1月22日

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MEGANEROCK  SLOTH

color         CHS

price         25000+TAX
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color         GR
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徐々にですが、オーダーをしていた春物がちらほらと店頭に入荷をしてきております。
服の世界は春に向かっているのですが、外の気候が冬真っ只中で、気持ちの方がついていけずに
めげてしまいそうになったり。座っていると背中から冷えて身体が固まっていくのが本当に良く分かります。
なんとか身体を解しながら、季節を問わない商品のご紹介をしたいなと思います。
昨シーズンからお取扱いをスタートさせていただいてる、″MEGANEROCK″
福井県鯖江市にある工房で、デザインから作製までを手掛ける雨田さんのブランド。
今回は、新型と以前にリリースされていたモデルの2型をご紹介致します。
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先ずは新型″SLOTH”
動物の″なまけもの″を意味するこちらのモデルは、太くて良い意味での野暮ったさが残るフレームが特徴。
見た目のインパクトに対して軽い掛け心地の良さと、一筋縄ではいかないエッジの効いたデザインが際立ちます。
カラーは2色でグラデーションが美しい″CHS”(チョコササ)と、もう一色はぱっと見には″ブラック″に見るのですが
光の当たり方で深緑に見える″GR”(グリーン)をご用意しました。
セルロイドのメガネは掛けはじめよりも時間の経過と共に素材が馴染む感覚があって、洋服にも共通する経年変化が
面白い素材だと思いながら日々身に付けています。磨けば磨く程に艶がましていくのも特徴で
僕自身は視力が良かったせいもあり、食わず嫌いというのか、今まで眼鏡を殆どしてこなかったのですが
MEGANEROCKと出逢った事で、日常にちょっとしたスパイスの様な感覚で眼鏡を楽しむ事が出来ています。
掛けている時は勿論ですが、置いておいた時の見た目の美しさも含めて、自分の生活の中に変化が生まれ、
そういった事が自然に感じられたこともあって、眼鏡との距離が今までより近い存在なっています。
物として見た時の完成度の高さと、付けた時に恰好良くなり過ぎない絶妙なバランスのデザインも作り手の意図する部分で
そういったニュアンスも含めて身に付ける事の楽しさ、面白さ、人を惹きつける魅力に繋がっていると思います。
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1つ1つのパーツを何通りもの工程で艶が出るまで研磨する作業は、見ているだけで気が遠くなりそうでしたが
研磨の技術が眼鏡の出来栄えを大きく左右するとおしゃっていたのが印象的でした。
セルロイドは磨けば磨く程に美しい仕上がりになるので、自分自身でも使い終わったら汚れを綺麗にふき取る事を
欠かさずに続けていますが、購入した時よりもぐっと艶が増してきたように感じています。
最古のプラスチックと言われる素材の魅力とかけた時の心地良さの両方を体感して頂ければ嬉しいです。
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今回入荷しました″SLOTH”と″BLOWFISH″どちらもブリッジの形状に特徴が出ていると思います。
″SLOTH″のブリッジは直線的な作りで、かけた時の顔全体の印象がシャープに映ります。
曲線のみで作られている外枠のフレームに対して、ブリッジ1箇所のみ直線を入れることによって、
どちらも際立つ作りで眼鏡全体に重厚な雰囲気が出ているように感じます。
商品名に動物の名前を付けるMEGANEROCKですが、″なまけもの″をイメージするあたりがデザイナーの雨田さんらしい、
なかなかぱっと思いつかない様で、聞くとなんだかあぁっと納得するユニークなネーミングもぐっとくるポイントです。
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MEGANEROCK  BLOWFISH

