4月25日


JUJUDHAU  TUCK PANTS

color     CHINO NAVY

price     24500+TAX

SIZE      F SOLD


今季、JUJUDHAUからリリースされたボトムの中で、個人的一押しは新型の”DUMPY LONG PANTS“ですが
rasikuで根強く好評なモデルで、継続して展開しているこちらの二本をまとめてご紹介いたします。
先ずは今まで展開されたボトムの中では、良い意味で一番普通に穿ける安心型の”TUCK PANTS”
シルエットの癖もほとんど無く、フロントタックが良い塩梅で小奇麗さをプラスしてくれます。
さり気なく裾にかけてすこーしだけ太さを削って、すっきりまでとはいかない普通で絶妙な裾幅が
JUJUDHAUでは在りそうで無かったので、逆に新鮮にも感じられるという不思議。
あと、先日ある方とのやりとりから一致したのが、使用される生地によってハリ感や落ち感が異なる為、
同じモデルでも同じパンツに見えないという、驚きがあるということ。
ですので、出来るだけ実物を見ていただきたいという気持ちと、それが叶わない方にも想像がし易い様に
生地感やシルエットについてお伝え出来たら良いなと思います。


恐らく、今季はこの生地を用いたアイテムを一番多くオーダーしたのではないでしょうか。
何度かBLOGでもご覧いただいているチノ素材。ぎゅっと目が詰まっていて適度な厚みでハリのある生地は
長い季節にも対応出来て、生地に光沢感があることで見た目もラフになり過ぎずに穿けるのも良い。
特にボトムは真夏を除いて、あまりに柔らかであったり繊細過ぎると穿く機会を選びすぎてしまうので
なるべく日常的に穿けるような、ある程度タフさの感じられる生地のものを選びたいと思っています。


JUJUDHAUのパンツに関しては、作り的に激しい動きや可動に対しそこまで強い補強がされてはいないので
多少動きには気をつけて頂く場合がありますが、歩いたり座ったりなど何気ない日常生活においては
気兼ねなく穿いていただけますし、型崩れもし難いです。
ウエストが総ゴムでヒップからワタリにかけては、包み込むようなまったくストレスの無い穿き心地で
且つただゆったりさせてる訳ではなく、何度も言ってしまいますがシルエットが絶妙なのです。
中でもこのTUCK PANTSは、やり過ぎ感の無い程好い太さとタックによって生まれる立体感のある表情等、
色んな点において総じて丁度いい。と言うところが良さであると感じます。

JUJUDHAU  MONPE PANTS

color     CHINO NAVY

price     22500+TAX

SIZE      F SOLD


もう一つは、JUJUDHAUのお取り扱いをはじめた時から既にラインナップにあり、
店頭でも、今まで何人のお客様に選んでいただいただろうと思うほどのロングセラーアイテム。
ワタリとお尻回りはゆったりとさせてストレスの無い履き心地で、裾にかけて綺麗なテーパードさせたシルエット。
ワンピースなどの丈の長いアイテムと組み合わせた際に、丁度良いバランスに納まるのが◎
ウエストのイージーな仕様も、ついつい手に取って穿いてしまう理由です。


レングスは身長166cmが穿いて、丁度9.5分丈からギリギリ10分丈位の長さに納まります。
裾に溜まりが出来るよりも、すっきりと穿く方が”MONPE PANTS”の良さを最大限に引き出してくれると思います。
季節的にも、もう少しの我慢で素足でサンダルやフラットなレザーシューズなども視野に入ってくるので
ちょっとした軽さを出しながら穿くのがお勧めです。


今日ご紹介しましたJUJUDHAUの2種類のパンツは、あれば毎日でも穿きたくなる様なワードローブの中心に
くるような存在になるはずです。普段使いから旅・出張などに行く際にも長時間穿いていもストレスになり難い
パンツは重宝するのではないでしょうか。素材・色共に今シーズン選んだ生地の中では抜群の使い勝手の良さです。
とてもお勧めのパンツです。是非。

