3月30日


JOHN SMEDLEY   WHITCHURCH

color       NAVY  

price       33000+TAX

SIZE       S   /   M   /   L

日中の日差しが春を感じさせるのですが、朝と夜はまだ冬の顔を覗かせる洋服選びが一番難しい季節。
この時期は厚みの違うコートを数種類と保温効果の異なるインナーが無いと自分が気持ち良く過ごせないという事を
ここ3年くらいで学び、コツコツと春物を集めた事でようやく快適に過ごせるようになってきました。
もう少し気温が上がってくると必ず着用するアイテムが首元がVネックでコットン素材のカーディガン。
僕自身はインナーにシャツに合わせるよりもカットソーとの組み合わせが好みで、カットソー1枚だとどうしてもラフなイメージが
出てしまうのですが、上質なカーディガンを羽織る事で少し緊張感を演出出来て印象ががらりと変わります。
素材が持っている繊細さと力強さ、光沢があって品の良さを感じさせてくれる″JOHN SMEDLEY″のカーディガンは
何となくブランド名を知っているという方が多いと思いますが、言葉では伝えきれない良さが詰まっています。
春夏シーズンは″シーアイランドコットン″と呼ばれるカシミアのような肌触りの希少なコットンを贅沢に用いています。
一度袖を通すと脱ぐのが嫌になるくらい人間が本来持っている本能がそう反応するくらい素晴らしい素材です。
レディースではここ数シーズン展開をし続けてきましたが、男性にもその価値を感じて貰えたらと思いまして
一番着回しの効くVネックタイプでカラーは″NAVY”のみをセレクトしてみました。サイズは3サイズご用意しております。


コットンニットで気になる点は洗濯を繰り返した際に素材がボソボソになって見た目が悪くなってしまう点。
洗濯機でザブザブ洗う事は出来ませんが、JOHN SMEDLEYのセーターは毛玉が出来にくく耐久性にも優れていると
実際に着ていて思います。10年近く着ている物が一枚ありますがそれもまだまだくたっとならずに着用が出来ますし
ガシガシとした味を出すコットン素材とはまた違った洋服の幅を広げてくれる1枚だと感じています。
袖を通すと自然と背筋が伸びて、服に自分自身が置いて行かれないようにしゃきっとせねば!と思ったり、
何ともよい心持ちになれる、服であり存在だと思っています。
良く店頭でお聞きするのが、いつかは憧れの・・・という敷居の高いイメージを持っているという事ですが、
憧れを手にして、何より肌に触れた時の喜びや興奮は、価格以上の価値を与えてくれるんではないかと
自分達は考えますし、目の前に憧れがあるのであればそれを現実として挑戦して貰いたいという気持ちも
少しだけあったりもします。
実際に手に入れて分かる事や見えてくる事は沢山ありますし、洗濯なども自分自身でやってみると
案外難しくなく(勿論気遣いは大事)そういった経験や体験がより洋服に対しての興味に繋がったり
愛着であったり着こなし方などにも反映してくるのではないかと思っています。


カラー″NAVY”はデニム・軍パン・チノなどのオーソドックスなボトムスに対して全てをカバーしてくれる汎用性がポイントで
気温が上がると自然と白いインナーを手に取りたくなるので、ネイビーを合わせる事によって全体が引き締まります。
それと長時間の移動などでクーラーが効き過ぎている場所や空間に持って行くと本当に重宝します。
丸めてバッグに入れておくだけで、色んないざという時に対応出来そうで安心しますし、僕自身も外がいくら
暑くても新幹線や飛行機は涼しすぎる事が多いので出張の際には必ずと言って良い程に鞄に忍ばせる服の1つです。
通常のコットンよりも″シーアイランドコットン″は汗や湿気を吸収する機能に優れているのも特徴で、素材が持ち合わせている
″機能″と″美″にはただただ惹かれてしまいます。


パーツを繋ぐリンキングの処理は手作業の部分が多くあり、熟練した職人により丁寧に1つ1つ綺麗に処理されています。
見た目の美しさと着た時のストレスを感じさせない着心地も大切な要素です。
僕自身もJOHN SMEDLEYのニットとFilMelangeのカットソーに一番初めに袖を通した時の感触や気持ちは今でも忘れる事は
ありませんし、洋服をより大切に着ていきたいという気持ちをより強くしてくれた気がします。


日常着としては贅沢になるのかもしれませんが、気持ち良く袖を通せる洋服は心が豊かになるきっかけに
なるはずですし、上質な素材と究極に削ぎ落とされたデザインはワードローブに残り続けていくと思います。
年齢を重ねるにつれてベーシックなアイテムは着こなしも変わってくると思いますので、時間の経過を楽しみながら
着ていただければ嬉しいです。何度見ても良い物はやっぱり良いです。

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