color         YLS

price         25000+TAX
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color         BRS
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color         CL
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color         CGY
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もう一型は以前にも作っていたモデルを再生産した″BLOWFISH″
″BLOWFISH″というのを見て全く想像が出来ず。魚・・・?と思って調べてみると″フグ″
フグと名付けられたこちらのモデルは、フレームが直線と曲線を織り交ぜた形状でブリッジにも一癖あります。
以前に展開していた″KOALA”というモデルもそうですが、太くて独特の形状をしたブリッジは眼鏡自体だけをみると
掛け難そうな印象がありますが、顔全体を柔らかく見せる不思議な効果があります。
一度騙されたと思って・・・というのも変ですが、ご試着頂くと案外ぴたりとはまる方いるのではと思います。
合う合わないは勿論あると思いますが、想像している以上にしっくりとくる方が実際多いのも確かです。
身に付ける物の全般に言える事ですが、帽子やアクセサリー・眼鏡などはその場でイマイチ合っていないと思ったとしても
何処か自分の中で引っ掛かる部分や、してみたいと思えたのであれば、時間の経過と共に殆どの物が似合ってくる
気がしています。触った事のないものや食べた事のないものを初めて手にした時や口に入れた時は、
多少の違和感があったとしても徐々に慣れてきて、いつの間にか好きになっている事が良くあると思います。
そんな感覚に近い気がしていますので、このBLOGを見たり読んだりして少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです。
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今日ご紹介したどちらのモデルもノーズパットが付きますので、鼻の高さ調整がある程度出来ますのでフィッティングの良さにも
繋がってくる部分だと思います。
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″BLOWFISH″は3色での展開ですが、デザイナーの雨田さんが自分用にと作製した″CL”(クリア)のタイプも
1本分けて貰いました。難易度は高めですが、好きな方には堪らないカラーリングになるのではないでしょうか。
僕も眼鏡初心者ですが、クリアがかなり気になっています・・・試着するととても怪しい感じには映りますが
そこがまた堪りませんし、時間の経過と共に良い感じに見えてくる気が沸々としています(笑)
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春の装いをイメージしながら眼鏡を選んでみるというのも良いのではないでしょうか。
白いシャツ、スニーカー、キャンバスのバッグ、いつものスタイルにプラスαで眼鏡を身に付けてみるのも気分が変わりますし
着る物もにも変化を与えるかもしれません。ちょっとした変化を楽しみながら、着る物も身に付ける物も
頭でっかちになり過ぎずに少しずつ取り入れてみると、いつもの風景が違って見えてくるのかもしれません。
rasiku  sasaki

9月4日

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MEGANE ROCK   LION

color           LBR

price           25000+TAX
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color           DEMI
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color           BK SOLD
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MEGANE ROCKの商品名は動物の名前が付いています。
デザイナーの雨田さんに聞いた所、商品の名前から決めるのではなく出来上がったものを見てから
それを掛けていそうな動物をイメージするそうです。商品名に動物の名前を付けようと思ったのは、いつか子供用の
眼鏡を作った時に覚えやすく親しみやすい名前が良いと直感的に思ったからだそうで、それが今になって考えると
動物は沢山いるから、この先名前に困る事はないですねーと笑いながらおっしゃっていました。(笑)
僕がオーダーした″LION ライオン″と名付けられたウェリントンタイプの眼鏡はリムの大きさと直線的なシルエットが特徴。
眼鏡そのものの見た目よりも、実際に掛けてみるととてもスッキリとした表情に映ります。
MEGANE ROCKのラインナップの中では比較的クセが無くカラーに関しても″BK”や″DEMI”は手に取り易い色だと思います。
直線と曲線の美を感じて頂けるモデルです。
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MEGANE ROCK   MOLE

color           CGY

price           25000+TAX
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モール(もぐら)と名付けられたモデルは、サングラス用としてリリースされているカタチになります。
サングラスをかけていそうな動物=もぐら。太陽の日差しに眩しそうにしながら、このサングラスをかける
もぐらの姿を想像してしまいますし、我ながら良い名前だと話す雨田さんの発想がとても楽しい。
商品に対しての愛着が伝わってくる様ですし、それがお客様にも伝染して、身に付けていての親しみが
より一層湧いてくるといいなと思っています。
グレーのフレームに対してレンズは薄いブルーのコンビネーションになります。
商品の名前はテンプルの先に1つ1つ刻印されており、そこを見る度ににやにやしてしまいます。
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MEGANE ROCK   COALA

