12月25日

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GUERNSEY WOOLLENS  TRADITONAL GUERNSEY PLAIN

color      NAVY  

price      24000+TAX

SIZE      36   /   38   /   40
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color      OATMEAL  

SIZE      36   /   38   /   40
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2016年も残りが少なくなってきましたが、ここ数日はセーターを着ないと過ごせないくらい冬の岩手らしい
ぴりっとした空気と風を感じる日が続いています。お客様を見ていても自然と暖かなセーターに手が伸びている
印象を受けます。rasikuでは毎シーズン欠かさずにセレクトをしてきました、イギリス領ガンジー島で伝統的なクラシカルなセーターを
30年以上に渡って作り続けているブランド″GUERNSEY WOOLLENS″  
冬場に漁に出る漁師の為に、寒さから身を守れて且つ動きを制限されにくいセーターを作っていたという背景があります。
暗闇の船内で着ても大丈夫な様に、前後が対称に作られているというのも特徴で、素材に用いられる″ヴァージンウール″は
毛に含まれている油分を一切カットをせずにそのまま使用しています。多少はチクチクとする感覚もありますが撥水性に優れ
撚りを強くした糸を度詰に編むことによって抜群の保温性を生み出します。
インポートアイテムらしく、着て直ぐには馴染まないのですが、年数を重ねていくうちに徐々に身体にしっくりくる感覚が
出てくるセーターになると思います。
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シルエットに関しては、身頃はやや細めに設定し着丈が長め。
下から吹いてくる冷たい風が入るのを防ぐ役割を果たしてくれます。袖、裾のテンションはきつく設定されていないので
セーターの裾が上がってきたりすることは殆どありません。サイズ感に関してもジャストサイズで合わせるのも良いと思いますが
あえてワンサイズアップでゆとりを持たせて着る方が僕自身は好みです。
インナーはB.Dシャツやクルーネックの長袖カットソーを着るのが王道だと思いますが、着写のようにモックネックやタートルネックなどの
カットソーを合わせるのも◎だと思います。ガンジーネックのディティールは首元がやや高めのスタンドになっているので、
クルーネックと合わせるとセーターがどうしても肌に触れてしまう部分が出てしまいます。
チクチクする肌触りが苦手な方にはモックネックはお勧めで、更に言えば着心地の良いカットソーを合わせる事で、無骨なセーターが
インナー次第で快適に過ごせるのもポイントです。肌触りが苦手で・・・という方にも、是非お試し頂けたらと思います。
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肩や裾に入る切替しのデザインは、元々は家の家紋や海に纏わるロープやハシゴなどを表現していたと言われています。
現在は機械編みで作られていますが、その当時は手編みで1つ1つ違った模様などが描かれていたのだと思うと
今こうして現代のプロダクトとして受け継がれているというのも洋服の歴史や面白さであり、古き良きモノの存在価値や
自然に意図せずに作られた物の凄さを改めて実感してしまいます。
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着丈が長く見た目で重たさを感じるセーターなので、あえてワイドなパンツに足元はスニーカーを合わせるのが好きです。
細身のパンツも悪くないと思いますが、全体をあえて野暮ったく見せて足元だけ軽快にすると僕自身はバランスが
とれる気がしています。変に気を利かせて着易くモディファドしている訳ではないので、サイズをアップしたりする事で
自分なりの着方や落とし所を見つけて頂ければと思っています。
着ていくうちに身体に馴染む感覚は出てきますが、キックバックがある素材を使用しているので、大きく伸びたり
することは殆どありません。
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背景があって保温性の高い本格的なセーターは、お洒落を楽しむという部分も勿論意識はしますが、冬を少しでも
暖かく過ごす為の手段や方法として提案をし続けています。保温性の高いセーターを着ると薄手の風よけコートが
役に立ちますし、1つずつをプラスして着ていくことで洋服を着る選択肢の幅がぐっと広がってくるはずです。
僕自身も久しぶりにガンジーセーターを着てきましたが、今日の様に冷たい風が吹いても風が抜けて身体に届く事がないので
機能的な一面を噛みしめていました。何度か洗濯もしているのでセーターが柔らかくなっていて、そうなると何だか愛着も
増してくるのが不思議な所です。着てすぐに良いと感じられるというよりは、ワードローブに残し続ける事でガンジーセーターの
良さを実感して頂けると思っています。定番アイテムとして作り続けられる訳を体感してみては如何でしょうか。
rasiku  sasaki

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