3月17日


MITTAN   OCガラ紡ロングジャケット(草木染)  

color      藍×胡桃

price      59000+tax 

SIZE      1    /    2    /    3    /    4   


オーガニックコットンとシルクという贅沢な素材を掛け合わせて作られるMITTANのガラ紡のジャケット。
rasikuでは春夏・秋冬と色目を変えながら展開をしています。今春夏は、僕らが気に入って愛用をしている″藍×胡桃″で
オーダーをしました。春の装いにインディゴの色合いは一番しっくりくると思いますし、季節がもうすこし進んだ頃には
インナーに白のカットソーであったりシャツを合わせて羽織って頂きたいです。
厚みのある生地感ですが春は涼しくて、秋頃は暖かく着れる。シルクならではの特性を活かしたジャケットは
ハイテク素材が次々と進化し続ける世の中の流れに対して、まったく気にする素振りもせず、天然素材の持つ力を
最大限に引き出している羽織物だと思います。
価格もそれなりかもしれませんが、素材の密度の濃さに対しての纏った際の、驚く程ふっくらとした軽さや、
美しい染色に触れることで、きっと価格以上の満足感を得て頂けると思います。
三寒四温で何を着ようかと迷う時期に、ガラ紡のジャケットがあれば一枚羽織るだけで解決してしまう・・・
と言っても良いくらい着る頻度は多く、ユニセックスなデザインがスタイルも選ばず幅広く合わせられます。
肩線がなく体型を問わないジャケットなので、大きめのサイズを女性が着られる機会も多いです。
男女兼用で着るのもお勧めです。


ガラ紡という素材は1800年代後半に日本で作られた紡績機で、ガラガラと音を立てながら生地が織られていた事に
由来されています。一時は画期的な織機として使われていましたが、効率的な織機が次々に開発されて衰退の一歩を
辿っていく事となります。現在では愛知県に数台しか残されていない希少な織機で、伝統的な物作りを継承する動きや
新たにブランドや作り手さんが手掛けた、ガラ紡の織機を使ったストールやソックスなども見かけるようになりました。
目がぎゅっと詰まっていて、糸の太さにムラがあり、ホームスパンにも似た様な素朴な風合い。
ゆっくりと時間を掛けて織られる生地は、空気を多く含んでいるので見た目よりも軽く、ふんわりとして着心地が抜群です。
シルクが入ることで保温効果が高く、涼しくも着れるという相反する両面の機能を持ち合わせている事にも驚かされます。
天然素材が持っている機能と、非効率な織機だからこそ出来るメリットを最大限に活かして完成したジャケット。
現代の世の中においては、生産性は非効率ではありますが、袖を通しただけで明らかな違いを肌で感じて頂ける様な
本当に素晴らしい素材でありプロダクトだと感じています。


ガラ紡ロングジャケットは裏表がなくリバーシブルで着用が可能。
着用画像ではぽそぽそっとしたステッチがデザインとして見えますが、反対に着るとステッチがなくなりプレーンな表情に。
外側に合った、ポケットは内側になる仕組みです。着易さを考慮すると、外側にポケットがある方が機能的かもしれません。
袖や裾は切りっぱなしのように見えますが、ステッチが施されていますのでほつれが出たりする事はありません。
サイズ展開は1から4までのフルサイズで展開でしています。
どのくらいばさっと着たいかが重要で、ジャストでカーディガン風に着るのも良いですし、大き目のサイズ感で
コートっぽく合わせるのもお勧めです。
ちなみに私達夫婦はサイズ4を大きめにざっくりと羽織って着ています。


インナーはシャツ・カットソーは勿論ですが、中肉のセーターなどを着てもストレスにならない袖の太さと
ゆったりでありながら、野暮ったく魅せない絶妙なパターンで作製されています。
これからの季節はシャツなどに合わせて着る機会が必然的に増えてくると思いますが、秋冬シーズンにはインナーに
シェットランドセーターなどの温かみのある素材を着て、ストールをぐるっと巻いて冬コートまでの繋ぎとしても
きっと重宝するはずです。ガラ紡の素材感が、春夏・秋冬のどの季節に着てもアンマッチにならないのも◎です。
まだまだ気温が安定しない日が1か月以上は続きます。
春コートで悩んでいる方がいましたら是非一度袖を通して頂きたい1枚です。

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