9月18日


trippen     BEUTEL

color       BROWN

price       45000+tax 

SIZE       35    /    36    /    37    /    38    /    39


秋祭りと三連休が終わり、あっという間に9月も半分を過ぎていましたね。このまま涼しさは冬へと加速していくのかと
思うと、ふいに寂しい気持ちになったりもします。岩手は四季がはっきりとしているので、日々の何気ない景色や
ちょっとした気配の移ろいを感じながら、毎日を健やかに過ごしていきたいなと思っています。
個人的には近所の荒物屋さんで、ざるに「林檎」が並び始めているのを見ると季節を感じて嬉しくなります。

これからの季節が一番活躍するtrippenから、今シーズンセレクトした″BEUTEL″が届いております。
″BEUTEL”はドイツ語で袋を意味する言葉で、フィッティングを調整する為のベロクロとアッパーの前後でレザーを切替した
デザインが特徴的で、定番で展開をしているスリッポンタイプの″YEN”とはまた違う良さを感じる1足です。
切り替えしの前側はエルク(鹿科)、後側はボックスカーフ(牛)と、それぞれに異なるレザーを組み合わせていて
エルクはしなやかでとても柔らかい質感で、履き始めからでもすんなりと足に馴染む感覚があります。
後側の明るいブラウンの切り替えしが、服装のちょっとしたアクセントになりますし履き込んでいって2つの革が
馴染んだ頃には、より一体感が生まれるであろうと思います。


アッパーに使用されているエルクは揉み革で表面に細かなシボが入ります。色はパッと見た感じは黒に近いですが
自然光に充てると少しだけブラウンの色味も混じったような色合いになります。
黒よりも柔らかさがあり、素材自体もカジュアルな服装に向いていると思うので普段着にとても合わせ易い靴だと思います。
紐を結ばずに穿き口のベロクロで踵の浮きなどを調整出来る点も″BEUTEL″の特徴と言えます。


内側はライニングなしの1枚革で、足を包み込んでくれるようなフィッティングを実現しています。
踵部分はボックスカーフとライニングの2枚仕立てになりますので、型崩れの心配は一切ありません。
ソールは何度もrasikuで別注というカタチでお願いをしている凹凸のある”trippen sole”に付け替えをお願いしています。
アッパー自体が1枚革で構成されているので、雨や雪などに強いとまでは言い切れませんが、
よっぽど酷い気候でなければ、日常使いの範囲で突然の雨や、雪道くらいでしたら履いて頂けると思います。
trippen靴の本質的な部分は、雨や雪用の為に作られた靴。と言う訳ではありません。
ただし僕達が今まで日常で履いている中では、東北の冬でもある程度対応できる革靴の1つと思っています。
その感じ方や捉え方は個人によって異なるものと考えていますが、無数に選択肢がある中で、服装との相性や
靴の製法、穿き心地、アフターケアを含めたメンテナンスなどを総合的に捉えて良い靴だと判断しています。


今時期は薄手のソックスとの合わせがお勧め。
もう少し気温が低くなれば、ウールのタイツなどともイメージし易くなるのではないでしょうか。
コバに2本のステッチが入る靴は、レディースでは見る機会がそう多くはないのではと思います。
足元全体にボリュームが出るので太いパンツなどはボリューム負けせずに好相性に感じます。
一足一足きちんとデザインされた靴は、自分達が提案する様な日常着から、もう少しエッジの効いたモードや
コレクション系の洋服との組み合わせにもしっくりくるのが、trippenの靴の面白さや奥深さでもあり、
デザインの落としどころが絶妙なんだと感じています。


サイズは一番小さい35(約22.5CM)~39(訳25.0CM)までの5サイズ全て揃えております。
人間工学に基づき、足にとって良い環境であることや健康的な歩行を目的として作られたシューズは、
気に入ったものに巡り逢えると、とにかく靴を履いて出掛ける事が楽しくなりますし、靴を変える事によって
服装にも様々な影響をもたらし、自分の中に変化が起きる可能性もあるかと思います。
何やら壮大な感じに聞こえますが、とってもシンプルで素敵な事です。
お洒落は足元から・・・といつも考えるのですが、自分に合った靴を一足でもワードローブに持っていて
そこから洋服を選ぶ事がより一層楽しくなって頂ければ、嬉しいことです。
今シーズンはブーツも1型入荷を予定しておりますので、そちらも是非楽しみにしていてください。