4月24日


FUJITO   B.B.CAP

color    NUT BROWN

price    11000+tax

SIZE    FREE SOLD


朝は暖かな日差しを感じる時間もありましたが、BLOGを書き始めようと思ってたタイミングで
急に冷たい雨がパラパラっと落ちてきました。陽が陰ると室内にいても急に肌寒さが増すので、
一日中からっとした天気の中で日光浴して過ごしたい・・・そんな想いが募るばかり。
太陽が出ているだけでも、随分と心と身体が解放されるような気がしています。

FUJITOが定番アイテムとして作り続けているツバが長く真っすぐに設定をされたベースボールキャップは
時間の経過と共にリピートして下さるお客様が増えてきていて素直に嬉しい。
春夏のシーズンは素材をより軽快にしたものを2種類リリース。インディゴリネンはシンプルなカットソーの
装いに程よいアクセントになりますし、NUT BROWNは綿麻素材を用いる事で茶系特有の見た目の重さを軽減。
どちらも甲乙つけ難いカラーで、個人的にはブラウンの深くて強さを感じる色味に心惹かれています。


8枚剥ぎの総裏仕立てで、ツバの裏地には光沢感のあるグリーンの生地とのコンビネーション。
カジュアルな装いと綺麗目な装い、どちらも提案しているブランドならではの生地使いと裏地に至るまでの
縫製の良さを実感して頂けると思います。
個人的にとても気に入って被っている理由として、深過ぎず・浅過ぎず設定をされた被り心地の良さが挙げられます。
深過ぎると野球部のような井出達になりますし、浅すぎると被り心地がイマイチになってしまうので
その丁度中間くらいのイメージで、見た目の格好良さと被り心地の良さとが両立されたデザイン。
サイズの調整もレザー×真鍮のアジャスターで、好みのフィッティングを変えられるのもポイントです。


帽子を選ぶ際に似合う似合わないで判断される方が殆どだと思うのですが、身に着けるものなので
当然そういった視点になるのは否定しませんしあるかと思います。これは自分自身にも言える事ですが、
帽子で言えば、その帽子を本当に被りたい!と思うかがとても重要。サイズの問題で合う合わないはあれど
似合っているかどうかは、とにかく身に着けた時間がものを言います。似合うというよりも慣れるという
ことで解決する場合の方が多いような気がしています。
店頭で接客をしていても、今まで帽子を身に着けた事がないという方が、最初の1歩を踏み出して以降
無くてはならないアイテムになったという方が何人もいらっしゃいます。
これから太陽の陽射しが強くなる季節に、帽子はそれを防ぐ道具という意味においてもとても重要。
折角であれば機能性を持ち合わせていて、自分自身が気に入ったものを身に着けている方が心地良い時間を
過ごせるのではないでしょうか。FUJITOのキャップはツバも長く、日差しをしっかりとガードしれくれますよ。

color    INDIGO

price    11000+tax

SIZE    FREE SOLD


ナットブラウンはコットン55%・リネン45%の混紡素材を使用。
インディゴはリネン100%でくたっとした質感とシワの出方が特徴的です。
どちらも経年変化を期待出来る素材で、使い込んでより生地に風合いが増したキャップもまた良しです。
アイスブルーに色落ちしたデニムに何てことのない白もしくはグレーのTシャツ。
シンプルだけれども、自分なりに洋服を考えながら着ているのが伝わる服装に合わせると、ちょっとした遊び心が
プラスされて全体の雰囲気がぐっと増すはずです。


こんな風にキャップのブログを書いていますが、帽子が好きになったのは自分のお店を持つようになってから
なので8年位になるでしょうか。それまでは頑なに被らずにいたのですが、洋服の一部としてさらりと
取り入れている方の姿を見ていると被らずにいるのは勿体ない気もしたりして、似合わないという勝手な先入観に
負けていたようにも思います。今ではほぼ毎日という位身に付けていて、過去の自分は何に囚われていたんだろうと
不思議な気持ちになる位、僕のワードローブには無くてはならない存在のものが幾つもあります。
帽子に限らずですが些細なきっかけで、そんな風に思っていただける方が一人でもいてくれたら良いなと思い
帽子も展開をしていますので、もしトライしてみたいと思う方や、リピートで色違いや素材違いをという方に
選んでいただければ嬉しいです。

