5月8日


RECTANGLE  Bucket basket (インバッグ付き)

color     グリーン

price     15000+TAX

SIZE     W28×D30×H27 SOLD

color     ブルー SOLD

color     ブラック SOLD


この夏ついに、自分が持ちたいなと思うかごバッグを店内に並べる事が出来ました!
個人的に欲しいなと思うかごバッグは沢山あるのですが、自分のお店で展開するとしたら?と考えると
あまりピンとくるものが無く、ぼんやりとしているうちに夏が過ぎ去ってしまっていました。
イメージは重厚感のあるものよりは、Tシャツ+デニムもしくはスカートにサクッと合わせたくなる様な
気軽さのあるかごバッグ。水筒や日傘を入れたり出来るくらい高さのある形で・・・と言った感じで
本当にぼんやりと、そこまで具体的に探してもいなかったのですが、何処かで見つけられたらいいなー
ぐらいでいましたら、ナイスなかごバッグに出逢えちゃいました◎
持ち手にはhomspunのアーカイブ・ファブリックをくるくるっと巻いてあるというspecialな仕様。
縦型のたっぷり物も入るサイズ感も、色の軽やかさも、持ちたいと思える理想のかごバッグです。


バスケットの素材は水辺に自生している葦の繊維を使用しています。
という事は雨の日や、中に入れる物で濡れたりなんだがあってもそこまで気を使わずに持ち歩けます。
生産はチュニジア製で、ひとつひとつ手編みで作られているため個体差があります。
形で選ぶも良し、持ち手のお色で選ぶも良しです。
また、かごの中には持ち物が丸見えになるのを防ぐインバッグが付属してあるのも嬉しいポイント。
インバッグのベースとなっているのは80年代フランス軍デッドストックのランドリーバッグをリメイクし、
持ち手を付けることで単体でも使えるバッグに。
インバッグが在る事も嬉しいのですが、何というか其々の組み合わせ方にバランスの妙を感じさせる、
可愛げもあり大人な顔のかごバッグだな惚れ惚れしてしました。


高さは約27cmと、ある程度しっかり収納力を備えた実用的な大きさです。
縦型のバッグは実際に使用していると、細々したモノを入れてしまうと積み重なって取り出し難いという
デメリットもあるのですが、縦長の物を入れて持ち運ぶにはとても理に適った形で重宝するのです。
先にも書いたように、これから暑い日が増えると水分補給は必須になります。お気に入りのタンブラーを
ちらっと覗かせ、直射日光を防ぐ日傘も常備。小振りのバッグですと、この二つを入れただけで中が
半分以上埋まってしまったりしますが、このぐらいのたっぷりサイズですとまだ余裕があります。
私はお休みの日に、このバッグ片手に朝市に行って夏のピチピチ野菜を買ってきたり、水筒とお握りを
詰め込んで畑へ出掛けたいなと今から目論んでいるところ。


インナーで付属しているバッグに関しては中に入れているだけですので、取り出しも自由。
ご自身でお持ちの布製のバッグ類を変わりに入れて使うのも良いですし、好きな生地を見つけて
巾着袋を自作してINするのも良いなと思います◎
特に夏場はカラフルに柄物のインバッグや風呂敷などを合わせても素敵ですね。


山菜を取りに行った帰りにスーパーにも寄れるありがたい仕様(笑)
メインのかごには取った野菜や山菜などを入れて、付属のバッグをスーパーなどの買い物用として使う。
朝市などに行く時も、これを持って行くだけで気分が上がりそうですし盛岡と言えば神子田の朝市が有名です。
毎年の楽しみはトマトを山盛に買うと、お店のおばあちゃんが同じくらいの量をおまけしてくれたりして、
朝からほんわかと心が温まる触れ合いをして、その生トマトでたっぷり作るソースが最高に美味しいのです。
私達が想像をするようなデイリーに気張らずに持つ事が出来て、日常生活に寄り添ってくれるかごバッグ。
オープンからお取り扱いを続けさせて頂いているhomspunのアーカイブ生地使用というところにも
ぐっと心を惹かれました。夏の装いを盛り上げるプラスアイテムとして、お楽しみください。