8月25日


trippen     COMMON

color       BROWN

price       45000+tax 

SIZE       35    /    36    /    37    /    38    /    39

TRIPPENから今季の春夏でオーダーしたモデル ″COMMON″
TRIPPENの数あるラインナップの中には、スリッポンタイプのモデルは幾つかあるのですが
その中でもrasikuでも常時展開している Closedコレクションの″YEN″は、ブランドがスタートした
初期の頃に作られた代表的なモデルで、TRIPPENと聞いてこの靴をイメージする方も多いのではないかと思います。
YENの履き心地の良さを知ってしまうと、ついついシーズン問わずフル出場させたくなるのですが、
見た目のぽってり感やコバの重厚さ加減など、もう少し春夏はすっきり履けて見た目も重さも軽やかな形の
スリッポンを展開したいと思って選んだのが、COMMONというモデルでした。
正面から見た感じはコロンとしたシンプルなスリッポンといった印象ですが、外側・内側・後ろ、そしてソールと
ぐるりと全体を見てみた時に、実はとてもユニークで特徴的な形なのだという事に気が付きます。
じっくり見ると実は変わっているのに、いざ履くとそれをあまり感じさせないという不思議。
そしてもう一つ、これはとても個人的な感想ですが、靴その物だったり自分が履いた靴を直接見るよりも、
こうして着用写真であったり、誰かが履いている姿であったり、客観的に見た時の方がよりこの靴が可愛く見える・・!
というのは私だけかもしれませんが、そんな何とも不思議な印象を抱かせる靴だったりするので、
もし気になる方は見ているだけでは無く、ぜひ履いて試していただきたいなと強く思います。


履き口からアッパーは縫い目のないすっきりとしたデザイン。コバも無い分見た目もコンパクトです。
サイド外側の下部分から後方にむかって、革の継ぎ目が特徴的なモカシンシューズの様なデザインが現れます。
そして内側部分にはゴムの仕様。
物静かな雰囲気にカジュアルな一面がプラスされて、洋服を合わせて全体で見た時にも、さり気なく「お!」と
なるようなポイントになっていて、前後の印象の違いも履けば履く程に、じわじわと良さが込み上げてきます。
足を優しくすっぽりと包み込むのは、足に馴染みやすい柔らかなカーフレザー。
最初は若干、履き口が狭く感じるのですが、後ろ側のベロを持って後ろにゴムを広げる様に引っ張りながら
ゆっくり足をいれていくと、足と靴の間には隙間が無いくらいぴたりと張り付く様な感覚で納まります。
履き始めは本当にジャストフィットと言った様な感じか、むしろ少し小さいのでは?と思う位のサイズ感です。
あまり馴染の無い感覚というか、慣れないフィッティングにサイズに迷う方もいるかもしれません。
素材自体が比較的伸びやすく、柔らかいカーフレザーを使用していますので履いて少し時間が経てば、
すぐに自分の足型に革が馴染みます。
初めが少し履き心地が窮屈な為に、大き目を選びたくなってしまうかもしれませんが、履く人によっては
素足に近い環境で履きたかったり、靴下が厚めだったり色々異なると思うので、そういった事も考慮して
サイズを選ぶのが良いかもしれません。

COMMONは「Penna」ソールというソールを用いたコレクション。
くぼみのあるデザインは衝撃吸収性にも優れていて、歩くと柔らかくも弾力のあるソールが
ふわふわっと「羽が生えた様に軽い」履き心地を実現します。
自社でソールまで開発するTRIPPENだからこそ、可能にする他にない足裏の感覚。
デザインに偏り過ぎず、デザイン以上に靴と足の環境が、いかに人の歩行にとって大事かと言うことを
履いて実感する事が出来るTRIPPENの靴は、ただ足が気持ち良いが良いだけではなく、靴を選ぶ事はもちろん
靴に合わせて服を選ぶ事・靴を履いて出掛ける事など、楽しいが様々な方面に派生していくように思います。


春、夏、秋と3シーズンはその季節の服に合わせて履いて頂けると思います。
暑さが戻ってきてはいますが、不思議と足元はサンダルよりも革靴が履きたくなって
今日は久しぶりに二人とも揃って、TRIPPENを選んで履いてきていました。
久しぶりに履いて思う事は、一年目よりも二年目、二年目よりも三年目と年々靴が良く見えてくるという事。
服やそれ以外のことも、少しずつ趣味や趣向が変わっていく中で、オールコンフォートシューズらしく
どんな場面でも柔軟に適応してくれる、懐の深さがあるTRIPPENのシューズ。
その魅力をぜひ体感し、知っていただけたらなと思います。