4月23日


homspun   ワイドスリーブギャザーOP

color     ブラック

price     29000+tax

SIZE     M SOLD


雨が降ったりやんだり一瞬晴れたり、なんだか移り気でパッとしない天気が続いている盛岡ですが
玄関を出て一呼吸目、はぁっと吐いた息が白いのだけは、もうそろそろ終わりにしたい。
一歩踏み出してすぐにポキッと心が折れる音が聞こえるくらい、寒いのは今、心身ともに堪えます・・・。
みなさまもご自身の体調に耳を傾けて、どうぞ無理せずにクローゼットからウールの服や巻物、
厚手のもの取り出して暖かくしてお過ごしくださいね。(まだまったく衣替えも出来ていません)

袖と両サイドの腰の位置に、何やらヒラヒラパタパタとはためく・・・。
見た目はちょっと不思議でありユニークでもあるのですが、着たときにその不思議だった部分が
ぱっと可愛さとなって花開くようなイメージのギャザーたっぷりのワンピース。
ラックに掛かっているだけでは全貌は掴み切れず、いざ着てみると成る程~と思わず声にでるほど
homspunらしいパターンの秀逸さと、デザインの妙が光る一枚です。


フロント、特にバストより上には釦やタック、切り替えもなくすっきりシンプルな井出達。
首はやや詰まったクルーネックで、手を広げると肩から袖まで直線的なラインを描きます。
幅の広い袖の脇下はスリットになっているため、腕の可動域は広くなります。
手を下ろすと二の腕が隠れるくらいの袖の長さになるので、見た目的にも一枚で着ても安心ですが
動作によっては脇下が覗くので、アンダーウェアに+何か一枚インナーを着て頂くのが良いです。
ギャザーがたっぷり寄せられたウエストはゴム仕様になっていて、着方はお好みでアレンジ可能。
ハイウエストにして胸や背中部分にちょっと膨らみを持たせて着るのも良いですし、小柄な方にも
着丈の調整が出来て、長い丈でもほんのり着易くなるかと思います。


素材はハリ感のあるコットン100%のブロードで、薄手ながらもしっかりと存在感があります。
強さと同時にしなやかさもあり、横から見た際にボリュームのある袖や
袖と同様にスクエア型にデザインされたポケットも、それぞれが自由にドレープしたり
パタリと折り畳まれたりと、その都度見える表情が違うのではないかと好奇心までも掻き立てられる
デザインのユニークさに、とにかく魅了されてしまいます。
先にも書いたように、着丈はMサイズが125cmと長めの設定になっています。(Sサイズが115cm)
着用写真ではウエストは落して着ているので、ハイウエストにすると膝よりもう少し下から
スネの真ん中あたりまでの長さになると思います。


首の後ろに小さなループ釦が一粒きらりと、黒いワンピースにアクセントとして光ります。
釦の下は結構大きくスリットが入っているので、やはりキャミソールやタンクトップなどの
透けずに見えてもOKなインナーが必要になるかもしれません。
もちろん中に合わせるのは長袖のカットソーや、薄手のタートルなどでも袖も嵩張らずに着れますし
あえてボーダーなど柄物で、ボトムにはデニムや軽めのイージーパンツを合わせるのも良いですね。
足元とアクセサリーなどの組み合わせ方次第では、綺麗目な装いとしても重宝するはずです。
春から夏の移り変わりの時期は、気温によって服の素材にも悩みますが
パリッと光沢感を纏った生地はきちんと見えますし、そして何よりお洗濯などの扱いも気兼ねなく
ご自宅で出来るので頼りがいも十分です。

color     ブルー

price     29000+tax

SIZE     M SOLD


今回はブラックとブルーの二色をセレクト。
どちらもきりりっと真っすぐなお色で、それがデザインにもマッチしていて素敵です。
ブルーは少し光が当たって鮮やかな色に映っていますが、もう少し黒味が入ったような濃い青色が
実際の色の印象かなと思います。
さらさらっとした不快感の無い肌触りと潔いブルーのワンピースは着るだけで爽やかな気持ちに。
出来る事なら、晴れた空の下で清々しい風と新緑の匂いに包まれながら陸を自由に歩き回りたい!
そんな日を思って、お家の中で過ごす時間が長い分、何といっても部屋着でいるのが楽ですが、
服装を変えることで気分転換にもなると思うので、気分だけでもスカッとしていただけたら嬉しいです。


