4月12日


susuri    キグナスドレス

color     DARK NAVY

price     50000+TAX

SIZE     1


今日も風はスーッと澄んでいてとても清々しく、朝から部屋の空気を全て入れ替えてすっきりと。
お店に着いてからも、窓を全開で掃除を入念にしてからの一息ついた際に飲む温かな飲み物は別格に美味しい。
このまま順調に気温が上がって装いも気持ちも軽やかになれば良いなと思いながら、いつも通りオープンしました。

susuriから見るからに雰囲気抜群の、縦にずらりと並んだ釦が特徴的なシャツワンピース、キグナスドレス。
時期を遡れば卒業・入学などの式典行事や、フォーマルな場面でも着られるイメージでセレクトした一着。
展示会で見た際にあまりに綺麗な艶なので化学繊維もしくはシルク糸などの混紡素材かなと思ったのですが、
実際はコットン100%の生地でした。
表面に光沢があり日常着としてはやや緊張感のある素材だと思うのですが、月夜のような静けさと美しさがあり
デザインを見ればドレスという程、そこまで大袈裟に振り過ぎない絶妙な塩梅が素晴らしい。
着方や合わせ方によっては、十分に普段着としても取り入れられる懐の深さを感じて頂けると思います。
個人的には、いざという時に着る様の洋服という括りで、激しく着過ぎずにワードローブの良い場所にセットし
もし急に予定が入った時なども、安心できるなと思います。
普段そういった機会が多くないので、自分のイメージする綺麗目の洋服を探すのは案外難しかったりします。
先行投資ではないですが、持っていて心強いカジュアルからフォーマルにも対応の利く1枚ではないでしょうか。


susuriの洋服に用いられる生地は100%ではないのですが、毎シーズン殆どがオリジナルで作製したもの。
キグナスドレスに使用されているコットン生地は、糸の段階でフシを毛焼きする事により表面のつるりとした
質感を実現し、強撚糸にすることでドレープ感の美しさと強さを持ち合わせたファブリックを下支えしています。
またドビー生地を作る際に用いる織機を使い、ヤブレ組織という特殊な織り方で圧倒的な存在感を放つ
生地を作り上げています。洋服において生地が全てとは思っていませんが、良い生地を使って仕立てられた洋服は
純粋に見た目のオーラであったり、ハンガーにかけてディスプレイしておくだけでも佇まいが違うように感じます。
素材の良し悪しは愛着を持って長く着続ける理由の1つにもなるでしょうし、高揚感もプラスされるはず・・・


デザイナーの発想として「新しいクラシックを模索したカタチ」という言葉がぴったりと当てはまるように
古臭いイメージは一切ないのですが、首元のデザインや肩回りの作りなど新旧が織り交ざって新しいカタチへと
落とし込まれているのが良く分かります。
時代の流れにも独自の舵の切り方で突き進みつつ行う丁寧な物作りで、その中でブランドの核となるイメージを
曲げずに、且つ柔軟に表現しているのがsusuriの洋服からはいつも感じます。
デイリーウェアとは少し異なる洋服と捉えていますが、けれど重なる部分もあるのが良さだと思っています。


着合わせはあえて、普段から良く穿いている黒のパンツに靴はコンバースのスニーカー。
ストレートに世界観を表現するのであれば黒の革靴などを合わせてパリッとした印象で着たいですが
クタクタのスニーカーに組み合わせても違和感はそれ程なくて、イメージに囚われ過ぎない自分がこうしたいと思う
自由な着こなしも良いのではないかと思っています。


肩の作りは比較的コンパクトですが、動きを制限されないように背中に細かくダーツを入れて可動域を確保。
ブランドのアイコンにもなっている背中のループもアクセントになります。
特に背中のデザインは美しさが際立っていて、惚れ惚れします。
お洗濯も気にせずタフにがしがし着れるデイリーウェアと、カジュアルな中でもすっと背筋が伸びるような洋服。
どちらも外せない2つの要素と組み合わせが服装の幅を広げてくれますし、天気や気温、逢う人や行く場所によって
自分なりに選択肢がもてる様になると、洋服を着る楽しさは格段にアップします。
どんな服装が落ち着くかや、少しだけ緊張感があった方が何かと捗るなど、服による効果も場面や人によって様々です。
しなやかな強さと、揺れ動く可憐さを合わせたドレス、ぜひご堪能下さい。

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