6月25日


trippen     SCOTCH

color       BLACK-BK  

price       42000+tax 

SIZE       35    /    36    /    37    /    38    /    39


夏のサンダル素足履きの気持ち良さを知ってしまったここ数年。
さて今シーズンのTRIPPENではどんなモデルを展開したいかなと考えた際に、サンダルの様に季節感が出せて
けれどサンダルほどラフにならない井出達のシューズが良いなと思いました。
以前、展示会に居合わせた方が履いているその足元を見て、良いなと記憶の片隅にずっと残っていた靴。
素足でもソックス合わせでもどちらにも相性の良いギリータイプのシューズ ″SCOTCH”
舌革がなく、甲部に設けた鳩目の一種に紐を通し、交差をさせて紐を留める見るからに特徴的なデザイン。
長い紐は編み上げて足首の裏で交差させて踝あたりで結んだり、足裏で交差させて甲の部分で結んだり。
パッと見で可愛らしい印象を抱く様な靴ではありますが、このデザイン実はとても古い歴史を持ち
ギリーシューズ、ギリーオックスフォードとも呼ばれ、英国の伝統的な靴のひとつとされています。
モデル名の″SCOTCH″(スコットランドの)も、そこから由来してのこと。
元々は、ケルト民族が狩猟用に履いていたものが、次第に舞踏靴として変化して用いられたもので、
濡れてもすぐに乾くことや、フィッテイングが容易であることなど、可愛らしさと感じる一面には、
歴史的な背景と暮らしの変化などが詰め込まれた靴でもあったのです。


アッパーにはWAXと言われる、牛革にオイルをたっぷりと浸み込ませたシボのある揉み革を使用。
足を入れた時から革馴染が良く、すぐに自分の足の形状にフィットする為、素足履きが一段と気持ち良く感じます。
ソールは″CUP SOLE″と言われる2つに分離したソールを採用。中に硬い鉄板が入る事で分離したソールを実現しています。
靴全体が軽量化されているので、気分的にはスニーカーを履く感覚で足の運びもスムーズですし、元々が活動的な場で
用いられたということもあり、紐できゅっと引き締め足首で留めることでホールド感もあり、足を覆う面は少ないながら
不思議と足の包み込む安心感があるようにも感じます。

フィッテイングが容易という点で考えると、足型も幅がある方から細い方。
甲の高い低いにも比較的万能に対応してくれる形だと思います。
どうしても足の形によって見た目の面では変化が生じるのは当然ですが、キツさや痛みなどが無いというのは
やはり足にとっては嬉しいデザインだと思います。
それでいて可愛らしいというのは、洋服と組み合わせる楽しみが一層膨らみますし、履くだけでウキウキします。
なんというか、やはり靴は大事。


バルーンの形状がユニークなパンツにも合いますし、色落ちしたデニムとラフなトップスに足元かっちりなのも良いです。
今時期の畏まった席の装いに、ヒールとは別の選択肢として薄手のタイツや靴下と合わせたりもきっと素敵だと思います。
紐の結ぶ位置も大切に。
以前見かけて気になっていたというのは、実は同じモデルでも赤い色の物で・・・だったのですが、
今回は服装も幅広く合わせていただけるように、黒を選びました。いずれはあの赤い靴も展開してみたいと
密かに心の奥で想い続けています。
私達が一目惚れした靴に、はっと心ときめいて下さる方が、いてくださったら嬉しいです。

4月29日


trippen    SPOON

color      BLK-BK   

price      43000+tax 

SIZE      35    /    36    /    37    /    38    /    39


今季の春夏TRIPPENは、昨年からの名残で素足や薄い靴下でかぽっと履けるモデルを展開したいと思い
革靴でありながらスニーカーに近いくらい軽快な履き心地の、「CUP」COLLECTIONから2型選びました。
そのうちのひとつが、この踵の無いシンプルなスリッポンタイプの ″SPOON″
つま先から甲にかけての一本のセンターシーム。
アッパーは足の甲を半分くらい覆い隠して、綺麗なV字曲線が踵へすっと流れる。
無駄の無い美しいデザインは、素足でラフに履いた際にも、またカジュアルなTシャツに合わせても
エレガントな雰囲気と、凛とした空気をそっと足元に残しておいてくれるように感じます。


足を入れると革が、きゅっと足の甲に張り付く様なフィット感で、足の形にもよるとは思いますが、
かほっと浮いたり脱げたりするような感覚はありません。
歩く際にも甲に触れるアッパー部分はとても柔軟で、密着感と革の柔らかい質感がなんとも心地良いです。
「素足で歩く感覚を反映させる」というアイデアのもとに生まれた、CUP COLLECTIONのシューズは
2つに分離したシェル状のソールが特徴的。履き始めこそ、体感した事の無いような独特なクッション感に
不思議な気分かもしれませんが、足がインソールに馴染んでくると、まさに靴と足が一体化しているような
感覚になってくるのです。この素足感覚の気持ち良さを知ってしまうと、靴下ですら煩わしくなります。笑
長時間の歩行には、正直向いているとは言えませんが、サンダルとしての履き心地で言ったら極上そのもの。
夏の開放的な景色や気分に合う、服や靴があることでより一層その季節が楽しく過ごせたらいいなと思います。


