12月23日

ASEEDONCLÖUD   LIGHTHOUSE GOWN

color    NAVY

price    52800-(TAX IN)

SIZE    S    /    M 

昨日は冬至。今日から日中の時間が長くなるという嬉しさと、実際は冬のど真ん中へ向かう物悲しさ。
ちょっとした嬉しさと、寒さに対してぐっと身構える気持ちと2つの相反する感情が行き来しながら
なんとかみんな元気に年を越せるようにと願って、かぼちゃと柚子をいただきました。
同じく昨日は、あまりの運動不足を解消すべく、久し振りに室内練習場を借りて運動をしましたが
身体を動かせる気持ち良さと引き替えに、今日の筋肉痛の恐ろしいこと!!
こちらも色々と複雑な気持ちが入り混じりますが、楽しい時間だったので良し。。

ASEEDONCLÖUDのコレクションラインから、岩手の気候を踏まえると真冬というよりも春先に重宝しそうな
2枚仕立てのガウンをモチーフにしたジャケット。
ややふっくらしたとした表情に見えるのは、内側に薄く中綿を入れている為。
分かり易く中綿入りではないというのがポイントで、空気の層が出来ることで保温力は断然にアップします。
普段の生活が車移動中心の方は、軽さと丈感を気にされる方が多くいらっしゃると思うので
適度な温かみと、表地がウール100%ならではの綺麗さを持ち合わせた羽織物は理想的ではないでしょうか。

デザインはガウンをイメージしているものの、ラペルが付いていたりダブルブレスト風な釦位置だったりで
ラフな空気というよりも正装着に近い空気を纏っています。内側には絞りが入れられるようにドローコードが
配してあり、空想からカタチに落とし込まれて作り込まれた洋服は何処かロマンチックな一面を見せてくれます。
現実的で機能性を感じるディテールと、それとは違うデザイナーの玉井さんの思い浮かべるストーリーとの
連動性から生まれる洋服は、普段何気なく着ているベーシックなアイテムに心地良く突き刺さると思います。

表面はウール100%。裏地は前と後ろ身頃がコットン、袖はキュプラ100%。プラス中綿。
ジャケットライクな雰囲気で肩のラインがラグランスリーブの様な設定してしているのは珍しく感じました。
総裏で袖抜けが良いので、インナーとの相性をそこまで気にする必要性がないのもポイント。
この上からオーバーコートを着るというよりも、余程寒い日ではない時にアウター代わりとして着用するのが
ベターだと思います。キリっとし過ぎずに、けれどある程度の緊張感の佇まいというのが良いなと思います。

サイドスリットの流れからハンドウォーマーポケットに繋がる面白い仕様。
COLLECTIONラインらしい、ギミックが所々に散りばめられています。

ASEEDONCLÖUDの今季のコレクション”Hyouryushi”のrasikuオーダー分が全て出揃いました。
タフな素材で格子柄のウールコート、ワックスコットンを用いたベスト、ウェダーをイメージしたオーバーオール。
最後に変形のジャケットと其々に個性のあるアイテムをセレクトしました。
いつもはもう1つのライン”Handewerker”を多めに展開するのですが、今シーズンはファッション性に重きを置いた
洋服に心が傾き、それは色々な自分の中の心境の変化や世の中とのバランスなども影響したからかもしれません。
当たり前に過ぎていく日々の生活に、洋服で気持ちをほんの少しでも上げられるきっかけになって頂ければ嬉しいですし
純粋に暖かいとか着心地が良いとか、シンプルにそんな些細なことが喜びになったら良いなと思っています。

12月11日

ASEEDONCLÖUD  DUFFLE SMOCK COAT

color     DARK BROWN

price     74800-(TAX IN)

SIZE     S    /    M

そろそろ?やっと?年末年始の予定が明確になってきた12月11日。
年賀状をそろそろ書き始めようと思ったり、自宅のビリビリに破かれた障子をどうにかしないとなとか
年末になると、やりたいことが次から次に出現するから不思議なものです。
年末年始の営業スケジュールなどは、また改めてこちらでお伝えさせて頂きたいと思います。

