4月20日


COMMONO reproducts  SNAP BLOUSON

color       NAVY

price       37600+TAX

SIZE       2   /   3


春は太陽の温かな日差しに有難さを感じずにはいられない。
毎日めまぐるしく天気は変わり、晴れたり曇ったり、温度が上がったり下がったり。
日中は暖かくても、冷えこむ夕方に油断が出来ない。
何を着て出掛けようかと迷う日々は普通に考えたら憂鬱ではあるのだけれど、今の季節だからこその
服選びもある意味、醍醐味ではないかと純粋に気持ちを切り替えたら、何だか春先の洋服の着方が
以前より面白くて、創造力を働かせて持ってる物を活かせる様になったのは、つい最近の話。
物事を正面からみるのと、少しだけ角度を変えてみるだけで、全く違った景色に映るから不思議です。
僕自身が思う″COMMONO reproducts″というブランドを色濃く表現している商品の1つが″SNAP BLOUSON″
一見すると何という事の無い空気感を持つ服かと思いきや、いざ袖を通した際の掴みどころのなさが好みで
分かり易さと分かり難さの絶妙なバランス感に、自分はとても惹かれるのだと思います。


この手のブルゾンはスタジャンなどのイメージが色濃く反映されがちなアイテムで、着ると雰囲気がどこか子供っぽく見えて
しまうのが苦手になる理由で、なかなか手を出せずにいました。
そんな中で大人がきちんと着れるブルゾンに仕上がっている″SNAP BLOUSON″はすっきりと良い意味で飾り気のない
洗練された1枚です。秋冬でも展開をしていたアイテムですが、今春夏は表面に光沢があってつるりとした
コットン×レーヨン×ポリエステルのサテン生地に変更をしてリリースされています。
ディティールは至ってシンプル。フロントはスナップボタンで、首元・袖口・裾にリブを配して見た目はスポーティーな印象を受けます。
インナーは薄手のスウェットくらいまで着用可能、それ以上厚手になると肩・腕周りが窮屈になってしまいます。
着方としてこれから暖かくなる時期はメインのアウターとして、肌寒さが残る季節は上からオーバーコートを羽織るイメージで
ミドルのインナーとしても着れるので、捉え方と使い方次第では着こなしに幅を利かせられるいうのがポイントです。


釦を全て閉めてしまうと窮屈な見え方になってしまうので、留め方を工夫してインナーの色を少し覗かせると
パンツからの繋がりに軽さが出せて、着合わせがし易くなります。
本当にちょっとした部分を工夫する事で、見え方が大きく変わってきますし、そこが洋服の面白味だと思います。
小さな差を出せるかどうかは、答えがある訳ではなくとても感覚的な部分のことなので、何度も何度も様々な
着合わせを繰り返す事で、自分なりの色を出せる着こなしや、納得のいく落とし所やぱっと見えてくる物が
あるのかもしれません。


自分自身もショート丈のブルゾンタイプは、気分を変えたい時や自転車に乗ろうと思う日は自然と手が伸びます。
短い丈ならではのインナーとのアンバランスなバランスに惹かれて、時折無性に着たくなります。
サテン生地と言うと思いだすのが、中学から高校生くらいになるまで着ていたライン3本線のスポーツブランドのジャージー。
その当時は格好良く着ていたつもり!?ですが、今思い返してもなかなかイケてたんじゃないかと思います。笑
この素材を見た時に何だかふと、当時の自分を思い出してしまいました。
それとは全く違うのですが、何十年の時を経てサテン生地を使ったアイテムに出逢えるから洋服は面白いなと感じます。
その当時と同じく色落ちしたリーバイスのデニムに、ローテクスニーカーでさらっと着合わせるのも格好良いかもしれません。

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