4月21日


JUJUDHAU  METAL BUTTON VEST

color     VINTAGE FABRIC

price     59000+TAX

SIZE      M

花曇りの少しだけ暖かな朝。
5時頃から一羽ではなく数羽のウグイスに起こされ、30分くらい早起きができました。
昨日お餅屋さんで買ったツヤツヤの餡玉とお茶をいただいて、掃除と洗濯をゆっくりと済ませて出勤。
毎日見慣れた道でも何かしらの変化があり、今日は色んな鳥を見かけたり大イチョウは雄花がふっくらと
開いてきて中に小さな葉が見えたりと、近所でたっぷりと自然を堪能しました。

さて、今日はいつもとはほんの少し角度を変えた商品をご紹介。
過去にセレクトをした服で、個人的に今の方がより気分に合うなぁと思うものが幾つかあります。
少しマニアックなアイテムの並びにはなりそうですが、僕自身の中ではものを見たり選ぶ際には出来る限り
フラットな状態で、ブランドタグに惑わされずに客観的にというのを心掛けています。
何年か前に選んだものですが、着合わせを考えたりディスプレイしてみると佇まいや雰囲気は色褪せず、
むしろ選んだ時より良さはぐっと増して見えたりもして。


先ずはJUJUDHAUで展開されたヴィンテージラグを用いたベスト。
記憶の中ではリリースされたのは2012年もしくは2013年の秋冬だったと思います。
確か無地のものが4色、ヴィンテージファブリックを使ったものが3種類くらい並んでいて、
その頃はお店をオープンして間もない事もあり、ヴィンテージの生地が放つオーラには惹かれたものの
この価格のベストを販売する勇気と自身が持てずに無地のものをオーダーしました。
弱気だった自分を後悔したのは言うまでもありません・・・(笑)
その時に1着茶系のヴァージンウールのものを購入して着ていたのですが、何年か経っても頭の片隅には
もう一つのベストの残像が残っていて、あまりに気になり過ぎて展示会に行った際にそっと尋ねてみると
数枚だけストックしているとの事。その場で早速見せて頂き、気に入った3枚をセレクトさせて頂きました。
1枚は自分用に。もう1枚はいつも来てくださっているお客様の手に渡り、最後に残った1枚。


このベストが作成された背景はデザイナーの南埜さんご夫妻がネパールへ行った際にヴィンテージのラグを
数枚購入したものを解体して仕立てたものになります。
機能性を重視したり汎用性を求めたりという服とは別の視点で、プロダクト寄りの工芸品を身に纏う感覚
と言うと伝わるでしょうか?
僕自身の中では着る事で気持が豊かになったり、お守り代わりではないですが、機能面よりも作用の部分を
感じる数少ない洋服の1つ。時期的にも今が丁度良くシャツの上に釦を留めずにさらっと羽織るくらいの
着方が心地良い。シンプルな洋服を多く持っているので、クセのあるベストをたまにコーディネートに入れると
色や柄の持っている力を肌で感じることが出来て、洋服の奥深さと面白さの神髄に触れている気がします。


釦にも1つ1つ手彫りで描かれた模様があり、一筆書きで「永遠」という意味を示しています。
今年目標としていたネパールへ行く事が出来、現地の空気を吸って街をブラブラ歩いたり食事をしたりも含めて
改めてこのベストの持っている力や本当の良さに気付けた気もしています。
着用出来る期間とタイミングはそう多くはありませんが、体系が大きく変わらない限りは着続けるであろう
一着になっています。流行りとは無縁の唯一無二のベストを纏ってみませんか。

PATAGONIA  WIND SHIRTS

color     迷彩

price     19000+TAX IN

SIZE      M    /    L

続いて、こちらもルックスにパンチのあるジップアップタイプのジャケット。
近頃は近代ミリタリーと言われている、2000年代のミリタリーアイテムを良く目にするようになりました。
3年前くらいに仕入れたアイテムで、アウトドアブランドとて絶対的な地位を確立しているパタゴニア社が
アメリカ軍の精鋭部隊向けに納入をしていた数少ないアイテムの中の1つ。
デジタルカモは迷彩の種類の中でもマニアックな部類に入る柄ですが、普段穿いているデニムやチノパンなどに
合わせて、インナーは綺麗目なシャツや鮮やかな色目などを組み合わせると、想像以上にしっくりときます。
柄に柄を合わせるのもありだと思いますし、雨の日のレインジャケットとして持っておくのもお勧めです。
撥水性を確かめてみましたが、流石ミルスペックをクリアしているだけあって何も残らずに水は落ちていきます。
見た目のインパクトで着難い雰囲気がありますが、袖を通してみると印象が大きく変わると思っています。


