2016 

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2016年の営業も今日でおしまい。
こちらでもアナウンスしていましたが、昨日から三人で営業中。
初めての試みでお店を開けてみると、年末のご挨拶に、島田君の顔を見に。お買い物に。
ひとりでもふたりでも足を運んで下さる方がいる。という事の有難みを改めてぎゅっと噛みしめる時間となり、
変に焦らず大きな波に飲み込まれず、いつもと変わらずに過ごす年末年始もなんだか良いものだなと感じています。
2016年、一年間を通して足を運び支えて下さった皆様、本当にありがとうございます。

2017年の営業は明日からはじまります。
1日~3日は、10時から17時までの短縮営業となります。
明日からまた一日一日を大切に、そして何よりも健康で。
自分達が一番に楽しみながら、日々過ごしていけたらいいなと思います。
rasikuへ来て下さった方に、楽しんで頂くために。

明日からの店内は、ちょっと楽しめる内容になっている・・・かもしれません。
ぜひお時間合う方は、ふらりとお立ち寄り頂けたら幸いです。
お待ちしております。
それでは、良いお年をお迎えください。またあした。

年末年始の営業日程

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年末年始は定休日以外は営業しております。
短縮営業の日がございますので、営業時間の方どうぞご確認のうえ、お立ち寄り頂けたら。
年始の三日間は朝10時よりOPENしております。

2016年
12月30日(金曜日)10:30~17:00 短縮営業
12月31日(土曜日)10:30~17:00 短縮営業

2017年
1月1日(日曜日) 10:00~17:00 短縮営業
1月2日(月曜日) 10:00~17:00 短縮営業
1月3日(火曜日) 10:00~17:00 短縮営業
1月4日(水曜日) 定休日
1月5日(木曜日) 10:30~19:00 通常営業

定休日のお知らせ

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明日28日(水曜日)は、定休日となっております。
どうぞ宜しくお願いいたします。

information

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店頭で直接ご挨拶させて頂いた方はご存知かと思いますが、今年の4月から10月までの約半年、
日曜日限定で島田君という大学生のアルバイトスタッフがrasikuで働いてくれていました。
僕らにとっても″人を雇う″という事は初めての経験で、しかもアルバイト募集をしていた訳では無く、
突然飛び込んできて「働きたいです」と半ば強引な出逢いでしたので、最初は色々と戸惑いもありました。
本人の洋服に対する熱い気持ちと、不思議と愛されるキャラで?少しずつ少しずつ経験を重ねていき、
彼自身も、そして僕等自身も、お店の形態として何となく馴染んできた頃に、彼から東京へ行って
洋服に携わる仕事を探してきますという言葉を伝えられました。
元々そういう目標がある事も聞いたうえでの雇用契約でしたので、またもや突然の話ではありましたが、
間髪入れずに了承し、彼は旅立って行ったのが、ほんの数か月前の話。

rasikuでは約半年ちょっとという短い期間でしたが、僕達にとっても新鮮な風を感じて変わった部分もあり、
自分達の方向性を考えたりする時間を与えて貰った、良い時間でしたし、数か月間でしたが、彼を目当てに
来店される方もいて下さったのが、僕自身にとっても大変嬉しかったのを覚えています。
その後しばらくして連絡があり、現在は様々な方のご縁と、本人の行動力が実ってrasikuでもオープン当初からの
お取引先でもあるA VONTADEの直営店、中目黒にありますBricklayerというお店にて勤務しています。

最近は、自ら進んで洋服屋になりたいという若い人はめっきり見聞きしなくなった中でも、彼は珍しく
異彩を放っている・・というか、後先考えずに前だけを見て進んでいる姿を見て、頼もしくもあり、
若さゆえの行動にハラハラする部分もあったのですが。。。(笑)
洋服をきちんと伝えて販売出来るようになりたいという想いは、ひしひしと伝わってきて、僕自身も物を売る
という仕事に携わって18年が経ちますが、彼と同じように満足する事も無いですし試行錯誤の日々を過ごして
いるので、やってみたいという事はどんな形でも良いので形にして欲しいなという想いが凄くありました。

彼が話すには接客する事が今は一番楽しいとのこと。
そんな本人たっての希望で年末年始に一度盛岡に帰省するタイミングで、ぜひrasikuの店頭に立って接客をしたい。
という話になりました。
折角来るのであれば、現在勤めているA VONTADEの商品の中で、rasikuに普段無いアイテムであったり、彼の視点で
rasikuに並ぶ他の服とも組み合わせられるアイテムをピックアップして提案しようという事になりました。
rasikuで見ていたA vontadeの服。メーカーに入って新たに感じたA vontadeの服。
彼だからこそ出来る接客をしたいという想いに、デザイナーの山川さんにもお力添えをして頂き、この様な機会を
設けることになりました。
今シーズンのアイテムでrasikuではセレクトしていない商品が店内の一部に並びます。
12月30日(金)~1月3日(火)の5日間、島田さんも店頭に立って接客して頂きます。
行動を起こす事の大切さと、人との縁を繋ごうとする気持ちがこのようなカタチで本人にとっても良い意味での
プレッシャーの掛かるイベントに繋がったと思っております。
洋服を着る以上はどうしてもブランドというネームやタグが付いてくるのは必然ですが、それ以上に洋服の持っている力を
1人でも多くの方に楽しんで貰えるような時間にしたいと言っていますので、年末年始のこの期間に
ぜひ足を運んで頂けると嬉しいです。僕らにとっても楽しい時間と空間になるのではと想像をしています。