homspunらしい大胆かつ計算し尽されたパターンを用いて、女性らしい曲線的なラインを描くワンピース。
袖を通すだけで様々な部分にはっとさせられるディティールが満載で、1つ1つ動きを確かめながら自分なりの
着方を考える楽しみがあるのではないでしょうか。
今日も1日ストーブ付けっぱなしの凍えるような寒さで、春服を想像するのは私でも難しかったのですが、
なんとか暖かな春の日差しを想像をしながら、心はぽかぽかさせて過ごしていきたいと思います。

定休日のお知らせ


明日22日(水曜日)は定休日となっております。
どうぞよろしくお願いいたします。

4月21日


JUJUDHAU  METAL BUTTON VEST

color     VINTAGE FABRIC

price     59000+TAX

SIZE      M

花曇りの少しだけ暖かな朝。
5時頃から一羽ではなく数羽のウグイスに起こされ、30分くらい早起きができました。
昨日お餅屋さんで買ったツヤツヤの餡玉とお茶をいただいて、掃除と洗濯をゆっくりと済ませて出勤。
毎日見慣れた道でも何かしらの変化があり、今日は色んな鳥を見かけたり大イチョウは雄花がふっくらと
開いてきて中に小さな葉が見えたりと、近所でたっぷりと自然を堪能しました。

さて、今日はいつもとはほんの少し角度を変えた商品をご紹介。
過去にセレクトをした服で、個人的に今の方がより気分に合うなぁと思うものが幾つかあります。
少しマニアックなアイテムの並びにはなりそうですが、僕自身の中ではものを見たり選ぶ際には出来る限り
フラットな状態で、ブランドタグに惑わされずに客観的にというのを心掛けています。
何年か前に選んだものですが、着合わせを考えたりディスプレイしてみると佇まいや雰囲気は色褪せず、
むしろ選んだ時より良さはぐっと増して見えたりもして。


先ずはJUJUDHAUで展開されたヴィンテージラグを用いたベスト。
記憶の中ではリリースされたのは2012年もしくは2013年の秋冬だったと思います。
確か無地のものが4色、ヴィンテージファブリックを使ったものが3種類くらい並んでいて、
その頃はお店をオープンして間もない事もあり、ヴィンテージの生地が放つオーラには惹かれたものの
この価格のベストを販売する勇気と自身が持てずに無地のものをオーダーしました。
弱気だった自分を後悔したのは言うまでもありません・・・(笑)
その時に1着茶系のヴァージンウールのものを購入して着ていたのですが、何年か経っても頭の片隅には
もう一つのベストの残像が残っていて、あまりに気になり過ぎて展示会に行った際にそっと尋ねてみると
数枚だけストックしているとの事。その場で早速見せて頂き、気に入った3枚をセレクトさせて頂きました。
1枚は自分用に。もう1枚はいつも来てくださっているお客様の手に渡り、最後に残った1枚。


このベストが作成された背景はデザイナーの南埜さんご夫妻がネパールへ行った際にヴィンテージのラグを
数枚購入したものを解体して仕立てたものになります。
機能性を重視したり汎用性を求めたりという服とは別の視点で、プロダクト寄りの工芸品を身に纏う感覚
と言うと伝わるでしょうか?
僕自身の中では着る事で気持が豊かになったり、お守り代わりではないですが、機能面よりも作用の部分を
感じる数少ない洋服の1つ。時期的にも今が丁度良くシャツの上に釦を留めずにさらっと羽織るくらいの
着方が心地良い。シンプルな洋服を多く持っているので、クセのあるベストをたまにコーディネートに入れると
色や柄の持っている力を肌で感じることが出来て、洋服の奥深さと面白さの神髄に触れている気がします。