ASEEDONCLÖUDから、これだけは絶対にセレクトをしようと真っ先に決めたコートが届きました。
昨日ご紹介をしましたSUSURIのコートもそうだったのですが、洋服屋として売れる売れないよりも先に
お店に並べておきたい衝動にかられるものが必ずあります。それがこのコートだった訳です。
ここ数シーズンは重たいコート(見た目と重さ)は殆ど展開してきませんでした。
それは年々変わりゆく気候変動のバランスと自分達の気分によるものが主な理由なのですが、
久し振りにヘヴィーな生地感のコートを着てみたいと思わされた一着。
デザインソースはヴィンテージの部類に入るアイテムを用いながらも、デザインする玉井さんの解釈と
ニュアンスで、そちらに振り過ぎない絶妙な塩梅に落とし込まれたコートではないかと。
こんな素敵なコートを手にしてしまったら、雪が降るのも幾分楽しみになりそうですし寒さに対する憂鬱さも
なにか違うかたちで消化出来そうな気がしてなりません。
盛岡に住んでいるからこそ、この生地の持つ意味や機能性をより実感出来ると確信しています。

先ずは素材から。
元々ウェールズの山岳地帯に生息するウェルシュマウンテンという品種の羊毛を使用。
メインとなるブラウン・柄の線を描くホワイトどちらも無染色の糸を使用し、大胆な格子柄を表現。
ワイルドな匂いがプンプンと漂う素材感。そのまま使ってしまうと粗野な部分が目立ち過ぎる為
整理加工してから縮絨させて、やや落ち着いた雰囲気に落とし込んでいます。

デザインは60年代のイギリス軍が使用していたダッフルスモッグからアレンジしたもの。
元々はプルオーバータイプのアイテムを、大胆にコートの丈感へ伸ばして前開きの仕様に。
シルエットもたっぷりとしたバランスに。僕が(Mサイズ)着ても全くストレスにならずに袖を通せるので
Sサイズ=女性のL、男性のSもしくはMサイズの方。M=メンズのMサイズ~Lサイズ位。
個人的にもASEEDONCLÖUDの商品は好きで着たいなと思うのですが、サイズ感が合わなくて断念するものが
半分位はあったので、DUFFLE SMOCK COATは何の躊躇もせずに着られるのがとても嬉しい。
袖丈もデザインとして大きいサイズのコート袖を折り返した仕様にしているので、もし足らない場合にも
どれだけでも出せるのも良いなと思ってしまいます。手の甲がしっかりと隠れる位がコートで言えば理想的です。

仕立ては総裏で背中側にはコットンのスレーキ、袖はキュプラで切り替えを入れています。
袖抜けは抜群。これだけで着る意欲が全然違います。
ダッフルコートとの一番の違いは、トップ釦のみトグルを採用しているという点。
これはデザインに用いられたダッフルスモッグから着想を得ていると思うのですが、前身頃が比翼になる事で
釦が隠れてすっきりとするので、重厚なコートのイメージを軽やかにする要素になると思います。

腰のベルトは使わない場合には取り外してしまっても良いと思います。
左ポケットのみ夫婦やカップルで腕を組んだ際に、ポケットの中で手を繋げるという粋な計らい。
物語の中から洋服に1つ1つあらすじを落とし込む玉井さんらしい気の利かせ方。
ユーモアや独自の視点を盛り込む事で、オリジナリティに奥行きを持たせてくれると思います。
今よりも少し先の着ていった後の未来を想像させるASEEDONCLÖUDのコート。
強さと安心感のあるコート。忘れかけていた強くてタフな生地への憧れを呼び戻してくれるような
そんな存在になるかもしれません。

10月8日

ASEEDONCLÖUD  SHARED WORK WADER

color        NAVY

price        37400-(TAX IN)

