11月11日


ASEEDONCLOUD  Collarless Coat

color    DARK GREEN

price    55000+tax

SIZE    M SOLD   


ASEEDONCLOUDより届いた”collarless Coat”は、今年の春に開催した2019AW COLLECTION受注会でも
とても好評いただいたモデル。
今季ブランドが10周年を迎えた節目とも言える19AWコレクションには、過去のコレクションから再構築して
ラインナップされたモデルが幾つかあって、このコートに関しては私たちが初めて訪れたASEEDONCLOUDの
展示会にてひと目で心奪われた藍染ダブルのコートが原型となっており、とても想い入れのあるモデルでもあります。
またそれとは雰囲気を変えて登場したCollarless Coatですが、やはりぐっとツボにくるデザインである事には
変わりなく・・・どれだけ自分の好みが年齢や体型などと共に変わったと思っても、根っこ?の部分で
好きだなだと思うものというのは、いつまでも好きなのだなということの再確認でもありました。

そんなコートでありますが、秋冬の気分を高めるウールでそしてヘリンボーンの生地がまた心を擽るのです。
Earth Herringboneと名の付いた温かみを感じる英国 「MOON社」生地を採用しており、色は二色展開で
茶系のアースカラーを軸に他数色ミックスされた色の奥行きを感じさせる配色でした。
ベージュ・ダークグリーンのどちらのカラーも渋くて素敵で、迷いに迷った結果トーンがより落ち着いた
ダークグリーンをrasikuではセレクト。何処となくおじいちゃんのジャケットをイメージさせるような
カサっと枯れた中にも深みのある紳士的な色のコート。
防寒着というよりも、綺麗目な装いに合わせる羽織物であったり屋内にいる時のカーディガン的な役割を
担ってくれる一着になると思います。


深めなVのネックラインに前合わせはダブルで、着丈はやや長めのコート丈。
サイズはあえて大きい方にMサイズを選びました。
元々ラグランスリーブなので肩回りの動きは非常に楽で、着る人の身体に馴染む仕様ではありますが
コートとして着ることを考えた時に、ある程度中に着るものも制限されずに羽織れるのが良いなと思うのと
シルエットがとても綺麗で、着心地はゆったり目でも釦を留めて着た際に身頃がすっきり見えたのもポイント。
モデル身長166cmで膝が隠れるぐらいの丈なので身長の高い方にもお勧めですが、ひざ下から足首が覗くぐらいの
着丈でも、そこまで横に大きくならずにストンとした縦シルエットが見た目にも可愛いなと思いますので、
小柄な方にも試していただけたら嬉しいです。


深めのVネック・・・コートでこのネックラインはあまり率先して選ぶことの無い形ではあるのですが
着てみると不思議と違和感が無く、むしろ普段着ているシャツやカットソーに合わせるだけでも
首元のラインの綺麗さが際立ち、大人っぽくなるというか、さり気なくドレスアップした気持ちに。
写真ではスカーフ付きのワンピースを合わせてみました。(同じくASEEDONCLOUDなので当然ですが相性◎)
スタンドカラーやフリルカラーなどなど襟元に特徴のある服と合わせるとよりデザインが映えるコートなので
ベーシックなアイテム以外にもう一歩踏み込んで、今までは選ばなかったような服にもトライしてみたくなる
そんな気持ちがむくむくと掻き立てられると思います。
衿元がすっきりしている分、ハイゲージのタートルなどにぽつっとシンプルなネックレスなどを付ける。
それだけでもきっと美しいだろうなと思います。


手がすっぽり隠れてしまうくらい、少し大き目なポケットが両サイドに配してあり
フロントのダブルの顔とも言える釦には、同じ生地の包みボタンを。
近くで見てみるとヘリンボーンの織柄が美しく、またところどころ薄っすらと緑色の綺麗な色糸が見えます。
遠目からでは気付かない様な柔らかで奥行きのある生地の表情や質感は、画面上で伝えられることは僅かですが
ぜひ想像を膨らませて、実際に見てみたい着てみたいと思っていただけたら嬉しいです。


前よりも後ろ側はよりコートとしての印象を強くさせたデザインに。
ヨークやベルト位置の切り替えや、インバーテッドプリーツなどコートならではのディティールを最小限
取り入れる事で、重厚になり過ぎず且つコートが醸し出す機能美や存在感を消してしまわないように、
絶妙な匙加減で表現されています。
こういったデザインの巧さもASEEDONCLOUDの服の魅力。
自分達の選ぶアイテムがどちらかと言うとレディスでのセレクトがで多かったこともありますが
最近は女性のお客様に限らず男性の方が見たり触れて下さることも場面も多く、基本的にユニセックスで展開している
ブランドなので少しずつゆっくりでも性別も年代も問わずに何気なく目に留まり、良いなと思って選んで下さる方が
一人ずつでも増えたら嬉しいです。


裏地は無く一重なので、はじめに記したように防寒着というよりもその時の気分や気候、服装によって
使い分けて着て頂くようなコートになります。
そこまで厚手のコートを必要としない時や、ほんの少しきちんとした装いが必要な場に行ったり人と逢う時などなど。
カジュアルな服装から特別な日の服装まで幅広くカバー出来る1枚になるのではないでしょうか。
厄除けの意味を持つ背守りの「花の刺繍」も10周年ならではの特別な仕様です。
身も心もどちらも温かく包まれるASEEDONCLOUDのコートを是非お試しいただければと思います。

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