん中より少しずれた位置に設けられたワンハンドル。
はじめて見る方はなぜ?と不思議そうにされますが、実際に肩に掛けていただくと、身体とバッグの納まり具合や
持ち方までもが自然にすっと使っていたバッグかのように馴染むというのを実感できます。


自分達もサイズ違いで幾つか使っていますが、季節が進み服装が軽やかになればなる程合わせたくなるバッグで、
シャツやカットソー1枚で出掛けられる様な時には無意識で選んでしまっていたりします。
蓋やZIPなども付かないシンプルな佇まいだからこそ、気兼ねなくどんな場所へも持ち歩きたくなり
目的もなくプラプラ歩くのにも軽やかで良いですし、途中で野菜など見つけて買ったりしても容量はばっちり。
ポケットもつかないので、必要な方はポーチで中のものを小分けしたり、お気に入りのハンカチや手拭で
目隠ししたりと好きに工夫していただけたら。
機能性が最低限でも、持つ人の考え方と使い方次第で、その物がより素敵に活き活きと見えたりしますし
日常生活の中で道具の様な役割を果たしてくれる存在になって貰えたら嬉しいですね。

TEMBEA   CLUB TOTE MEDIUM

color     藍渋

price     24500+tax

SIZE     37×35.5×17 SOLD


同じ色目でもう一型オーダーしたのは、より容量の大きな2WAY仕様の”CLUB TOTE MEDIUM”
こちらもrasikuでは欠かさずに展開し続けているモデルです。
ZIPなどのパーツは使用せずに、シンプルかつミニマムに設計をされたハンドル・トートバッグ。
肩に斜め掛けした時の長さが絶妙で、アジャスターはあえて付けずに全体の納まりを優先した作りになっています。
外ポケットは1つ付きますが、インナーなどに吊りポケット類は一切なく、モノを入れて運ぶという事に特化していて
もしかすると使い始めは少し不便かなとも思う方もいらっしゃるかもしれません。
機能的なバッグはそれはそれで良さがあるのですが、それとは逆にシンプルな作りのバッグは自分自身で中を埋める楽しさを
感じて頂けるはずです。どちらに偏るでもなく、その都度使い分けが出来るのがベストだと思います。


ハンドルの長さはコートを着て持つと、肩に掛けるのは難しいです。
Tシャツやシャツ1枚でしたら問題なく肩掛けが可能。
見た目の大きさはありますが、あまりに荷物を入れ過ぎてしまうと上部に蓋がある訳ではないので防犯面で気になって
しまうかもしれませんので、程ほどに入れて使う事をお勧めします。


バッグ自体だけみると存在感抜群ですが、洋服と合わせてみると、また少し違った印象に映るのではないでしょうか。
rasikuでも染物シリーズは人気の高いアイテムで、モノとしての美しさに惹かれる方が多いように思います。
プロダクトとして量産される冷たさと、人の手を介して染められるバッグの交差する部分に僕自身も魅力を感じますし
TEMBEAのバッグは使い続ける事でより一層風合いも増しますし、更に良さが際立ってくるのではないでしょうか。
春先が似合うと散々書きましたが、案外、冬の寒い時期に持つ帆布のバッグも良いものです。ぜひ。

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