定休日のお知らせ


明日19日(水曜日)は定休日となります。
どうぞ宜しくお願い致します。

※尚、21日(金曜日)は私用のため、17時30分閉店とさせて頂きます。
ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解ご了承の程宜しくお願い致します。

9月18日


trippen     BEUTEL

color       BROWN

price       45000+tax 

SIZE       35    /    36    /    37    /    38    /    39


秋祭りと三連休が終わり、あっという間に9月も半分を過ぎていましたね。このまま涼しさは冬へと加速していくのかと
思うと、ふいに寂しい気持ちになったりもします。岩手は四季がはっきりとしているので、日々の何気ない景色や
ちょっとした気配の移ろいを感じながら、毎日を健やかに過ごしていきたいなと思っています。
個人的には近所の荒物屋さんで、ざるに「林檎」が並び始めているのを見ると季節を感じて嬉しくなります。

これからの季節が一番活躍するtrippenから、今シーズンセレクトした″BEUTEL″が届いております。
″BEUTEL”はドイツ語で袋を意味する言葉で、フィッティングを調整する為のベロクロとアッパーの前後でレザーを切替した
デザインが特徴的で、定番で展開をしているスリッポンタイプの″YEN”とはまた違う良さを感じる1足です。
切り替えしの前側はエルク(鹿科)、後側はボックスカーフ(牛)と、それぞれに異なるレザーを組み合わせていて
エルクはしなやかでとても柔らかい質感で、履き始めからでもすんなりと足に馴染む感覚があります。
後側の明るいブラウンの切り替えしが、服装のちょっとしたアクセントになりますし履き込んでいって2つの革が
馴染んだ頃には、より一体感が生まれるであろうと思います。


アッパーに使用されているエルクは揉み革で表面に細かなシボが入ります。色はパッと見た感じは黒に近いですが
自然光に充てると少しだけブラウンの色味も混じったような色合いになります。
黒よりも柔らかさがあり、素材自体もカジュアルな服装に向いていると思うので普段着にとても合わせ易い靴だと思います。
紐を結ばずに穿き口のベロクロで踵の浮きなどを調整出来る点も″BEUTEL″の特徴と言えます。


内側はライニングなしの1枚革で、足を包み込んでくれるようなフィッティングを実現しています。
踵部分はボックスカーフとライニングの2枚仕立てになりますので、型崩れの心配は一切ありません。
ソールは何度もrasikuで別注というカタチでお願いをしている凹凸のある”trippen sole”に付け替えをお願いしています。
アッパー自体が1枚革で構成されているので、雨や雪などに強いとまでは言い切れませんが、
よっぽど酷い気候でなければ、日常使いの範囲で突然の雨や、雪道くらいでしたら履いて頂けると思います。
trippen靴の本質的な部分は、雨や雪用の為に作られた靴。と言う訳ではありません。
ただし僕達が今まで日常で履いている中では、東北の冬でもある程度対応できる革靴の1つと思っています。
その感じ方や捉え方は個人によって異なるものと考えていますが、無数に選択肢がある中で、服装との相性や
靴の製法、穿き心地、アフターケアを含めたメンテナンスなどを総合的に捉えて良い靴だと判断しています。


今時期は薄手のソックスとの合わせがお勧め。
もう少し気温が低くなれば、ウールのタイツなどともイメージし易くなるのではないでしょうか。
コバに2本のステッチが入る靴は、レディースでは見る機会がそう多くはないのではと思います。
足元全体にボリュームが出るので太いパンツなどはボリューム負けせずに好相性に感じます。
一足一足きちんとデザインされた靴は、自分達が提案する様な日常着から、もう少しエッジの効いたモードや
コレクション系の洋服との組み合わせにもしっくりくるのが、trippenの靴の面白さや奥深さでもあり、
デザインの落としどころが絶妙なんだと感じています。


サイズは一番小さい35(約22.5CM)~39(訳25.0CM)までの5サイズ全て揃えております。
人間工学に基づき、足にとって良い環境であることや健康的な歩行を目的として作られたシューズは、
気に入ったものに巡り逢えると、とにかく靴を履いて出掛ける事が楽しくなりますし、靴を変える事によって
服装にも様々な影響をもたらし、自分の中に変化が起きる可能性もあるかと思います。
何やら壮大な感じに聞こえますが、とってもシンプルで素敵な事です。
お洒落は足元から・・・といつも考えるのですが、自分に合った靴を一足でもワードローブに持っていて
そこから洋服を選ぶ事がより一層楽しくなって頂ければ、嬉しいことです。
今シーズンはブーツも1型入荷を予定しておりますので、そちらも是非楽しみにしていてください。

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