このジャケットが今の気分に合う部分として、ゆったりとしたサイズ感が何よりも良いなと。
レイヤードをする事を前提に作製されているので、身頃・腕周り・着丈も長めに設定をされています。
現在ストックをしているサイズはMサイズとLサイズですが、MでL位・LでXL位のサイズ感がありますので
あえてサイズを上げてジャケットとコートの間くらいの着方をするのも良いのではと感じました。
特に後ろの丈感が前丈よりもラウンドして長く設定をされていますので、ジップブルゾンにありがちな
中途半端にシャツのテールが出てくる心配もありません。


袖口はゴムが入り、両腕にポケットを完備しています。
軍物なので多少のオーバースペック感は否めませんが、それはオリジナルならではのご愛敬。
2000年代前半に作られているので、シルエットなどは現代的で着難さは一切ありません。
見た目もハイテクな部分と、野暮ったさがミックスされた絶妙な落としどころだと感じています。
例えば白いシャツに色落ちしていないデニム、緊張感のある革靴を合わせて、この辺りのジャケットを羽織るのも
一癖あるコーディネートが楽しめるはず。毎日袖を通したくなるようなアイテムではないかもしれませんが、
迷彩柄は気分によって手に取りたい日が出てくるので、1枚ワードローブに忍ばせておくのと良いですよ。


希少になりつつある”MADE IN USA”の洋服。
生産国に関しては段々と執着心は薄れてはきていますが、けれどその国のアイテム(洋服に限らずですが)を
自国で生産するのは大切な事ではないかと思う部分もあります。ですが個人的にはどう着るのかに洋服の面白さを
感じているので、癖のあるアイテムを如何にしてさらりと取り入れるかを楽しんで頂けたら嬉しいですね。
このジャケットは新品の状態で仕入れていますのでデットストックになります。

RUSSELL  CREW NECK SWEAT

color     GREY

price     10800+TAX IN

SIZE      XL(実寸M程度) SOLD

がっちり着丈が縮んで歪なカタチのVガゼット付きのクルーネックスウェット。
この強制的に縮んだ短い丈を逆手にとった着合わせが良いなと思ってセレクトをしたアイテム。
僕が着ると少し小さく感じるので、普段SサイズもしくはMサイズ位を着ている方にお勧め。
クルーネックのスウェットは好きで色々とセレクトしていますが、チャンピオンやラッセルなどの
アメリカを代表するブランドのアイテムは、古着屋さんに行くと無条件に気になります。
現代のプロダクトの方が圧倒的に質も高いですし、シルエットなどの綺麗さは一目瞭然。
ですが、この時代にしか出せない愛嬌みたいなものを感じるのは僕だけではないはず。。。
古いものと現代のプロダクトを絶妙に組合わせた着こなしがマッチした時は、してやったりというか
いい歳になっても自然とにやけてしまいます。
新品・古着とどちらに偏ることなく、同じ目線でモノを選び続けていければと思っています。


自然な杢調のグレーが好みで、着丈の長いシャツを合わせてメリハリのあるコーディネートをするのも良いのでは。
少し古臭い印象もありますが、HATSKIデニムなどのシルエットを重視したアイテムと合わせて着ると
全体のバランスが取り易く感じるのではないでしょうか。


素材は裏起毛で、状態は古着レベルでは普通くらいにあたると思います。
しっかりと生地も縮みきっているので型崩れなどは起こり難いですし、チープな印象もまた良いです。


たまに自分の中のアンテナに引っ掛かった古着類もレギュラー・ヴィンテージと区別せずに並べたりもしますので
洋服の幅を広げる要素と思って頂ければ嬉しいです。rasikuに並んでいる洋服も、殆どのデザイナーは古着などを
しっかりと通ってきて、何周もされている方ばかりです。新しい物には新しい価値が宿っていてそれにはそれの
良さがあり、古い物にはその時代背景にしか出せない雰囲気やオーラがあると思っています。
全てを同じモノとして見る事が出来て、フラットに感じ取れる感覚が出てくると洋服選びはより楽しいものになると
僕は信じています。