color           DEMI

price           25000+TAX
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color      YLS SOLD
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color      CGY SOLD
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3つ目は、僕自身が挑戦をしてみたかった丸眼鏡のモデル″COALA コアラ″
ブリッジと言われる眼鏡の真ん中部分の形状が特徴的で、エッジが効いたデザインですがそれが逆に良かったりします。
年上の方が白髪交じりの髪と髭に、丸眼鏡。それが顔の一部の様になっている姿は憧れで、いつかは・・・と
思っていたのですが、それは突然の出逢いでした。
帽子と眼鏡は似合う似合うわないというよりは、慣れるか慣れないかという方がしっくりくる表現な気がしています。
自分が良いと思ったらきっとそれが自然と板についてくるはずですし、馴染むまでの過程と時間をどう捉えるかが
身に付ける物の共通点でもあり、その人の″色″になる部分でもあると思っています。
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僕自身もそうだった様にお客様にもご試着を頂いて言われる事が、掛けた時の心地の良さ。
作り手の雨田さんも、普段眼鏡を掛けない方にも手に取って貰いたいという想いが強くあり掛け心地には
特に拘って作っているとおっしゃっていました。セルロイドの素材の良さを最大限に引き出した作りだからこそ
手にした時や肌に触れた瞬間の感覚にその違いを感じさせるのだと思っています。
MEGANE ROCKのブランドポリシーでもある「メガネに想いを」「メガネは出会いを」という言葉に、自分自身も
魅せられましたらし、眼鏡を愛用されている方もそうでない方にも是非一度お試し頂ければ嬉しいです。
rasiku  sasaki

