12月17日


MITTAN    丹前コート

color      墨黒   

price      46000+tax 

SIZE      2    /    3 SOLD


今年は例年以上に寒さが厳しい日が続いているように感じていますが、如何お過ごしですか?
そんな寒さにも徐々に身体は慣れてきて、気持ちもいよいよ冬モードに切り替えられた(気がする)ので、
家の前がたまたま、白鳥の寝床になっているのでそれを見ながら楽しく過ごしていきたいと思っています。
冬になって寒さを実感すると、暖かい綿入りの羽織が欲しいなと思うのですが、中々巡り逢えずにいて
ふと、、2年前に展示会で試着をした事があったMITTANのコートを思い出して、問い合わせしてみると
在ります。とのことだったのでその場でオーダー。念願の暖かな中綿の羽織が届きました。
初めて見た当時はまだ自分の中でイメージが湧かなかったのですが、今はとてもしっくりくる感覚があります。
想像するダウンジャケットやコートとの、手軽さや着易さといったものとは、またベクトルの向きが異なる
MITTANの″丹前コート″ 


浴衣などの上に羽織る防寒用の上着である丹前をベースにしたコートは、一見すると癖が強く独特な雰囲気ですが、
今まで展開してきたMITTANの羽織同様に、普段着ている服装に何気なく羽織るとコート自体が目立つというよりも
反対にすっと服に馴染んで、日常着としても違和感なく着てしまうという不思議。そして何より他に見ぬ世界観に
着るとどうなるのだろうかと自然とワクワクししてしまいます。
表地はウール50%・コットン50%の高密度に織り上げた生地を採用。裏地は起毛したコットンの生地を張り合わせています。
色目は″墨黒″で、光の当たり方によっては濃紺にも見えるような柔らかさを感じるカラーです。
静岡県浜松市にある半纏工房にて製作されている丹前コートは、綿100%の中綿を中肉くらいのボリュームで詰め込み
MITTANの羽織物の中では一番保温性の高いコートになります。見た目も着膨れしない絶妙な塩梅。
表地も超高密度に織り上がられたばりっとしたオリジナル生地を用いているので、真冬の寒さが厳しい東北地方でも
十分に冬を越せるスペックを備えたコートです。


コートには少し長めの腰紐が付属されています。
腰紐は結んでも結ばなくても使い方は自由ですが、紐がある事によって前合わせがぴたっと閉じるので冷たい風などの
侵入を防ぎシルエットにもメリハリがつきます。その日の気候や着合わせによって使い分けて頂ければと思います。
特に雪や突き刺さる様な冷たい風が吹く日は、ぎゅっと絞って着る事で身体の中で温度がキープされるのでお勧めです。


サイズ感はゆったりとした設定、肩線もドロップした位置にあるので着用時のストレスなどは一切ありません。
インナーは厚手の物も着込めますが、コート自体にボリュームがあるので中肉くらいのセーターが丁度良いです。
首元はストールもしくはタートルネックなどで保温性を高めると、Vゾーンの納まりもしっくりくるはずです。
ポケットは大きなハンドウォーマーが左右に付いて、内側にも1つ小さいモノが付くので合計3つ完備されています。
着て直ぐには格好良さや快適さは伝わらないかもしれませんが、時間の経過と共にじわじわと押し寄せてくるものが
あると思いますし、如何にして自分のスタイルに落とし込めるかが重要だと感じます。
僕自身が勝手に街の景色や土地柄をイメージしてウール素材のコートを沢山提案をしてきましたが、これからも
主となるものは大きく変えずに、少しずつ選択肢とふり幅を出していければと思っています。

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