NEPAL    VINTAGE RAG MAT

color     STRIPE

price     9800+TAX IN

SIZE      47×58(フリンジを含まずに) SOLD


最後はネパールの買い付けの際に、何枚かハンドキャリーで持って帰ってきたヴィンテージラグを切ったマット。
数枚購入していましたが残りが1枚となりました。
使い方は其々にあると思いますが、イメージし易いのは玄関やソファ、ベッド等の足元に敷いたりなど。
サイズも中くらいなので、部屋のちょっとした場所に使いやすい大きさではないでしょうか。

歩いていていて、ラグが飾ってあったので気になり2階に続く階段を登ってお店に入ったのですが、
店主なのかお客さんなのか分からないけれど、店主らしき人と挨拶を交わして店内を物色。
すると、先ずお茶を飲むか?とその店主さんが聞いてきたので、朝ごはんを食べたばかりで要らないよと
断るも、それでも強引にお茶を奢るから飲め、何を飲む?と。
トイレが近くなるのが気になり、極力飲まずに過ごそうと思っていたのですが、お茶文化のあるネパール。
甘いお茶をご馳走になりながら色々と話を聞いて、選んだラグは全て50年くらい前の手織りのものだと。
そのお店に並んでいる数あるラグの中でも、雰囲気の良い物は当たり前ですが価格もそれなりでした。
とても気さくなおじさんで、日本のどこから来たのか?や息子さんが日本の大学(大阪)に行ってるんだよ。
と教えてくれたり、ちょっとおまけもしてくれたりで、最初はすこし戸惑ったけど楽しい時間でした。
小さなマットは自分達用に、今は椅子に敷いて使っています。
JUJUDHAUのベストと同様に色合わせが特徴的で、ぎっしりしっかりとしたウールで超高密度に織られいて
ただ何となく部屋に置いておくだけでも絵になるのではないでしょうか。

いつものBLOG感じとは変えて色々とご紹介してきましたが、今これだけモノが溢れる程ある時代に
其々の価値観で数ある中から選ぶというのは簡単そうで難しい。
僕自身の経験で言えば、何度も何度も失敗をしながら前に進んでいくことが、やっぱり無駄では無くて
一番近道だと思っています。
全然イメージとしないものを手にするのも買い物の醍醐味ですし、段々と距離が縮んで仲良くなるものも
沢山あると思います。そんな経験は何かを手にする所から始まると思いますし、良い事もそうでない事も
全て含めて自分自身の財産になってくれると思います。

3月17日


昨日の朝からの雪と冬の気温で、僕の心は完全にぽきっと折られてしまいましたが3月はまだ冬なのです。
少し気温が上がるとそれに慣れてしまって、良いことしか考えてしまうからしっぺ返しで凹んでしまう・・・
せれでも春はもう目の前に来ているので、暖かな日差しを待ちながらコツコツと前向きに頑張ろうと思う訳です。

今シーズンからお取り扱いをさせて頂く事になったカットソーブランド「moc T」
このブランドの歴史的な背景を辿っていくと1877年創業、一時期「太平洋戦争」で休止した時期があったものの
現在に至るまで130年前以上もの間、独自の発想力でモノづくりをし続けているという希少な会社でもあります。
デニムで最も有名なブランド「LEVI’S」(1853年)の少し後くらいに創業している事を考えると、ジャンルは違えど
その凄味を感じて頂けるのではないでしょうか。「moc T」を立ち上げた新内外綿株式会社が世の中にもたらした事の1つに
50年以上前に日本において初めてとなる「杢糸」を開発。その杢糸を様々なブランドが使ってグレーのカットソーを
世の中に浸透をさせてきました。グレーの中でも真ん中になる色目、僕らが良く目にする如何にもグレーらしいグレーを
「GR7」と呼ばれている色目を作り出したファクトリーが満を持して自社のプライベートブランドを立ち上げました。
その名は「moc T」と名付けられました。