SIZE        S    /    M SOLD

~~~~~Hyouryushi~~~~~
物語が生まれる灯台

誰かが落としたものが海を渡り
拾った者によって新しい命が吹き込まれ
そこから新しい物語が生まれる

その物語は唄い継がれて また海を渡り大陸に戻ってくる

今回は物語を生み出している夫婦のお話

ASEEDONCLÖUDの21AW COLLECTIONのキーワードとして”海”を連想させるアイテムを軸に展開されていて
デザインへの落とし込みは勿論の事、使用される素材感も今までの感じとも少し異なる印象を受けました。
自分達の中でも久し振りにヘヴィーな生地感がとても新鮮なタッチに思えて、今の気分で選ぶことの多い
柔らかな素材との組み合わせは、逆に新しい感覚の着こなしになるのではないかと思っています。
数ある商品の中から真っ先にオーダーを決めたのが”SHARED WORK WADER”と呼ばれるオーバーオールの類と
言えば良いでしょうか。個人的に好きなデザインでもある背中がしっかりと隠れる仕様になっているタイプ。
これから秋冬を迎えるにあたっても、背中の大部分が覆われていると単純に暖かく守られている感じも良いなと。
インナーにタートルネックのニットなどを組み合わせたら、海のイメージはますます広がっていきそうですが
そんなスタイルこそ冬に合いますし、ぬくぬくしていて可愛いなと思います。

脱ぎ着はフロントに付いたZIPと釦を外して、足からすぽっ入れて着る形。
肩にはアジャスターが付きますので、調整しながらご自身の気持ち良く感じる位置に動かすことが可能。
このアジャスターの調整次第でオーバーオールに対するハードルの高さと見た目の印象も大きく変わる気もします。
サイズと調整のどちらも綺麗に納まると、この手のアイテムに対する苦手意識も低くなりそうですし
着合わせに関して言えばトップスとパンツと選ばなくて良いので、案外あれこれ考えずにいけるのも特徴の1つ。

素材はブルガリア軍で使用されていた素材をリプロダクトして作製されたトリコチンと呼ばれる綾目の組織が
くっきりと表面に表れる他にはあまり見かけない生地。
質実剛健さと、それとは違うしなやかなさも持ち合わせていて穿き込んだ後の表情を想像するのが楽しみな素材。
主人公の夫婦が外で仕事をする際に着用するのを目的としていて、漂流物を拾ったり仕事用の道具をポケットに
収納するなど機能的なポケットが前後に完備されているのは、そういった理由から。
隠しポケットの上部にはDカンまで付く作り込みよう。拾った大切なものを海に落とさない為の工夫が施され
表には見えない細部のディテールを拘るは、COLLECTIONラインならではのアプローチでもあり
デザイナー自身の遊び心も一緒に含まれているような気がします。きっとデザイナーの玉井さんであれば
ポケットいっぱいに角のとれた丸くてカタチの整った石を詰めているんだろうなと思ったりして・・・(笑)

オーバーオール自体は、最近は幾分選択肢の幅が広くなったようにも感じますが、展開するお店も限られそうですし
何かのきっかけでイメージを膨らませていたり、タイミングで出逢うアイテムであるのは間違いありません。
僕らもいつもお店に置いているという訳ではないですし、イメージするデザインと素材感がマッチしたのなら
というスタンスなので、お客様にも予想もしていなかったタイミングでぜひ試してみていただけたらと思います。
サイズはSとMの2サイズ展開。男性が着るのであれば普段M位のサイズ感の方が良いかもしれません。

ASEEDONCLÖUD  LIFESAVING VEST

color        BLACK

price        41800-(TAX IN)

SIZE        S    /    M

久し振りに中綿入りのベストもセレクトしました。
一昔前はこの手のベストを相当にやっていたような気がするのですが、その反動で・・・・(笑)
最近はめっきりとやらなくなっていたような気がするアイテム。
商品名にある通りで救命胴衣からイメージを膨らませて作製されたベスト。
アウターライクな一面と室内着としてもギリギリいけるのではないかという様な中綿の膨らみ。
どっちにしても、どちらにも振り過ぎないのも良いのではないかという結論に自分の中で達して