rasikuの年末年始の営業日程は以下の通りになります。
短縮営業になりますので、営業時間のご確認をお願いいたします。

12月29日(木曜日)10:30~19:00 通常営業
12月30日(金曜日)10:30~17:00 短縮営業
12月31日(土曜日)10:30~17:00 短縮営業
1月1日(日曜日) 10:00~17:00 短縮営業
1月2日(月曜日) 10:00~17:00 短縮営業
1月3日(火曜日) 10:00~17:00 短縮営業
1月4日(水曜日) 定休日
 

12月25日

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GUERNSEY WOOLLENS  TRADITONAL GUERNSEY PLAIN

color      NAVY  

price      24000+TAX

SIZE      36   /   38   /   40
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color      OATMEAL  

SIZE      36   /   38   /   40
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2016年も残りが少なくなってきましたが、ここ数日はセーターを着ないと過ごせないくらい冬の岩手らしい
ぴりっとした空気と風を感じる日が続いています。お客様を見ていても自然と暖かなセーターに手が伸びている
印象を受けます。rasikuでは毎シーズン欠かさずにセレクトをしてきました、イギリス領ガンジー島で伝統的なクラシカルなセーターを
30年以上に渡って作り続けているブランド″GUERNSEY WOOLLENS″  
冬場に漁に出る漁師の為に、寒さから身を守れて且つ動きを制限されにくいセーターを作っていたという背景があります。
暗闇の船内で着ても大丈夫な様に、前後が対称に作られているというのも特徴で、素材に用いられる″ヴァージンウール″は
毛に含まれている油分を一切カットをせずにそのまま使用しています。多少はチクチクとする感覚もありますが撥水性に優れ
撚りを強くした糸を度詰に編むことによって抜群の保温性を生み出します。
インポートアイテムらしく、着て直ぐには馴染まないのですが、年数を重ねていくうちに徐々に身体にしっくりくる感覚が
出てくるセーターになると思います。
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シルエットに関しては、身頃はやや細めに設定し着丈が長め。
下から吹いてくる冷たい風が入るのを防ぐ役割を果たしてくれます。袖、裾のテンションはきつく設定されていないので
セーターの裾が上がってきたりすることは殆どありません。サイズ感に関してもジャストサイズで合わせるのも良いと思いますが
あえてワンサイズアップでゆとりを持たせて着る方が僕自身は好みです。
インナーはB.Dシャツやクルーネックの長袖カットソーを着るのが王道だと思いますが、着写のようにモックネックやタートルネックなどの
カットソーを合わせるのも◎だと思います。ガンジーネックのディティールは首元がやや高めのスタンドになっているので、
クルーネックと合わせるとセーターがどうしても肌に触れてしまう部分が出てしまいます。
チクチクする肌触りが苦手な方にはモックネックはお勧めで、更に言えば着心地の良いカットソーを合わせる事で、無骨なセーターが
インナー次第で快適に過ごせるのもポイントです。肌触りが苦手で・・・という方にも、是非お試し頂けたらと思います。
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肩や裾に入る切替しのデザインは、元々は家の家紋や海に纏わるロープやハシゴなどを表現していたと言われています。
現在は機械編みで作られていますが、その当時は手編みで1つ1つ違った模様などが描かれていたのだと思うと
今こうして現代のプロダクトとして受け継がれているというのも洋服の歴史や面白さであり、古き良きモノの存在価値や
自然に意図せずに作られた物の凄さを改めて実感してしまいます。
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着丈が長く見た目で重たさを感じるセーターなので、あえてワイドなパンツに足元はスニーカーを合わせるのが好きです。
細身のパンツも悪くないと思いますが、全体をあえて野暮ったく見せて足元だけ軽快にすると僕自身はバランスが
とれる気がしています。変に気を利かせて着易くモディファドしている訳ではないので、サイズをアップしたりする事で
自分なりの着方や落とし所を見つけて頂ければと思っています。
着ていくうちに身体に馴染む感覚は出てきますが、キックバックがある素材を使用しているので、大きく伸びたり
することは殆どありません。
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背景があって保温性の高い本格的なセーターは、お洒落を楽しむという部分も勿論意識はしますが、冬を少しでも
暖かく過ごす為の手段や方法として提案をし続けています。保温性の高いセーターを着ると薄手の風よけコートが
役に立ちますし、1つずつをプラスして着ていくことで洋服を着る選択肢の幅がぐっと広がってくるはずです。
僕自身も久しぶりにガンジーセーターを着てきましたが、今日の様に冷たい風が吹いても風が抜けて身体に届く事がないので
機能的な一面を噛みしめていました。何度か洗濯もしているのでセーターが柔らかくなっていて、そうなると何だか愛着も
増してくるのが不思議な所です。着てすぐに良いと感じられるというよりは、ワードローブに残し続ける事でガンジーセーターの
良さを実感して頂けると思っています。定番アイテムとして作り続けられる訳を体感してみては如何でしょうか。
rasiku  sasaki

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