3月24日


MITTAN    レイヤードバッグ 大

color      濃紺

price      21000+TAX

SIZE      42×35×13 SOLD


僕が最初にMITTANの展示会を見に行った時(恐らく3年前くらい)から気になっていたトートバッグ。
いつもオーダーしようか迷いつつ、いい服が多くて予算的になかなかバッグまで辿り着けずにいました。
秋冬よりも春夏シーズンの方が、ハンドル部分の長さが肩に掛けやすく使い易いと思ってオーダーをしました。
バッグとしての機能は勿論ですが、どちらかと言えば何かを運ぶ為の道具にも見えるデザインで
ハンドルや底のステッチワークは、時間の経過と使い込む事で機能としての本質が垣間見れると思います。
柔らかな表情と何処か凛とした空気も合わせ持っていて、MITTANならではの作り込みの良さは言うまでもありません。
今回選んだカラーは″濃紺″で、確か2シーズンくらい前だったと思いますが″藍″では出しきれない″紺色″を
作りたいというデザイナーの想いから、化学染料を使って製品染めする事でムラの少ない紺色を表現。
僕自身の中では良い意味で″冷たさ″を感じる色で、同じネイビー系でも、藍とは全く違う印象を受ける色だと
思っています。雰囲気があったり、特別なオーラを纏っているような服装に持っていても良いですが
僕自身は何てことのないカジュアルな服装にさらりと合わせるくらいが素敵だなと思っています。


素材はペルー原産のタイプライター生地(コットン100%)を使用。
タイプライター自体は春夏のシャツに良く用いられる素材の1つ。
勿論1枚だけでは強さが出しきれないので幾重にも重ねる事で、素材に厚みと強さを持たせる事により実現しています。
裁断する際にもあえてハサミを使わずに手で裂いて、切りっぱなしの部分をそのままデザインに落とし込んでいたりと
普通に考えると平面的に見えそうなバッグを、ここまで立体的に魅せる手法があちらこちらに散りばめられています。
負荷の掛かり易い部分にはミシンステッチで補強、見た目は刺し子にも似たような手仕事を感じさせる温もりある
表情に仕上げています。その中でもハンドル部分の運針の細かいミシンステッチはとても迫力があります。


内側は両面にインナーポケットが付きます。
1つのポケット、もう一方は2つに分かれたポケットの合計3つのポケットが付くので、
機能性に関しても申し分ない仕様だと思います。


ハンドルの長さは薄手のジャケットを羽織って、男性がギリギリ肩に掛けられるくらいに設定。
女性だとより肩掛けがし易くなると思います。気温が上がって装いがシンプルになればなる程に
バッグの存在感がより際立ちそうですし、コーディネートに何処か物足りなさを感じる時などにも
アクセントとしてバッグを取り入れるのも良いのではないでしょうか。
僕自身は白いカットソーに麦わら帽子を被って足元はサンダルでリラックスし
このトートバッグを持っていたら・・・きっと素敵だろうなと勝手に想像を膨らませてしまいます。


rasikuの店内には帆布を中心にレザーやナイロンと言った様々な素材のバッグを展開しています。
バッグは大好きなアイテムで、服装と同じでその日の気分や行く場所によって変えていきたいと思うので
こうして違う種類のモノが増えると、出掛ける事がより楽しくなるきっかけの1つになると感じています。
折りたたんで小さく持ち運びも出来ますので、これから季節が巡りより気持ちが良くなってくる中で
旅行などに行く際にバッグの中に詰めて、街歩き用に持って行くのも良いのではないでしょうか。
素材自体も軽く機能性もきちんと合わせ持っているので、きっと出番の多いバッグになるはずです。
MITTANは洋服も素晴らしいですが、同じくらい魅力的なグッズが時折店頭にも並んでいますので、
店内を探してみてください。

PageTOP