先ずは冬のコートを着るまでの繋ぎのアプローチとして如何でしょうか。

こちらも”海”を連想させるロープとトグルのコンビネーション。
首元にファーをあしらい、大き目のハンドウォーマーポケットを左右に叩きつけたデザイン。
適度な野暮ったさと素材の押しつけがましさが滲み出ていて、洋服好きの魂を揺さぶるような
挑戦したいなという意欲に刺激を与えてくれる存在。

素材はスコットランド老舗メーカーのインポートファブリックを採用。
所謂ワックスコットンの部類ではあると思うのですが、一昔前のように想像するようなべたつきは一切なく
現代に合わせて進化を遂げた度詰めの平織の生地にワックス加工を施したウェットなタッチをほんのり感じる素材。
オーバーオール同様に生地の変化を楽しみながら、馴染ませていくのもこの生地の1つの醍醐味だったりします。
昔程、蘊蓄を詰め込まずに頭でっかちな捉え方ではなく、程よい距離と心地良い着方が出来るのではないかと
期待してしまうのはきっと僕だけではないはず。。。

サイズはSとMの2サイズ展開。
Mサイズを着用してみましたが、小さく感じることはなく丁度良い大きさといったところ。
インナーはある程度厚みのあるスウェットやセーターでも十分に着られそうなので、
SサイズでメンズS~M位 MサイズでメンズM~L位といった所でしょうか。

今季の秋冬に関してはCOLLECTIONラインの製品をいつもより多めにセレクトをしています。
盛岡の街並みをイメージした時に、海ではないですが川が流れる空気にも合う洋服ではないかと思ったのと
男性が好みそうなタフさのある生地感を、あえて女性の方が柔らかく格好良く着こなすのも素敵ではないかと
想像を膨らませた訳です。オーバーオール・ベストとどちらもやや濃いめの味付けなアイテムに映りそうですが
そう強くは感じさせない柔軟な部分を持ち合わせている所が、ASEEDONCLÖUDならではのアプローチだと
思わず膝を打つ二型を、ぜひご覧ください。

9月24日

ASEEDONCLOUD   HW one-piece

color     Green

price     26400-

SIZE     F 

ASEEDONCLOUDの21AW COLLECTION。 
ASEEDONCLOUD / Handwerker どちらも少しずつ届きはじめています。
先ずはここ毎シーズンはずっと展開を続けていて、お客様にもとても好評いただいている二型を。
Handwerkerは「普遍的な職人の服」と言うカテゴリーを設けることで、ASEEDONCLOUDで展開される服とも
似通っているところもありつつ、しっかりと普段の生活や仕事に活きる生地と仕様で作られているのが特徴。
ほとんどラインナップは変わらずに、そのシーズンによって使用する生地を変えたり加えたりしているのですが
あまりに着用する機会が多くて、同じ形でも違う生地で欲しいと思わされるアイテムが多いのも魅力です。
普段着と仕事着がほとんど変わらない私達にとっても、動き易くてプロユースにも耐えうる丈夫さを備えていて
さらには機能性まで考えられたHandwerkerの服は、職人ではないけれど自分達の生き方に馴染むポイントが
たくさんあって、とにかく言葉の通り着まくっております。
お客様にも同じように生地違いでお選びくださる方が多いので、色んな方の生活の道具の一部として活躍して
いるのかなと想像すると、なんだかとても嬉しくなってしまいます。

首元のスカーフが印象的な”HW one-piece”も、ここ数シーズン必ずオーダーしているのですが
それぞれの生地の持つ特性であったり風合いによって漂う雰囲気も違うので、毎回新鮮な気持ちで
良いなと思って選んでいます。アレンジの効くスカーフのディテールもとても好きです。
淡いグリーンに細い白線が綺麗なストライプ生地は、素材にコットンとナイロン・ポリエステルを
用いることで高密度ながら、ストレッチが効いたしなやかさがストレスフリーな着心地を実現しています。
形状はワンピースですが動き易さを重視したカジュアルなシーンにも、多少の汚れなども気にせずに
ガシガシと着ていただけますし、光沢感のあるシャツ地なので足元などを革靴にしたり合わせ方によっては