以下、ブランド資料抜粋
「mocT」は染め綿や異素材の混紡など 困難とされるテキスタイルに挑戦・開発してきた 新内外綿株式会社が
発信するブランド。培った技術に受け継いだチャレンジ精神を織り交ぜ信頼感・高級感・継続性を適正価格で提供する
世界の王道ブランドを目指し、人々をより上質な生活へと導く新たなプロダクトを世界に発信します。

moc T    LONG SLEEVE PULLOVER

color     GR7

price     9800+TAX

SIZE      S    /    M    /    L    /    XL  ※XLサイズのみ後日入荷

個人的に普段から様々なブランドからリリースされたクルーネックのスウェットを愛用をしています。
着心地・素材感・ディテール・シルエットの違いが其々にあるので、色々を着比べながら理想を追い求めている最中。
「moc T」の良さは、スウェットの王道とも言うべき「グレー」の色味と究極に削ぎ落したデザイン。
色味は立体的ではなく、どちらかと言えばフラットな印象。なんてことの無い如何にもスウェットらしいスウェットは
探してみると案外見つかり難く、どうしても個々其々にブランドの個性を出そうとしてしまいがちです。
素っ気なさ、言い換えると潔い究極なシンプルさが売りで、ヴィンテージに見られるVガゼットのみがディテールとして
取り入れられています。ファクトリーブランドならではの全体的な価格帯も強みになってくると思います。


シルエットは全体的にゆったりとした設定。
今の気分を取り入れた程よく身体と生地との間に空間が出来るリラックスした着心地。
吊り編み機を用いて作製する事で、同じスウェットを作るにしても時間は通常の5倍くらい掛かってしまう為
非効率的な機械ではあるのですが、生地と生地の間に空気の層が出来て袖を通した時の肌に当たる感覚は一目瞭然です。
見た目は度詰めでぎしっとしたイメージかなと思っていたのですが、展示会で着た時の印象が大きく変わったのを
今でも鮮明に覚えています。rasikuで展開しているFilMelangeとはまた違う印象で、よりカジュアルな日常着として
ワードローブの中心になり得る1枚で重宝するのではないかと思っています。


袖・裾のリブのテンションも窮屈にし過ぎずに程良い印象を受けます。
肩線も少し落ちた位置にくるのでインナーに長袖などを合わせてもストレス無く脱ぎ着が出来
そういった細かな部分の積み重ねが着心地の良さに繋がってきます。
肉感は中肉のミニ裏毛素材で、スウェットの中では最も着る機会が多くなる素材感になるのではないでしょうか。


何処を切り取っても、クセが無くちょうど良いバランスに仕上がっている様に感じました。
クルーネックのスウェットはあれこれとひねり過ぎずに着合わせは直球でアメカジライクに軍パンやデニムが先ずはお勧め。
パンツのサイズ感やシルエットを少しゆったりさせるとトップスとの組み合わせがし易く、力の抜けた大人なリラックスした
着こなしが楽しめると思います。同じようなものを何枚持っていても買い足したくなるグレーのスウェット。
たかがグレーかもしれませんが、シンプルな物ほどそれだけ奥が深く、長い年月の間人々はその色に魅了され続け
またこの先も色々な形で受け継がれていくのだろうと思います。

moc T    ZIP UP PARKA

color     GR7

price     15000+TAX

SIZE      S    /    M    /    L    /    XL  ※XLサイズのみ後日入荷

同素材を使ったフルジップアップパーカー。
自分の中でこの素材感とシルエットだったら着る機会が多くあるかもしれないと思って選んだ1枚。
女性がワンピースなどにゆったり合わせて、マニッシュなスタイルをするのにもお勧めですし、
クルーネックのスウェットと同様に窮屈さが無く、全体的にリラックスしたムードの作りになります。


デザインは王道と言える作りで素材感・シルエット・グレーの色味で勝負をしているので、袖を通せば納得して頂ける
小細工無しのフードに映るのではないでしょうか。唯一、遊びを入れている点とすればダブルジップの仕様に
なっているので、下からインナーの色を覗かせて着る事が出来ます。


