2月18日

homspun   リネンバイオ ノーカラーPK付き BIGシャツJK

color     ブルー

price     32000+TAX

SIZE      F


朝起きぬけに見たときには薄っすらと雪化粧程度だった景色が、ほんの数時間で5cmほどの積雪に。
やむ気配もなく、静かに(でも、意外と横から巻き上げてくるタイプの降り方な時も)降り続いているので
こんな日はゆっくり本でも読み時々お茶を飲みながら、お客様を待つ。そんな時間もまた良いのです。

何年か前に同じデザインのシャツを展開し、選んで下さった方がとても気に入っていると伝えてくださり
嬉しい記憶として残っているhomspunのビッグシャツジャケット。
ポケットが変わった位置にあり注目必須ポイントになっているのですが、着方が2パターンあって面白く
その時の気分や中に着るインナーとボトムスのバランスによって違いを楽しめる一着です。
一見普通なのですが、よく見てみると何とも不思議で、なぜ?とも思うようなデザインを
こうもあっさりと別に大したことではないよね、という軽快さで作ってしまうhomspunが好きですし、
とてもチャーミングだとも思います。


着方が2パターンあると書きましたが、構造としてはとてもシンプルです。
釦を外して左右どちらを前にするかで、着方・見え方がちょっとだけ違ってきます。
写真では右前立てを前面に出して着ました。
フロントの中心に並ぶ釦も何となく留めている雰囲気ですが、実際に留めているのは鎖骨付近にある
左肩の小さな釦と、見えないですが内側でも一つループ釦を留めています。
TOPしか留めていないので、前は動きにも自由さがありシャツを着ているというよりは羽織っている感覚。
どこかの国の民族衣装のような感じも漂わせつつ、ひらひらと振れの大きさを活かし中に柄のインナーを着たり、
夏はノースリーブのワンピースなどにさらりと羽織ってみるのも良いのではないでしょうか。


見えている縫製の殆どが0番手の太い糸を使用していて、ぎりぎり目立つか目立たないかの絶妙なバランスの
ステッチワークは着ていくほどに、デザインの一部を担っている事に気付くのですが、このシャツで言えば
脇下のマチの部分など見えないところまで、拘ったというか楽しめるようにデザインされたステッチが
とてもhomspunらしいなと思えますし、自分だけがにやりとしてしまう服だなと感じます。


袖にはカフスがあって、裾もhomspunのシャツによく用いられる前後で異なるカッティングにしてあり
全体的にゆったりとしたサイズ感ではあるのですが、シャツのきちんとした要素もしっかり含まれていると
着てみると、より思います。
袖の設定も長めなのですが、カフスの釦を留めてパフスリーブとまではいかないですが、
ふわふわっと袖をたるませて着るのも良いですし、思いきってぐるぐるっと捲ってしまうのも
デザインの雰囲気とマッチして良いのではないかと思います。


後ろ姿はバックヨークと細やかなギャザーで至ってシンプルなデザインに。
丈も長くお尻が隠れるぐらいあるので、小柄な方ですとチュニックやミドル丈の羽織物の感覚で着る
イメージをしていただくと、普段の服装の中に取り入れ易いかもしれません。
ベーシックなシャツとも、またワンピースとも少し違う、不思議なニュアンスを醸し出す服ですが
スカートでもパンツでも細身でもワイドでも合わせられるので、気分的に変化球を取り入れたい方には
難なく着合わせが出来、気分を盛り上げてくれる一着として、お楽しみいただけるはず。
(ブルーの色味だけ、写真で上手く色が出ずもう少し紫色がかったハッキリとしたブルーになります。)

color     ブラウン

SIZE      F SOLD


色違いのブラウン。
以前にBLOGで、素材は一緒ですが別の形のワンピースをご紹介しました。
その時にも書きましたが、今までは率先し選ばなかったような色が最近ではとても気になったりもして、
少しずつ取り入れてみるようになったら、良いなと思う色や、可愛い配色だなと思う物にも広がりが
感じられるようになった事がとても嬉しいですし楽しい。
素敵な色合わせをされている方を見るとつい目で追って自分にも出来ないかなと頭の中で妄想が広がります。
ブラウンは手強そうにも感じるかもしれませんが、濃すぎないレンガのような色味なので、白を合わせると
すんなりと馴染み柔らかな印象に映ります。
反対にネイビーやブラックといったような濃い色目をボトムに合わせると、若干渋い感じもしますが
きりっと締まった印象で、どこかユニフォーム感があってとても好みです。


これはブルーの着方とは反対に、左側を前にして着た際の見え方。
釦ホールがあるので、シャツを着るのと変わらない要領でフロント部分の釦をとめていきます。
首元のみループ釦で留めるのですが、きちっと留めずにラフに着るのも良さそうです。
注目すべきは半分だけ顔を覗かせているポケット。
なんとも気になりますし、よく見ると怪しげなのですが見たことのない面白い構造に胸が高鳴ります。
実際に使うかどうかは別としてポケットの配置としては斬新なはずなのに、それがはじめは違和感が
あったとしても、着ているとまったく気にならなくなってくるという不思議。


ハリのあるバイオリネンは今日のような冬全開の日にはお勧めしませんが、中にタートルなどを合わせたり
中肉のコートなどを羽織ったりして、冬場でも気温が高い日に着たりしています。
実際に一枚で適温で着れて、重宝するのは春先から夏の入り口くらいになるとは思うのですが、
こういった前開きタイプのシャツアイテムは気温差が激しい日や、何を着ようか迷ったりする時に
手元にあるととても便利なので、少し春物に気持ちが動き出した方などにお勧めしたいです。
homspunらしい楽しいギミックがとても出ていて、袖を通す度に2通りの着方を迷ってしまうのも良いなと感じています。
冬から春への切り替えの時期、気温の変化が大きい難しい時期を楽しめる1枚になると思います。

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