2月27日

holk     BALMACAAN COAT

color     MUSHROOM

price     77000(TAX IN)

SIZE     1    /    2  SOLD

毎シーズン、クラシックな井出達ながらも実際に袖を通せばとても軽やかな気持ちで羽織る事が出来る
holkが提案する”BALMACAAN COAT”
年々春のコートのセレクトが悩ましく、大体春夏向けにリリースされるコートは薄手のものが多いため
岩手に住んでいると殆ど着る機会がないのでオーダーしていないのですが、このコートは展示会で見た時に一目惚れ。
MUSHROOMというベージュとグレーの狭間を表すには相応しい名前と、春らしい色目にもやられてしまいました。
このコートの顔でもあり、中々出会わないであろう1枚袖の仕様と、着丈(約120cm)の長さ。
総裏仕立てで表地は強撚のコットン100%と裏地はキュプラ×ポリエステルのストライプ生地のコンビネーション。
生地感と色目からすると圧倒的に春に着る機会が多くなるコートになるのではと想像をしていて、
ある程度コートの選択肢がある方にも、秋冬に展開されるコートとはまた一味違う装いを楽しめると思うので
お試しいただきたいです。

トップ釦のみ剥きだしで、残りの釦は比翼タイプ。首元はチンストラップが付いて保温性を高める仕様。
シルエットは生地のドレープ感も相まって全体がストンと落ちるゆったりとした設定。
インナーの生地は滑りが良いのでジャケットなどを着用した上からでもストレスなく羽織る事が出来ます。
コートらしいコートと僕自身が良く説明するのは本来の着方として、厚手のインナーや前述のようにジャケットを
着ていても違和感なく着られるというのが目的でもあり、機能性として備わっているかどうかというのが
重要だと考えているからです。
そんな条件で探してみると殆ど納得して提案出来るのが少なく、価格の部分でも折り合いをつけて見つかれば
多少無理をしてでもセレクトするように心掛けています。
holkの本格的な作り込みのコートは、今まで選んでくださったの着用率が高く販売後も見れる機会があって
嬉しいのと同時に、とにかく着ている姿(特に後ろの佇まい)が格好良いなと、良さを何度も実感していたりします。
しっかりとした作りのコートは最低でも3年~5年位はワードローブの一軍で活躍して貰いたいので
生地感、デザイン性、着心地と全てのバランスが均一に取れているものを少なくても提案し続けていきたいですね。

大き目の襟の存在感やバランス感の良さもさることながら、やはり一枚袖の肩の落ち具合や野暮ったさから
醸し出されるクラシックな雰囲気は、この仕様だからこそ生まれる特権みたいなもの。
袖の設定はやや長めなので、くるくるっと捲って着るのも良いですし、釦が二か所に付くのできゅっと
袖口を締めて調整して着るのも素敵だと思います。
恐らく着て直ぐはあまり体感することの無い袖幅やゆったりとしたシルエットなどから、大きいかも・・・
と思う方が多いと思うのですが、先にも記したようにコートらしいコートの機能性や佇まいを考えると
とても純粋な作りで、着る程にきっと着始めの違和感もなくなりすっと腑に落ちるのではないでしょうか。

内側を覗けば爽やかな色目と柄の裏地に出逢います。
待ち侘びた春にわーっと気持ちが解放されていくようで・・・表立って見えなくても着る人にとっては
脱ぎ着した際にとても心に響く部分だなと、素敵な裏地を見るといつもそう思います。
まだまだ街歩きを楽しむには寒さが身に染みそうですが、もうあと少しで月も変わって3月。
きっとお気に入りのコートを手にしてしまえば、颯爽と街を歩きたいというエネルギーが内側から
湧いてくるのではないでしょうか。素晴らしいコートです。是非。

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