8月9日


SOWBOW  蒼氓シャツB(REGULAR COLLAR)

color     DK.INDIGO

price     26000+TAX

SIZE       1    /    2 

結局、北東北の梅雨明けは宣言されずに、朝からざぁっと強く降ったと思えば、シトシトと柔らかな雨音に変わり
一日降り続きそうな雨模様の盛岡。例年とは違う3連休になりそうですが、昨日の帰り道の途中で明日まで
連休だった事に気付きました。まだ夏休みの感覚が抜けていないのかもしれませんね・・・(笑)
いつもと変わらずに10時30分から18時までお店を開けていますので、夏物・秋物・定番商品と見応えのある
店内をじっくりと見て頂きあれこれと想像を膨らませながら、お気に入りの1枚をお選び頂ければと思います。
半袖だけでは何だか少し物足りなさを感じる気候で、丁度良いタイミングでコットン88%×シルク12%を
掛け合わせた、SOWBOWが定番でリリースしている長袖シャツが2型届きました。
先ずはレギュラーカラーのタイプからご紹介を。


現在はシャツの型数を少しずつ増やしていてトータルで4型存在するのですが、最初に作られたデザインが
今日ご紹介するレギュラーカラーとイタリアンカラーの2型でした。
最初に袖を通した時にレギュラーカラーのタイプは正直クセが強い印象を持っていたのですが、今は全くそんな事を
思わなくなってしまいました・・・(笑)慣れなのか、残りの2型のシャツの方がクセが強いからなのか
今はプレーンなシャツにさえ見えてしまいます。。。
特徴として大きな襟とサイドに入ったスリットの深さ。トップ釦を開けた時のインナーの見え方も丁度良いバランスで
シャツの中でレギュラーカラーというのは個性を出しにくい襟型だと思い込んでいたのですが、SOWBOWらしい
きらりと光るセンスと、デザインを強調し過ぎないさじ加減は流石だと思っています。
これは勝手な持論なのですが、最初に良いと思い過ぎる製品は飽きがくるのが早くなってしまうと思っていて
何か引っ掛かるなぁ位の自分の中で7割位の好きに感じる製品というのは、案外着続けていたりしている気がします。
これは個人差があるので、全て当てはまる訳ではないのですがレギュラカラーのシャツは時間の経過と共に
着こなしのイメージが湧いてきて、その頃にはインディゴの色もより自然なイメージに仕上がっていると思います。
先行投資ではないですが、着こなしがしっくりとくるまで時間が必要なシャツになるのではないかと。


僕自身はSOWBOWのシャツと出逢うまでは、シャツの釦を開けて羽織のようにして着るということを一切して
こなかったのですが、このシャツはそういう着方がとてもサマになる1枚。
ジャケットまで畏まり過ぎず、カーディガンとも違うバランスで、季節の変り目で何を着ようかと迷う時期に
コットン×シルクの生地感も相まって、微妙な温度を調整して穴埋めをしてくれる存在になってくれるはずです。
今日の盛岡の気候の様に、23℃前後で湿度の高い日には打って付けのシャツに感じて頂けるのではないでしょうか。
こういう1枚がワードローブにあると安心感が全く変わってきますので、とてもお勧めです。


全体的にシルエットはゆったりとした設定で、着丈の長さがあります。
スリットを入れる事で見え方の部分で重さは感じませんし、ここまで大胆で計算されたパターンのシャツに
出逢う事はそう多くはないと思います。縫製はドレス寄りの運針の細かいミシンでステッチを入れる事で
仕上がりの表情が全く違うものになってきます。
洋服のジャンルを幅広く知るデザイナーと、イメージを実現出来る生産背景、2つの違う個性が重なり合う事で
生まれるSOWBOWならではのシャツだと思い続けています。何度目かの入荷になりますが、いつ見ても素晴らしい
染め上がりですし、ハンガーに吊っているだけの佇まいに引き込まれるお客様が多いのも頷けます。

SOWBOW    蒼氓シャツA(ONE PIECE COLLAR)

color     DK.INDIGO

price     26000+TAX

SIZE       0    /    1

color     WHITE

price     20000+TAX

SIZE       0    /    1    /    2

もう一型は、開襟シャツの様な雰囲気を纏ったイタリアンカラーと呼ばれる曲線的な襟型が印象的な1枚。
こちらのタイプは染めを施していない”WHITE”とインディゴ染めを施した”DK.INDIGO”と2色をご用意しました。
レギュラーカラーと比べるとサイズ感はややコンパクトに仕上がっていて、スリットの深さなども程良いバランスで
SOWBOWのラインナップの中では最も着易くて、ブランドのアイコンとも言える存在です。
rasikuでは女性に人気の高いデザインで、特にコットン×シルクの生地は上質さと綺麗な印象を与えてくれるので
カジュアルながらもお仕事などで着られる方が多くいらっしゃいます。
ぴりっとした雰囲気に振り過ぎずに、きちんとした見え方になるのが人気の理由で長時間着ていてもストレスにならない
可動域の広さと、生地が身体に纏わり付き過ぎない空間が生まれるのも風がしっかりと抜けて心地良さに繋がっています。


インナーの合わせ方次第では、もう1つ釦を開けて開放感のある着こなしもお勧め。
やり過ぎてしまうと、それはそれで違ったイメージになってしまうので注意は必要です。
綺麗なネックラインを見せて着るのも夏場であれば良いでしょうし、自分なりの着こなしに落とし込める
自由度の高さもSOWBOWのシャツに共通する部分かもしれません。


シャツのアイコンになっている釦は1つ1つ有田焼で作製。
クラフト感のあるパーツを使い、縫製や染色なども含めて九州での物作りにスポットをあてている点も
SOWBOWならではの色を感じられる部分で、そこに愛着を持つ方もいれば、何かのタイミングで話題になることも。
また、その土地へと旅するきっかけにもなれば、洋服の純粋に持っている機能面だけではない、別の力を引き出す
道具になるのかもしれません。
話が少し脱線してしまうかもしれませんが、拘りを持つというのは洋服を通して言えばお洒落をするだけではなく
どの物をきっかけに視野を広げて、新しい感覚を手にする可能性もあるのではと思っています。
今は大きな声で言えませんが、東北や北の国に住んでいると九州は何となく距離的に遠い存在に感じる方も
いると思いますが、岩手はラッキーな事に福岡行きの飛行機が飛んでいますので、およそ2時間弱で全く違う
文化と方言に触れられることが出来ます。案外近いと思いませんでしたか?
SOWBOWのシャツを軽快に羽織って、足を運んでみては如何でしょうか(笑)


このまま夏が終わってしまうのか、それともここから熱帯雨林のような湿度と気温の高い日が訪れるのか。。。
どちらにせよ、SOWBOWのコットン×シルクのシャツはワードローブに1枚あると便利で何かと頼ってしまうのは
僕ら自身が身をもって実証済みですので、気になっていた方は一度袖を通してみて頂ければと思います。
いつ見ても素晴らしいシャツです。ぜひ。

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