MEGANE ROCK

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突然の一通の手紙がrasikuに届きました。
その手紙にはデザイナーのモノ作りに対する熱意と人との「縁」を大切にする気持ちが綴られていました。
手紙が届いてから数日後、盛岡で直接お逢いする時間を作って頂き鯖江から盛岡に足を運んで下さった
″MEGANE ROCK″のデザイナー雨田さん。
年齢が一緒という事もあって、見てきたものや触れてきた事の共通点が多く色々とお話をさせて頂きました。
10年程前にある職人さんの眼鏡を見た時にピンとくるものがあり、これが全て人の手仕事で出来ているという事に
感銘を受けたそうで、弟子入りを懇願し10年前に地元の鹿児島を離れ福井県鯖江市に移住。
眼鏡作りの職人として一歩を踏み出し、眼鏡の生産に関わる全てのセクションで働いた経験を活かし3年前に自身のブランド
″MEGANE ROCK″を立ち上げました。職人になった雨田さんは鯖江市にある小さな工房でデザインから生産
営業に至るまで全てを一人でやられています。盛岡に着て頂いた際に商品を持ってきて頂いたのですが
その中の1つに僕自身が気になったデザインの眼鏡があり試着をししていたのですが、あっという間に電車の時間が迫り
「欲しい」と思ったものの結局決めきれずに、今度は僕が鯖江にある工房にお邪魔するという話をして
雨田さんとはその場を別れました。
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※屋根の上のビニールシートは雨漏り対策だそうです。(笑)
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後日、初めて足を運んだ北陸の地、福井県鯖江市。
名古屋から特急電車″しらさぎ″に揺られて2時間。目的地の鯖江駅に近づくにつれて何層にも深みを帯びる
緑の景色は見ていて飽きがこなかったですし、盛岡にも負けず劣らずの自然が豊かな土地だということと
福井県の人口の規模や街の大きさ等という部分においても、とても親しみを持てる場所でした。
目的の鯖江に到着すると大小様々な工場と工房が点在していて、国内で生産をされている眼鏡のおよそ95%を
この地でシェアしています。元々、眼鏡作りが盛んな土地は大阪だったようですが、2時間余りで行ける距離と勤勉な
人柄がモノ作りに反映して徐々に鯖江に工房が移ってくるようになり、現在では眼鏡=鯖江というまでに浸透しています。
僕自身は視力がすこぶる良くて今まで眼鏡を必要とする事は殆どなかったのですが、もっと年齢を重ねて顔に雰囲気が
滲み出るようになったら眼鏡が似合うのかな、そうなれたらかけてみたいな、と頭の片隅に思っていました。
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工房にお邪魔すると扇風機が一台でクーラーなどの設備は一切なく、この日の気温は32度。
この少しくらい不便な環境(雨漏りする屋根など)が自分にとっては良いんだと雨田さん。
というのも、気温や湿度によって微妙な力加減が必要とされる眼鏡作りは、手先の感覚と経験による
微調整を繰り返しながら完成させるそうです。夏場この環境ではより神経を集中をさせる事になるけれど
それが良いんです。その分、生産量はぐっと落ちるんですけど(笑)・・と話す姿がとても印象的でした。
見た事のない什器があちらこちらに並んでいて、メガネは左右のレンズがあるので同じ機械を2台ずつ必要で
様々な工程がある中でも、眼鏡作りで一番重要視する作業は研磨する事だと仰っていました。
″MEGANE ROCK″で使用しているフレームはセルロイドと言われる天然の樹脂を化学反応させた素材で、
特徴として強さがあるのでノーシン製法(耳のかける部分に金具を入れない)での作製が可能。
磨けば磨く程に艶が増して、美しい経年変化は工芸品の様な趣になる。
どこか眼鏡を客観的に捉えていてプロダクトとしての冷たさとハンドメイドならではの温かさと繊細さを併せ持っていて
僕自身も初めて見た時に″モノ″としての美しさに惹かれてしまいました。
僕らの様な洋服屋で提案する以上、ファッションという側面も持ち合わせていますが、それとは少し違った目線で
見る眼鏡というのも、とても面白いなと思いました。
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壁の所々に貼られているDMだったりインスピレーションが面白く、雨田ワールド全開と言った感じでしょうか(笑)
その中の1つに柳宗理の言葉で「本当のデザインは流行と戦うところにある」とはっきりと雨田さんの字で
書かれた眼鏡の箱が目に飛び込んできました。しかも二つ。笑
″MEGANE ROCK″の眼鏡を見た時の僕自身の第一印象が、媚びていないというか売り易さであったり
誰にでも似合うというような当たり障りのないデザインではなく、ただ自分の良いと思える物だけを純粋に
作っている気がしていました。眼鏡というアイテムに対して全くアンテナを張っていなかった僕の心にもすっと響いてきて
身に付けてみたいと思わせる何かがありました。。鯖江まで足を運んだのも作り手の雨田さんの人柄や眼鏡その物を
より知りたいという想いと、その土地の空気や雰囲気を自分自身の肌で感じたいというのが理由でした。
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その後、実際の作業工程を見せて頂きましたがセルロイドを使った眼鏡は磨きに始まり磨きに終わる・・・
というくらい研磨する工程がとにかく多くあり、その磨きの技術で仕上がりの善し悪しが決まると言われていました。
効率を求めればセルロイドを使用するよりもアセテートと言われる素材を使う方が、より簡単に効率良く製品が出来るそうですが
仕上がりの美しさ、掛け心地、経年の変化などはセルロイドでしか味わう事の出来ない良さがあるから手間を惜しまずに
更に磨きの技術向上させて、掛けた時もそうですが、外して眼鏡を地面に置いた時の存在感やモノとしての価値にも
拘り続けていきたいと仰っていました。
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現在は1か月で約70本の眼鏡を生産していて、それ以外にも新しいデザインにも取りかかっているそうです。
雨田さんの中ではあくまでも眼鏡職人であって、デザイナーと言われると少しニュアンスが異なり、直ぐに幾つもデザインが
思い浮かぶ訳ではないとのこと。作業をしていると急にデザイン案が降りてきて図面を引いて・・・
やり直しての繰り返しで、作る方の行程が遅れる事もしばしばあるそうです。
自分の出来る範囲で納得のいく物だけを世に送り出すという姿勢はとても共感出来ますし、じっくりゆっくりと
時間をかけて出来上がったものは時代の流れや流行とは無縁であるようにも感じました。
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鯖江には一泊し、その日の夜ご飯は工房から目と鼻の先にある地元の人しか来ないような焼肉屋さんに
連れて行って頂き、驚く程に美味しいホルモンを堪能しました。
翌日のお昼は福井県の名物である″おろし蕎麦″を食べて、旅の醍醐味を十分に満喫した1泊2日でした。
そして忘れてはいけない一番の目的であった″MEGANE ROCK″の丸眼鏡″KOALA”というモデルを直接購入し、
初めての北陸、そして鯖江。そして初めて触れた眼鏡の世界に思いを巡らせ6時間半かけて無事帰路につきました。
同世代の方が真摯にモノ作りをしている姿勢に刺激を受けましたし、表面的な言葉だけではなくその裏側にある
想いや背景なども一緒にお伝えできればと思っております。
そんな訳で、MEGANE ROCK 店頭に並んでいます。
少しずつですが僕も眼鏡・・・掛け慣れてきました。自分と眼鏡が徐々に近づいていく感じが、とても好みです。

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