サイズ感で言うと、女性の身長が高い方であればSサイズで十分に対応が可能。
小柄な方ですと、袖丈の長さが合わないので不向きなサイズ感になってしまうかもしれません。
コンパクトでぎゅっとした着心地が苦手な方には、是非袖を通して頂きたいです。


新しくもあり、歴史のあるプロダクト。
今ではあたりまえに存在している「グレー」。きっと多くの人のクローゼットの中にある色だと思いますし
日常生活においてグレーのスウェットやパーカをユニフォームのように愛用している方も少なくないはず。
その道を作った会社が技術を集結して、新しく生み出した本物のカットソーを是非体感して頂ければと思います。
クルーネック・ジップパーカー、どちらも素晴らしい逸品です。

1月16日


ERA     CODURA DAYPACK SE

color     BLACK

price     22000+tax

SIZE     40×36.5×16


ERA     B.T DAYPACK SE

color     BLACK

price     18000+tax


頻繁に足を運ぶわけではないのですが、久し振りに行ったとある飲食店。
いつ行っても変わらずに同じ温度でお店を淡々と続けている姿にぐっときました。
遠すぎず、近すぎずの気の利いた店主の言葉と振舞いは、当たり前に感じてしまっている接客業の大切な部分を
見つめ直す良い機会になりました。本当の意味での良いお店とは・・・というのを改めて考える時間にもなりました。
翌日が定休日という事もあったせいなのか緊張が解けていつもより余計なお喋りをして、時間を忘れてしまう位の
心地良い時間。また時間を空けてプロ野球シーズンが始まる頃に行ってみようと思います。

昨年の春夏からお取り扱いが始まった「ERA」
レザーを中心にしたラインナップを展開しているのですが、デザイナーの幅広い知識と生産背景を活かしたプロダクトを
作製しています。今季はレザーアイテムの他に、新作として幾つかバックをリリース。
その中でも、メインポケットを2層に分けた機能的且つすっきりとしたデザインのデイパックに惹かれました。
色は潔く黒のみの展開。素材は3種類から選べたのですが、rasikuでは厚みがあり強度を重視たコーディラナイロンと
よりライトな生地感のブリザテックナイロンの2種類をセレクト。どちらも甲乙つけ難い素材感ですが、強さと柔らかさ
お好みの肌触りでお選び頂ければと思います。


ERAのバックパックの一番の特徴として、前述でも書きましたがメインのポケットを2層に分けている点。
完全セパレートで、メインとサブとで荷物の出し入れや整理整頓がし易くなると思います。
大きさも通常のデイパックと比較すると容量が大きく設定(23リットル)されているので、日常使いプラスαで
1泊くらいの旅行であれば十分に対応するのではないでしょうか。


ZIPはブランドオリジナルの黒のつや消しを採用。
メイン・サブのポケットにはメッシュ素材の吊りポケットが其々に付きます。
リュックを背負う長さを調整するストラップは、初めから短かめに設定されていてデザイナーの意図で
見た目がだらしなくならない位置で背負って欲しいという意味も込められています。


見た目からは23リットルも入るのが想像が出来ないくらいにすっきりとしたデザインに映ります。
ブリザテックナイロンは、超高密度のナイロンで素材自体がとても軽く撥水性にも優れた高機能素材。
コーデュラナイロンと比較すると表面がつるりとしていて、クセが少なく、シンプルなデイパックを
お探しの方にはとても使い易く、男性・女性問わずにデイリーに気軽に持つ事が出来ると思います。


特別に意識した訳ではないのですが、店内はいつも以上にリュックが充実しております。
自分自身でもリュックタイプは好きで、大きさ毎に様々なブランドからリリースされたものを使用していますが
ERAのデイパックは日帰りの出張の際に、メインポケットに頂いた資料などを入れて、もう一方のポケットには
飲み物・ポーチ・ストールなどを入れて持ち歩くのに良さそうだなと想像をしています。
バッグを1つ新調すると、それを持ってどこかへ出掛けよう!そんな気持ちが沸々と湧いてきます。
旅の理由があって選ぶのも、買ってから予定をたてるのもどちらでも良いと思うのですが、そんな風にして
お買い物するのはとても楽しいことだなと思います。
機能性と見た目の落しどころが見事にマッチしたERAのデイパック。春のお出掛けに如何でしょうか。

