7月5日
SOWBOW 蒼氓シャツA(半袖)
color WHITE
price 19000+TAX
SIZE 1 / 2 / 3 SOLD
color LT.INDIGO
price 23000+TAX
SIZE 0 / 1 SOLD
今日も重たいグレーの空模様ですが、中津川の鮎釣りが解禁になり朝早くからこの日を待ち詫びていていた
釣り人の姿からその活気が伝わってくるようでした。
おとり鮎を付けた長い釣り竿を垂らす光景は盛岡に夏がきたことを感じさせる景色の1つで、街中にも関わらず
透き通った清流の川ならではで個人的にはとても好きな光景。
ずっとこの景色に触れて来た方にとってはもしかすると当たり前の日常かもしれませんが、毎日この川沿いを
歩く度にとても贅沢な気持ちになりますだし、生きている感じがします。
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大好きな中津川の透明度にも似通った雰囲気を放つ、SOWBOWが作る澄んだブルーのシャツ。
素材にコットン×シルクの生地を用いて、さらりとしたシルク混ならではの質感とイタリアンカラーと呼ばれる
大振りな襟のデザイン。襟の迫力に負けない位に存在感のある有田焼で作製された釦を贅沢に使用しています。
潔い白と製品染めで鮮やかに染められたブルー。他に替えが効かないオリジナリティを強く感じるデザインであり
クラフトとプロダクトとのバランスが見事に融合したシャツに仕立てられています。
今までは長袖を中心にセレクトをしていましたが、夏の暑さを考えた際に半袖のシャツも必要になるのでは・・・
と思い、少量のみですが提案をしています。
襟の形状に特徴を感じるイタリアンカラーですが、イメージとしてはオープンカラーのような雰囲気で
夏場であれば釦を1つ開けてタンクトップなどのインナーを見せて着るのもお勧め。
前立てはフレンチフロントを採用し、表面にステッチが入らないミニマムですっきりとした表情を生み出し
縫製に関してもドレスシャツを縫える工場で作製する事で運針が細かく、カジュアルながらもどこか凛とした
背筋がすっと伸びる様な佇まいに感じられます。
シルエットは全体的にリラックスしたムードがあり、生地と身体に程よい距離(空間)が出るので風が心地良く抜けて
コットンシルクの柔らかな生地も相まってストレスを感じさせない夏にぴったりの1枚になると思います。
半袖のシャツは長袖のシャツに比べると着る時期とタイミングが限られるので、圧倒的に需要が少ないと思いますが
陽射しがガンガン照り付ける様な日は日焼けも心配になってしまうので、今日のように曇り空の日や室内にいる事が
多い方など、お気に入りの半袖シャツを1枚か2枚位は忍ばせていると、案外重宝する日があるのではないでしょうか。
SOWBOWというブランドが立ち上げられて最初に作製されたイタリアンカラーのシャツ。
九州という土地から生まれる地の利を活かし、伝統的かつ大胆不敵な素材を用いてみたり、地元ならではの人脈を
活かして作製されているシャツは、デザインする二人の人柄と洋服に対する熱意が伝わってくるような気がします。
温故知新ではないですが、昔から在り続けるような部分と現代の空気をどちらも欠けることなく取り込んで
生み出されているプロダクトであり、今後に残り続けていくであろう考え抜かれた逸品に僕自身は感じています。
ふとした時に手にしたくなる半袖のシャツ。
毎年来る夏の暑い季節に変わらずに着続けたいと思える1枚を是非手にして頂ければ。
2020/07/05 | 1:04 PM | SOWBOW