12月19日


MITTAN   半纏ロングコート

color     灰緑

price     55000+tax

SIZE     3 SOLD  


昨日は朝から暖かな日差しが降り注いでいたので、家の中の窓を全開にして掃除と空気の入れ替えを。
先週末から久々に体調を崩し発熱・病み上がりの人もいたので、滞留していたものを一気に開放したり
気になっていた部分を直したり、庭に落ちた枯れ葉を拾い集めて土に混ぜて、春の事を思い浮かべたりと
大掃除まではいきませんでしたが、やりたいことが出来て充実した1日となりました。
そして夜は、再熱しはじめたタイカレーモードが止まらず以前お勧めしていただいて美味しかったカレーの
レトルトタイプを見つけたので夕食に。あの独特な香りと味を楽しみました~。
何かに追われる事無く、些細なことでも自分が喜びを感じたり満足出来る時間をゆっくり過ごす事は
例え数時間でも、勝手に忙しなくなるこの時期だからこそ余計に大切だと実感しました。

MITTANの得意とする、フロントに釦や装飾品の一切ないドレープが綺麗なウール素材のロングコート。
毎シーズン秋冬の定番アイテムとしてリリースされ続けているアイテムの1つ。
デザインソースは半纏をイメージして作製されていますが、現代の民族服をテーマにモノづくりをしているブランドらしく
ただばさっと羽織っただけでも、整っていて品が良く、何気なく普段着に落とし込めるくらい馴染む着易さがあり、
決してコスプレライクにならないモダンなシルエットに落とし込まれいます。
素材の良さも相まってとても雰囲気のあるコートなので、一瞬着こなせるかな?と思ってしまう方ももしかすると
いらっしゃるかもしれませんが、僕らが提案したいと思っているスタイルは特別デザインの凝った服に合わせたりせず
シンプルにシャツやスウェットなど肩肘張らずに普段着ているような服装にさらりと纏っていただきたいです。
良い意味でコーディネートにちょっとした隙が生まれて、それが逆に面白いのではないかなと。。。
カタチが決まりきってないアイテムこそ、自分なりの落しどころを探したり良い意味でブランドイメージとは
相反するような着方をするのも、個性が際立って格好良いのではないかと勝手に思い込んでいます(笑)


デザインは至ってシンプルでローブの様な1枚の暖かなウールの布を羽織っている様なイメージ。
フロントは何もしなければ自然と閉じる様なパターンになっていて、着ているだけでウールの温かみに全身が包まれて
冬という季節にしか出来ない装いに、贅沢な気持ちにもなります。
素材はウール産地で有名な尾州地区で織られた生地を贅沢に使用し、生地の目をしっかりと詰まらせていて
表面が微起毛しているで、肌触りとしてはブランケットの様なタッチです。
今では珍しくなってきた化学繊維を混ぜずにウール100%を使用しているので、使い込んでいくうちに身体に馴染む感覚が
強くなってくると思います。最低でも2~3年くらい時間かけて、じっくりとお付き合い頂けたら嬉しいです。


肩のラインはフロン側に肩線の入るスプリットラグランを採用。
肩回りに比べて袖周りはそこまでゆったりと設定はしていませんので、厚手のセーターや何枚も重ね着をした上から
というのは正直難しいですが、生地自体に温かみがあるので、余程の寒さの日でなければ十分に冬でも対応出来ます。
膝が隠れるくらいの長いコート(着丈115CM)が個人的には好きなので、車移動だけではなく川を見ながら街歩きを
楽しめる盛岡の土地にもとても映えると思っています。


首元は立ち上がるようなデザインになっているので、首の後ろ側の生え際付近まで覆われるので
風邪の症状や頭痛、目や耳や鼻などにも効くツボ(風池)までしっかりと保護してくれます。
年齢を重ねて分かったことは首の裏を温める事で、寒さが随分と和らぐという事。
きっと半纏や丹前なども自然な流れで首元を保温するというカタチになっていると思うのですが、シンプルですが
とても理に適っていて、機能性と見た目のバランスを上手に落とし込まれた機能美溢れる作りだと思ってしまいます。
切り返しやベントの様なものは一切ありませんので、ウールの生地全体が身体全体を纏っていてストンと綺麗に
落ちるようなイメージです。保温性をプラスするのであれば首元にストールやマフラーをプラスすると安心感が出るので
外歩きするのにもより良いのではないでしょうか。

MITTAN   レイヤードバッグ 大

color     胡桃

price     25000+tax

SIZE     42×35×13 SOLD


何度かご紹介をしたことのあるペルーコットンを其々の箇所によって重ねる枚数を使い分けて作製されたトートバッグ。
ステッチワークが素晴らしく、プロダクトの一線を越えた作りだと感じています。
一番摩擦で力が加わる持ち手には16枚の布を重ねて、底面と持ち手を繋げる補強の部分には8枚、ボディは4枚と
異なる枚数の布を組み合わせて作られていて、アートピースの様な雰囲気さえもしてしまいます。
今回入荷した色は”胡桃”で、柔らかなベージュが冬のダークトーンになりがちな服装にもマッチするのではないでしょうか。


内側には2つポケットを完備。実際にはリバーシブルで使用出来る作りになっています。
内ポケで使うとお財布やスマートフォンなど大事なものを入れる方が、防犯面に関しても向いているのかもしれません。
A3のファイルやノートが横にすっきりと納まり、バッグ自体も軽く普段使いに適したカタチと大きさだと思います。
厚手のコートでなければ肩掛けも可能で、多少重たい荷物を詰め込んだとしても全く問題ありません。


お店の中には沢山のバッグを展開していますが、その中でも一際存在感を放っている”レイヤードバッグ”
このバッグだけを作る職人さんが一人で縫製をされているそうで、量産するのは難しいとの事でした。
プロダクトと位置づけされる製品には、同じモノを量産する事で生まれる冷たさと均一さがあり、
その反面このバッグからは人の手だからこそ成しえる細やかさであったり揺らぎや、力強さを感じて頂けるはず。
どちらが良い悪いという価値観ではなく、そのモノ自体に自分が何か感じたり、惹かれるかがとても重要で
色々を組み合わせる事によって、その人自身の深みや広がりにも繋がってくるのではないでしょうか。
これで何度目かの再入荷になりますが、それでも目を奪われてしまう素晴らしいバッグだと思います。

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