12月22日


MOONSTAR   SLOTH

color       BROWN

price       12000+tax

SIZE       25    /    26    /    27
  


昨日はカウンターから窓越しに、ボタボタっと大粒の雪が躍る様に降っているのを見届けながら閉店。
一夜明けてお店までの道のりは、ツルツルのアイスリンク状態で恐る恐る歩くと返って転びそうだったので
身体の中心に力を入れて颯爽と滑り切りました・・・ほんとにどこまでも凍っている道、恐るべし。
吹雪いて、凍って、晴れては溶けてと忙しない天気ですが、みなさまお出かけの際は十分に気をつけてくださいね。

一瞬にして冬道になった日でも快適に歩くために”MOONSTAR”社から新作でリリースされたマッドガードタイプの
チャッカシューズ”SLOTH”はぐるりと靴全体をテープコーティングした、雨や雪にも対応出来る全天候型のシューズ。
アッパーにキャンバス素材を用いて、テープとの境目にはスウェードを組み合わせる事で機能性と重厚感をプラス。
通常のキャンバススニーカーと比べるとソールが厚く作られているので、地面の冷たさがダイレクトに響きにくく
ウールソックスを合わせて履くと、岩手のような芯から冷えるような地域でも十分に通用する1足です。
個人的にも履き始めて1か月くらいが経ちますが、イメージしていたよりも底冷えすることもなく快適。
よっぽどの状況じゃない限り、如何にもな防寒用の冬靴というのを選ばないようにしていて、それは大半が服屋としての
勝手な意地みたいな気持ちでほぼやせ我慢しているのですが・・・まぁお勧めは出来ません。笑 
冬場でも可能であればキャンバス素材の軽快な足元でいたいなと、どうしても個人的に思ってしまいます。
そんな勝手な理想を知ってか知らずか、出逢えた靴がこの”SLOTH”でした。
撥水性が足りない場合には、アッパーに防水スプレーをかけてあげると安心感が増して良いのではないでしょうか。


アイレットは2つなので、着脱が簡単な事も嬉しいポイント。
ラストに関しては横幅は普通幅くらいで、甲の高さはミドルカットですので高めに設定。
作りはスニーカーですので履き始めから柔らかく、靴擦れになる事も余程でない限りありませんので
冬靴の即戦力としてきっと重宝するはずです。


マッドガードとは元々泥除けという意味があり、ソールと同じ素材の凹凸のあるテープがその役目を果たしてくれます。
あまりに深い雪道や悪路は別として、日常生活圏内であればグリップもしっかりと効いてくれますし
服装を選ばないシンプルなデザインも良かったりします。
旅行や出張に出掛ける際にも、行った先で雨に降られたり、逆の場合も然りですが、その時に選ぶ靴というのは
案外難しかったりするので、在りそうでない部分を埋めてくれる存在になるのではないでしょうか。


マッドガード製法の靴はアウトソールをステッチで繋がないのでコバがなくすっきりとシャープな印象を受けます。
ミドルカットのシューズはパンツの丈感をロールアップや少し短くし靴全体を見せる事で、デザイン的な側面と
洋服と靴との繋がりに統一感が生まれてしっくりとくるはずです。
パンツの丈感と靴とのバランスは切っても切り離せない関係性ですので、小さな事かもしれませんが意識をするだけで
全体の纏まりが良くなってくると思います。


多少汚れや泥などが付いたとしても、それが味わいと捉える事が出来る色目と素材感が良かったりします。
今までは冬の靴を考える時に革靴中心に模索をしてきたのですが、そうではない選択肢が広がったのは自分自身の中でも
嬉しいですし、プライス面から見ても気合を入れずに冬靴を気軽に手に取れるのは「MOONSTAR」という日本の中で
靴作りにおけるトップ企業であり、様々なノウハウの蓄積と企業努力あってこそではないでしょうか。
これからの季節にうってつけのシューズですので、是非お試し頂ければと嬉しいです。

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