さり気なくきちんとした印象にも映る装いとして、着ていただくのも良いのではないかと思います。

生地分量もたっぷり目で肩も落としているので、上半身の動作はとてもし易い様に思います。
必要なところにはゆとりを持たせつつも、要所要所はきちっと納まり良くすることで見た目もスッキリ。
柔らかな印象になりすぎず、程好い上品さを漂わせるワンピースはパンツを合わせても良いですし
サイドにスリットが入るので、着丈が気になる際にはタイツやインナーパンツなどを組み合わせたり
スカートを重ねたりと、歩いたり動いたりする際に裾の見え方などもお楽しみいただけたら嬉しいです。
仕事着・日常着、どんな方にとっても色んなシーンに着用出来るワークウェアとして肌に馴染むぐらい
着てただけると良いなと思います。

ASEEDONCLOUD   HW WIDE TROUSERS

color     Off white

price     26400-

SIZE     XS   /    S    /    M    /    L 

こちらも私達のユニフォームと言っても過言ではない”HW WIDE TROUSERS”
生地・色違いで履き続けているパンツで、ボリュームがある割に全体の納まりの良さを持ち合わせた
今ではブランドを代表するアイテムになっている印象があります。
今季は定番素材で作り続けらている備前一号の生成とデニムの2種類をセレクト。
備前一号は超高密度に織られた平織生地で、昔は学校の制服に使用されていた位に丈夫さを兼ね備えているのですが
穿き込んでいくと、硬さだけではないしなやかさを感じられるのも穿き易さに繋がっています。

color     Indigo

price     26400-

SIZE     XS   /    S    /    M    /    L SOLD

もう一方のデニムは糊のついた未洗いの状態。
5ポケットデニムとはまた違う趣で、パンツをメインにした着こなしが出来るのが好きな理由かもしれません。
トップスはスウェットやシャツ、これからの季節はセーター類にも似合うのではないかと想像します。
コートを羽織るまでの季節に、シンプルなトップスに合わせてパンツにボリュームを持たせたスタイリングは
一見するとアンバランスに感じられるかもしれませんが、そういった違和感の残るコーディネートを進んで
出来るのが、まさに”HW WIDE TROUSERS”の醍醐味かもしれません。

バックシルエットに大きなベイカーポケットが付く事で、このポケットが想像以上に機能的に作られている事に
穿いていると驚かされます。機能を重視するとデザインが後付けになりがちですが、2つの其々に異なるバランスを
見事に調和しながらわざとらしくなり過ぎずに落とし込まれている点が人気の理由に繋がっていると思います。
現代のワークウェアと言っても言い過ぎではない位に、其々に違う職業の方に愛されているのがとても嬉しいです。

ウエストのサイズ設定はそこまで大きくしていません。
腰骨などに引っ掛けるのではなく、きちんとウエストで穿くような作りになっていることもありベルトで
しっかりマークすると、トラウザーに近いイメージをお持ちいただけるのではと思います。
お尻はフラットにその分ワタリ幅を大きくとって、裾口にかけて綺麗に立体的なテーパードシルエットを構築。
作り込まれたワイドシルエットは太さを気にせずにというと語弊があるかもしれませんが、それ位に太さを意識せずに
穿くことが出来て、このパンツに慣れてしまうとワイドパンツに対する抵抗が全くと言って良い程になくなる気がします。
太いパンツが苦手な方にも挑戦して頂きたいなと思う1本です。

丈の長さは、裾にあまり生地の重たさが出ない方がシルエットを活かせるのではないかと。
洗うと生地が縮みますので、そこからお直しするのも良いでしょうし長過ぎないというのがポイントかもしれません。

展開した当初はなかなか受け入れられなかった印象がありましたが、メーカー側も作り続けた事でじわじわと
時間を掛けて手に取って下さる方が増え、今ではブランドを代表するパンツになるまでに成長。
自分達のお店でもワイドパンツを得意としてしない方がはじめて試してくださったり、そこからリピートして