釦にも1つ1つ手彫りで描かれた模様があり、一筆書きで「永遠」という意味を示しています。
今年目標としていたネパールへ行く事が出来、現地の空気を吸って街をブラブラ歩いたり食事をしたりも含めて
改めてこのベストの持っている力や本当の良さに気付けた気もしています。
着用出来る期間とタイミングはそう多くはありませんが、体系が大きく変わらない限りは着続けるであろう
一着になっています。流行りとは無縁の唯一無二のベストを纏ってみませんか。

PATAGONIA  WIND SHIRTS

color     迷彩

price     19000+TAX IN

SIZE      M    /    L

続いて、こちらもルックスにパンチのあるジップアップタイプのジャケット。
近頃は近代ミリタリーと言われている、2000年代のミリタリーアイテムを良く目にするようになりました。
3年前くらいに仕入れたアイテムで、アウトドアブランドとて絶対的な地位を確立しているパタゴニア社が
アメリカ軍の精鋭部隊向けに納入をしていた数少ないアイテムの中の1つ。
デジタルカモは迷彩の種類の中でもマニアックな部類に入る柄ですが、普段穿いているデニムやチノパンなどに
合わせて、インナーは綺麗目なシャツや鮮やかな色目などを組み合わせると、想像以上にしっくりときます。
柄に柄を合わせるのもありだと思いますし、雨の日のレインジャケットとして持っておくのもお勧めです。
撥水性を確かめてみましたが、流石ミルスペックをクリアしているだけあって何も残らずに水は落ちていきます。
見た目のインパクトで着難い雰囲気がありますが、袖を通してみると印象が大きく変わると思っています。


このジャケットが今の気分に合う部分として、ゆったりとしたサイズ感が何よりも良いなと。
レイヤードをする事を前提に作製されているので、身頃・腕周り・着丈も長めに設定をされています。
現在ストックをしているサイズはMサイズとLサイズですが、MでL位・LでXL位のサイズ感がありますので
あえてサイズを上げてジャケットとコートの間くらいの着方をするのも良いのではと感じました。
特に後ろの丈感が前丈よりもラウンドして長く設定をされていますので、ジップブルゾンにありがちな
中途半端にシャツのテールが出てくる心配もありません。


袖口はゴムが入り、両腕にポケットを完備しています。
軍物なので多少のオーバースペック感は否めませんが、それはオリジナルならではのご愛敬。
2000年代前半に作られているので、シルエットなどは現代的で着難さは一切ありません。
見た目もハイテクな部分と、野暮ったさがミックスされた絶妙な落としどころだと感じています。
例えば白いシャツに色落ちしていないデニム、緊張感のある革靴を合わせて、この辺りのジャケットを羽織るのも
一癖あるコーディネートが楽しめるはず。毎日袖を通したくなるようなアイテムではないかもしれませんが、
迷彩柄は気分によって手に取りたい日が出てくるので、1枚ワードローブに忍ばせておくのと良いですよ。


希少になりつつある”MADE IN USA”の洋服。
生産国に関しては段々と執着心は薄れてはきていますが、けれどその国のアイテム(洋服に限らずですが)を
自国で生産するのは大切な事ではないかと思う部分もあります。ですが個人的にはどう着るのかに洋服の面白さを
感じているので、癖のあるアイテムを如何にしてさらりと取り入れるかを楽しんで頂けたら嬉しいですね。
このジャケットは新品の状態で仕入れていますのでデットストックになります。

RUSSELL  CREW NECK SWEAT

color     GREY

price     10800+TAX IN

SIZE      XL(実寸M程度) SOLD

がっちり着丈が縮んで歪なカタチのVガゼット付きのクルーネックスウェット。
この強制的に縮んだ短い丈を逆手にとった着合わせが良いなと思ってセレクトをしたアイテム。
僕が着ると少し小さく感じるので、普段SサイズもしくはMサイズ位を着ている方にお勧め。
クルーネックのスウェットは好きで色々とセレクトしていますが、チャンピオンやラッセルなどの
アメリカを代表するブランドのアイテムは、古着屋さんに行くと無条件に気になります。
現代のプロダクトの方が圧倒的に質も高いですし、シルエットなどの綺麗さは一目瞭然。
ですが、この時代にしか出せない愛嬌みたいなものを感じるのは僕だけではないはず。。。
古いものと現代のプロダクトを絶妙に組合わせた着こなしがマッチした時は、してやったりというか
いい歳になっても自然とにやけてしまいます。
新品・古着とどちらに偏ることなく、同じ目線でモノを選び続けていければと思っています。