見た目は幅も細く見えますが、柔らかなカーフレザーは、一日履いただけでも革が足型に伸びて馴染みます。
TRIPPEN特有のコバも無く、見た目も履き心地もシャープなので足が小さ目の方にも穿き易い形です。
コロンとした可愛らしいソールも、かかとと親指・小指の関節部分を保護する役割を果たしています。
想像力を掻き立てられるデザインとネーミング。そして靴本来の機能としての履き心地や品質管理。
そのどちらをも両立させ継続し続けられるということは、決して簡単な事では無いと思うのですが、
ずっと変わらずにそのスタイルを貫く姿勢には感心させられますし、安心してお客様に提案出来る事は
とても有難い事だと思います。


今日は暑いくらいですが、良いお天気の中、連休がはじまりましたね。
昨日も今日もたくさんの方にお出でいただき、久しぶりにお逢いできた方もいたり、良い日でした。
春の服も充実していますし、Tシャツ類も少しずつ並び始めています。
今週の営業は、通常通り2日(水曜日)は定休日とさせていただきます。
ぜひ、お近くにお越しの際はお立ち寄りくださいませ。

2月26日


trippen    SEED

color      BLK-BK   

price      46000+tax 

SIZE      35   /   36   /   37   /   38   /   39


以前一度、展開したことのあるモデル″SEED″
ちょうど一年前の春夏でオーダーしていた靴ですが、優しいフォルムと柔らかい革質が穿き易く、
見ため以上に履いた際にデザインが主張し過ぎず、足元がとても綺麗に映るのが印象的でした。
シンプルな中にもさり気なくTRIPPENらしい曲線美が光る靴は、洋服に合わせてカジュアルにも綺麗目にも
履いて頂けるのが良いなと思い、今回欠けていたサイズをフルサイズご用意致しました。
素材は足への馴染みも早い、タンニン鞣しのカーフレザーを使用しています。
タンブル加工を施す事でより柔らかく、履いていて少し余裕が出るくらいまで伸びのある革ですので、
幅広や外反母趾などで普段中々足に合う靴が無かったり、仕方なく大きいサイズを選んでいるという方にも、
極力足が靴の中で正しい位置に納まり、気持ち良く歩くために、お薦めできる素材です。


アッパーには、革の織り目で作られた一本線がゆらりと曲がって入っています。
独創的でありながらエレガントな印象も与えるTRIPPENのデザイン。
そのモデルにもよりますが、自分達としては選ぶ基準としているのが、洋服と組み合わせる事で
全体をきゅっと引き締める役割であったり、服の一部の様に面白味として履けるという事。
なので全てのcollectionの中で見れば、比較的ベーシックで色目も黒が多く偏ってはいますが、
その分、長くそして色んな服装に合わせて、色んな場所へ履いて出掛けて頂けるのではと思います。
踝から踵にかけても、すっきりと緩やかなラインが続きます。
スカートやワンピース、丈の短めのパンツを穿いた時など、足首から靴の境目がとても綺麗に見えます。
冬場はどうしてもミドルカットの靴の出番が多く、靴下も隠れてしまっていたのですが、
靴が変わり靴下が見えてくれると、俄然靴下熱も高まります。
足元のお洒落が楽しくなるのは正にこれからですね。

足へのフィット感がとても良いので、心なしか足の動きも軽やかになる様な気が・・・。
ソールのデザインによっても感覚は違ってきます。
靴紐や、ソール交換、インソールの交換など、自社の工場で一足一足職人が作り上げる靴だからこそ
可能なアフターケア。メンテナンスをする事で、靴は活き活きと長く履き続けられます。
勿論、普段の履き方なども影響する部分はありますが、選んで下さった方がついつい高い頻度で
履いて下さるのは、とても嬉しい事です。
極力長く使用していただける様に、自分達も職人さんとお客様を繋ぐ役割の一端を担えたらと思います。


ウールの綺麗なパンツに、内羽式のスマートな靴は似合います。
トップスにはカジュアルなスウェットを合わせたり、ボーダーカットソーにベストやパーカを合わせたり。
普段着に合わせる場合は、足元と服装のバランスをどこで崩すか考えるのが好きです。
勿論、大事な食事の席や集まりの際には、シャツとジャケットに華やかさでブローチを添えたりして
そんな装いにも合う靴だと思います。


あっという間に過ぎ去ろうとしている2月。そして迎える、3月はどんな月になるでしょうか。
日差しが強まって、日中は道路の雪が融けて、水たまりが跳ねる音が聞こえてきます。
硬く氷の塊になったところを、カンカンと削る音。
人通りの少ない静かな冬とはまた違う、動きを感じる音や光があることで季節が進んでいると感じます。
明日で2月の営業はおしまいです。ぜひお立ち寄りください。

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