10月10日


FUJITO    OPEN COLLAR SHIRTS

color     CHECK

price     28000+TAX

SIZE      1    /    2    /    3


朝の急激な気温の冷え込みから、日中のぽかぽか陽気へのあまりの落差の大きさに体調を維持するのが
難しくなってきました。それと同時に秋冬物の洋服を躊躇わずに自然に取って着れる機会が増えてきたので
それはそれで嬉しくて、心と身体の2つのバランスを崩さずに過ごしていきたいと思っています。

そろそろ温かみのあるウールなどの素材も気になり始めてきたタイミングで、FUJITOがここ数シーズン力を
入れ始めている”オリジナルファブリック”を用いたシャツジャケットが届いています。
今シーズン作製したのは「スラブチェック」という、50年代頃に流行った生地をイメージしてウールを中心に
様々な素材を混紡した何処か懐かしさと色の深みを感じる生地を作製。
“オリジナルファブリック”を用いたアイテムはジャケットやパンツなど様々に用いられていますが、
数ある商品の中で目に留まったのはミドルレイヤーとしても着用が可能な開襟シャツ。
rasikuでは殆ど展開をした事のない開襟シャツは、自分の中で目新しさが気に入ってセレクトを決めました。
インナーにバンドカラーのシャツを合わせてジャケットの様に着るのもお勧めですし、もう少し気温が低くなり
保温性を重視したスタイルとしてモックネックやタートルネックを合わせもしっくりくると思います。
以前に紹介しました同素材のCAPと組み合わせて着るのも、統一感を演出する事が出来て面白いはずです。


FUJITOが作る開襟シャツは、第一釦の開きが大きく開き過ぎずに品の良さを感じて頂けると思います。
ポケットは左右に付き、胸の絞りなどは無く、身頃がストンと落ちる様なシルエット。
素材感も厚すぎず薄すぎずの中肉で、ある程度素材自体に保温性がある事を利用してダウンベストなどを
組み合わせるのもコーディネートに無理がなく、秋の装いとして心地良い温度を保てると思います。
自分自身にも言える事ですが、秋冬物となるとどうしてもセーターやコート類に目が向いてしまい
12月の本格的な冬を迎えるまでの洋服が手薄になってしまう傾向が顕著です。
あえてこの辺の生地感のアイテムを選んでみるのも、今までとは一味違う着こなしが楽しめるのではないでしょうか。


サイズ感は開襟シャツらしく全体的にゆったりとした設定。
前述でも述べましたが、身頃に絞りがないのでボックス型のシルエットで「サイズ2」で身頃57CM
「サイズ3」で身頃60CMと数字上でも大きさが伝わるのではないでしょうか。
インナーの厚みによって前後はすると思いますが、178CM体重64キロで着用サイズ2になります。
肩回りや身頃などは一切のストレスのない着心地。
もしスウェットやフード付きを合わせてきたい場合にはサイズアップで着るのありだと思います。
大よそですが「サイズ2」でM~L 「サイズ3」でL~XLくらいの方に気持ち良く着て頂けるはずです。


ざっくりとしたシルエットですが、可動域を広げる為に細かく寄せられたギャザー。
FUJITOのシャツは佐賀県唐津市にあるドレスシャツなども縫製出来る技術の高い工場で作製されているので、
縫製技術の高さは折り紙付きで、運針がとても細かく見た目の美しさにも拘った1枚です。
色の落ちたリーバイスのデニムにスウェード素材の革靴など、季節を感じるアイテムを所々に織り交ぜながら
男性らしさを表現しつつ組み合わせて頂くと、より一層このスラブチェックの良さが際立つと思います。

FUJITO    CORDUROY WIDE SLACKS

color     NAVY

price     26000+TAX

SIZE     30    /    32    /    34

color     BROWN

SIZE     30    /    32    /    34


「OPEN COLLAR SHIRTS」に組み合わせていたパンツも同ブランドのアイテムになります。
FUJITOのパンツではアイコンにもなりつつある、ダブル幅5CMで処理をされたワンタックトラウザー。
フロントはスナップボタンで開け閉めし、迫力のあるワイドシルエットですが膝から裾にかけて綺麗に
テーパードをさせてメリハリのある表情に仕上げています。
今シーズン選んだ素材は、秋冬のイメージをより一層盛り上げてくれる凹凸のくっきりとした太畝のコーディロイ。
中肉で洗いがかかっているので、とても柔らかく穿き始めからでも馴染んでくれる素材。
カラーは深みのあるブラウンと渋い色目のネイビーの2色での展開となります。


レングスはぎっちり9分~10分丈になるくらいの長さに設定をされています。
もしレングスの長さがイメージに合わなかったり、ダブルの処理が気になる方には、シングルであえてすっきりと
穿くのもお勧めしています。パンツの丈は、少し長さを変えるだけで見え方が全く別物になる事もありますし
個性を引き立たせることの出来る大事な要素だと思います。
実際にフィッティングをして、お好みの長さに調整をし直して穿くのが個人的にはベストだと思いますので
色々とご相談を頂きたいです。
FUJITOが作る”WIDE SLACKS”に関して言えば、着用している写真の様にローカットのスニーカー、もしくは革靴が
すっきりと見えて短すぎず・長すぎずに納まっているのがベスト。
特に秋冬のシーズンは、歩いた時に裾からウールソックスなどがちらりと覗くのが、季節感、遊び心、洒落が利いてて
目を惹くと思います。パンツ選びに関してはサイズやシルエットも勿論大切ですが、それと同様に裾の長さにも拘りを
持つようになると服の着方や見栄えが大きく変わるきっかけになるはずですので、意識をしてみては如何でしょうか。


フロントにワンタック入れて、後ろをダーツで調整しているので秀逸なシルエットを構築しています。
FUJITOらしくしっかりとした作り込みで、太いシルエットのパンツが苦手な方にも挑戦し易いカタチだと思います。
素材に使用しているコーディロイはウール等とは違い、お洗濯もし易く気軽に穿けて季節感を出すことが可能。
シンプルにスウェットなどを合わせて足元は革靴もしくはコンバースなどのローテクのスニーカー、アメカジライクな
雰囲気で合わせるのも好きな着方です。


今日ご紹介しましたどちらのアイテムも、角度を間違えると少し古臭くなりがちな印象があるのですが、
そうは見させない細かなディティールであったりパターンの落とし所の上手さがあります。
カジュアルな中にFUJITOならではの独自の目線で表現しているエレガントなエッセンスをプラスしている所に
他には出せない雰囲気があると思っています。
日常着の中に心地良く感じられる緊張感、装いの幅を広げる1枚を手にしてみては如何でしょうか。

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