自然な杢調のグレーが好みで、着丈の長いシャツを合わせてメリハリのあるコーディネートをするのも良いのでは。
少し古臭い印象もありますが、HATSKIデニムなどのシルエットを重視したアイテムと合わせて着ると
全体のバランスが取り易く感じるのではないでしょうか。


素材は裏起毛で、状態は古着レベルでは普通くらいにあたると思います。
しっかりと生地も縮みきっているので型崩れなどは起こり難いですし、チープな印象もまた良いです。


たまに自分の中のアンテナに引っ掛かった古着類もレギュラー・ヴィンテージと区別せずに並べたりもしますので
洋服の幅を広げる要素と思って頂ければ嬉しいです。rasikuに並んでいる洋服も、殆どのデザイナーは古着などを
しっかりと通ってきて、何周もされている方ばかりです。新しい物には新しい価値が宿っていてそれにはそれの
良さがあり、古い物にはその時代背景にしか出せない雰囲気やオーラがあると思っています。
全てを同じモノとして見る事が出来て、フラットに感じ取れる感覚が出てくると洋服選びはより楽しいものになると
僕は信じています。

NEPAL    VINTAGE RAG MAT

color     STRIPE

price     9800+TAX IN

SIZE      47×58(フリンジを含まずに) SOLD


最後はネパールの買い付けの際に、何枚かハンドキャリーで持って帰ってきたヴィンテージラグを切ったマット。
数枚購入していましたが残りが1枚となりました。
使い方は其々にあると思いますが、イメージし易いのは玄関やソファ、ベッド等の足元に敷いたりなど。
サイズも中くらいなので、部屋のちょっとした場所に使いやすい大きさではないでしょうか。

歩いていていて、ラグが飾ってあったので気になり2階に続く階段を登ってお店に入ったのですが、
店主なのかお客さんなのか分からないけれど、店主らしき人と挨拶を交わして店内を物色。
すると、先ずお茶を飲むか?とその店主さんが聞いてきたので、朝ごはんを食べたばかりで要らないよと
断るも、それでも強引にお茶を奢るから飲め、何を飲む?と。
トイレが近くなるのが気になり、極力飲まずに過ごそうと思っていたのですが、お茶文化のあるネパール。
甘いお茶をご馳走になりながら色々と話を聞いて、選んだラグは全て50年くらい前の手織りのものだと。
そのお店に並んでいる数あるラグの中でも、雰囲気の良い物は当たり前ですが価格もそれなりでした。
とても気さくなおじさんで、日本のどこから来たのか?や息子さんが日本の大学(大阪)に行ってるんだよ。
と教えてくれたり、ちょっとおまけもしてくれたりで、最初はすこし戸惑ったけど楽しい時間でした。
小さなマットは自分達用に、今は椅子に敷いて使っています。
JUJUDHAUのベストと同様に色合わせが特徴的で、ぎっしりしっかりとしたウールで超高密度に織られいて
ただ何となく部屋に置いておくだけでも絵になるのではないでしょうか。

いつものBLOG感じとは変えて色々とご紹介してきましたが、今これだけモノが溢れる程ある時代に
其々の価値観で数ある中から選ぶというのは簡単そうで難しい。
僕自身の経験で言えば、何度も何度も失敗をしながら前に進んでいくことが、やっぱり無駄では無くて
一番近道だと思っています。
全然イメージとしないものを手にするのも買い物の醍醐味ですし、段々と距離が縮んで仲良くなるものも
沢山あると思います。そんな経験は何かを手にする所から始まると思いますし、良い事もそうでない事も
全て含めて自分自身の財産になってくれると思います。

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