盛岡で。

言葉には力がある。そう感じる事がrasikuを始めてから更に増えたように感じます。
今まで以上に、お客様と沢山話をしています。
その会話の中で掛けて頂く、何気ない言葉。
相手にしてみたら、そこまで大きな意味で言った言葉では無いかもしれませんが
時にそれは、僕にとってはこれ以上にない言葉で、それに勝るモノは無いとすら思えます。
そんな何気ない一言に、店に居ながら感動しぐっときてしまう。。
そんな事があるので、僕は、お店で出来る事を一番大事にしたいですし、
実際にここまで足を運んできて下さるお客様に向けて、
更には気に入って買って頂いたお客様には、もっともっと楽しんで頂きたい
服の事を伝えたい、もっと色んな物を提案し発信し見て頂きたい・・・と強く思います。
お客様に支えられ、それが今は力になっている。物凄く実感します。

とあるお客様。
いつも来て下さる30代のご夫婦、お二人と話していると
とても穏やかな優しい空気感になります。また、服の話をすると止まらず・・・。
お二人それぞれに、心地良い距離感と気配りがあります。とても素敵なご夫婦です。
その方が、お休みを使って東京や仙台へ行かれたとの事。。
行った先では、気になるセレクトショップを回ったり、私達も気になっていたお店を巡り
お買い物をされ、その様子などを楽しくお話していました。
そんな会話の中で、ふと
「rasikuさんで見れる服達は、東京や仙台のショップに負けていないですね」
その何気ない一言は、僕にとって一つ自分のやってきた事が伝わった・・・
と実感できた言葉でした。

何故、この言葉が僕にとって嬉しかったのか。
お店を盛岡に出すと決めた時に、僕の中の1つの基準みたいなものがありました。
それは、大都市と比較した時に、どうしても地方都市は買い物をする環境が
整っていない・・・不自由な面は多々あります。それには、様々な要因がありますし
その環境だからこそ、良いと思えることや、やれる事も実は沢山あります。
僕が盛岡でお店をやる以上は、「盛岡だから買えない・・・無いから、諦める」のではなく、
盛岡でも見える・買える、単純にファッションを日常で楽しむという環境を作りたいと思っていました。
東京や仙台へ行くことは勿論刺激を受けますし、感度の高い店が多いのは間違いありません。
そういった、感度の良いお店に負けない品揃えやブランディングを心掛けていた僕にとっては、
盛岡の方に地元でも負けずに楽しめるんだという事の、何かきっかけになれればと思ったのです。

想い続ければ、小さくとも伝え続ければ、想いは伝わるという事を改めて感じました。

まだまだ、自分達の力は微々たるものですが、他にも新しい事を発信し続けている
お店や人たちが盛岡にはいます。。
そういった場所に足を運び、自分の目で見ながら、選択し、自分が納得いくカタチで商品を購入して
貰いたいというのが、僕自身の一番に思っている事です。
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まだまだ、これからですが・・・
嬉しかったので書きました。
ゆっくりと、でも確実に前へ進みます。高みを目指して。

rasiku sasaki

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