生地違いで購入して下さるパターンも増えつつあります。
有難い事に今回の入荷をお待ちくださった方もいるくらい、定番もシーズンの生地もどちらも分け隔てなく
改めてお勧めのパンツですので、気になっていた方にはぜひお早めに店頭でお試しくださいね。

7月1日

ASEEDONCLÖUD   SAKURASHI BLOUSE

color     WHITE

price     28600(TAX IN)

SIZE     S    /    M  SOLD

臨時休業と定休日を挟んで、月が替わり今日から7月。
昨日は太陽がひと際眩しくて、一日のはじまりとおわりの空の色が其々にとても印象的でした。
あとはグランド、畑、川沿いの道など、ゆく先々で夏の虫たちが一斉に目覚めたような気配もあって
生き物も光や気温・湿度などを感じて、はっ!となって芽吹いたり花開いたり動き出しているのでしょうか。
一年の半分の節目のような日に、身近な景色からふとそんな事を想ったのでした。

今朝の通勤路でもとにかく虫が多かったので、そんな日に相応しい?ASEEDONCLOUDのブラウスを。
春先にご紹介した野ウサギのプリントシリーズと共に、BLOG内でも少しだけ触れていたお勧めのもう一型が
昆虫柄を刺繍した生地を用いたシリーズになります。
この刺繍の型は5年前の16S/S COLLECTIONの中で、ASEEDONCLOUDがオリジナルで作製したもの。
当時初めてこの刺繍柄を目にした際の衝撃や懐かしさが蘇りましたし、時を経て改めて見ると柄の細やかさ美しさ
その時はまだ半分くらいしか分かっていなかった作り込みの素晴らしさが、やっと理解出来たように思います。
よくよく見るとしっかりと昆虫柄なのですが、纏うとレースの美しさが際立つ生地。
様々なギャップが上手く中和されたブラウスは、男性女性問わず手に取っていただきたいと思います。

大道芸人と桜師、今と未来の人の心に花を咲かせる「心師」という仕事を職業に持つ主人公。
人見知りでフェミニンな要素がある主人公が似合うメンズ用のブラウスをイメージした開襟シャツは
首元のVネックも大きく開き過ぎず、すっきりとした印象で着て頂けます。
またブラウスのトップ釦まで留めていただくと、シャツのようにカッチリと着る事が出来ます。
サイズに関してはSサイズが完売となっていますので、Mサイズのみですが普段M~Lサイズを着られる
女性で丁度良いサイズ感。レディスのMサイズがジャストという方でも、ちょっとゆったり目のサイズは
落ち感があってシャツジャケットのような雰囲気で格好良く着られます。
袖の設定もやや長めになっていて、そのまま着ると肘が隠れる5~6分袖ぐらいの長さ。
そのままでも良いですし、袖口を捲って着るとゆったりの加減がバランス良く見えます。
そして袖の裏側には隠れている虫が・・・

生地はコットン100%の少しだけ厚みも感じる綺麗なブロードの生地を使用。
レースの繊細さがより鮮明に伝わる生地は、真夏の晴れの日にはやや暑く感じられるかもしれませんが
身幅や袖幅に余裕があって風抜けが良いので、タンクトップやキャミソールなどの涼しいインナーに
軽く羽織る様な組み合わせは、居る場所にもよりますがかえって適温になるような気もします。
また涼しさを求めると、どうしても選ぶ服が薄手で柔らかくリラックスムードが強くなってしまうので
時々こういった張り感のある生地に袖を通してみることで、急に体幹を意識した動作になりますし
力を抜くとはまた違った心地良さが感じられて、とても良いなと思います。

袖裏の秘密をこっそり載せちゃいます。
白地に白の刺繍は遠目だと何の柄かはっきり分からず、近づくと人によってはわっ!となる昆虫柄刺繍。
昆虫が好きだという小さな子は身近に何人かいるので、着ていれば何かしら話題にもなりそうですし
決して虫が好きと言う理由に限らず、絶妙なバランスでエッジが効いた服をワードローブに取り入れると
ベーシックな服がまた違う表情に映ったり、装いが固まってきちゃったな・・・という停滞感のある時に
こういった存在感のある服がパワーを注入してくれたりもするので、ぜひ挑戦していただけたら嬉しいです。

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