3月1日


MITTAN    ガラ紡ロングジャケット

color     藍×胡桃

price     59000+TAX

SIZE      3    /    4  SOLD


今日から3月がスタート。
明るいニュースが少なく気持ちが落ち込むようなことが多いかもしれませんが、一人一人が其々に楽しみや生きがいを
見つけて元気に笑顔で過ごせる日々が一日も早くくると良いなと思っています。

袖を通すだけで何とも言えず笑いがこぼれてしまうそうになるMITTANの”ガラ紡ロングジャケット”が届きました。
毎シーズン欠かさずに展開をし続けているアイテムの1つで、今季は久しぶりに「藍×胡桃」を選びました。
僕たちが季節の変り目(春と秋)に一番着用率の高いと言っても過言ではない羽織物で、コットン×シルクの凸凹とした
表面の質感・着心地の良さ・生地の厚みなど、どこを切り取っても申し分のない素晴らしいジャケットだと思います。
ガラ紡は1800年代後半に開発された織機で、ガラガラと音を立てながら生地を織っていくことで名前が付けられました。
高速織機が主流になり現在では愛知県尾州地区に残っているだけで、他に代替えの利かない希少な織機になっています。
時間を掛けてゆっくりと織り上げられる生地は、手紬手織りに近い風合いで空気の分量を多く含んだ素材。
一度袖を通して頂けると、柔らかくて強さも感じられる唯一無二の存在だと思って頂けるのではないでしょうか。
出来上がった製品を藍染→胡桃染めをプラスする事によって、よりオーラを纏った羽織物に仕上がっています。
春コートをお探しの方に、選択肢の幅を広げる意味も含めてお勧めしたい1枚です。


デザインはMITTANが最も得意とする日本の着物などからインスピレーションを受け作製。
前合わせには釦などのパーツが付かず、自然と閉じて合わせが重なる様の美しいミニマムな構造の羽織物。
肩回りや袖も太く設定をされていて、中肉のセーターくらいまではインナーに合わせてもストレスなく着用が可能。
着丈は膝が少し出るくらいの長さで動きが制限されにくく、車移動が中心の方は特に重宝するのではないでしょうか。
リバーシブルで着用が可能で、着用の写真は裏返しでの着写になります。外ポケットと肩回り脇下のアウトステッチが
表に出てしまうのですが、それが逆にアクセントになるので個人的には裏面を表にして着るのが好みです。


ラグランスリーブを採用しているので、可動域がしっかりと確保されていて窮屈な印象は一切ありません。
表面の凹凸のある表情や大き目のパッチポケットが左右に付くので機能性もしっかりと確保。
この上から風を防いでくれるゆったりとしたコートを合わせて、カーディガンの様なバランスで着るのも◎
インナー・アウターとしても、どちらにも対応出来る懐の深さもガラ紡ロングジャケットの良さで
普段のカジュアルな服装に合わせると、程よく「和」の要素がプラスされて、これはこれで面白かったりします。
個人的には同じ匂いを持つブランドや洋服を合わせるのも良いと思いますが、その洋服が持っている意外な一面や
ブランドイメージを意識しつつも少し異なる良さや深みを引き出せる着方や提案も出来れば良いなと感じています。
特にMITTANは性別を気にせずにユニセックスで着れる洋服ばかりですので、是非挑戦して頂ければと思います。


程好く肉感のあるコットン55%・シルク45%の混紡素材ですが、シルクは天然素材の中においても機能的な一面を持つ
素材として知られています。涼しさを感じられるのにも関わらず保温効果も高いという、相反する2つの側面を
持ち合わせていて、その機能性は日本の「春」の気候と「秋」の気候に必然的に合い過ごし易く感じるのだと思います。
化学繊維の発達が著しいなかでも、昔から使われ続けてきた天然繊維の持つ素材の力には目を見張るものがあります。
見た目だけでは機能性のある洋服には見えにくいのですが、実際に1年を通して着て頂ければ、如何にガラ紡素材が
着易く気持ち良く、それでいて機能性が在るかということを感じて頂けると思います。


北東北の春の気候(寒さ)に対応出来る羽織物は、各ブランドの春夏の展示会で探すと正直なかなか納得出来るものは
そう多くは見つかりません。モコモコのダウンジャケットやウール素材を着続けて春が過ぎるのを待つのも1つの方法かも
しれませんが、東北地方に住んでいて春の便りや暖かさを肌で感じるのはより格別な事ではないかと。
実際にこれをアウターとして着て外に出掛ける期間は、恐らく1か月弱くらいではないかなと思うのですが、
重たいコートを脱いで、軽いコートを軽快に羽織って季節を楽しむのは大切な事ではないでしょうか。
それが1年で終わるのであれば勿体ない気もするのですが、毎年続いていく「春」の訪れを気に入った服装で過ごす事を
考えると、中途半端にその場しのぎの下手なものを手にするよりも、投資をする気持ちで長い目で見て必要ではないかと
思っています。僕達も着続けて今年で4年目になるガラ紡のロングジャケット。桜の木の下でより映えるブルーは
気持ちも身体もどちらも笑顔にしてくれる素晴らしい逸品です。

PageTOP