9月4日


holk     POLYESTER SMOCK

color     OLIVE 

price     33000+TAX

SIZE     0 SOLD


今日も朝から物凄い湿度と気温で身体全体を纏わりつき、歩いてお店に到着した時には数分前に着替えて出てきた服装を
全て変えたいと思う位の汗びっしょりになっていました。台風が近づいてる事もあるせいなのか、むぁんとした空気が
街中を覆っていて、洋服も未だに極力涼しく風の抜けるものを選んでしまいますね。
目の前に続々と届く秋の服を着たい気持ちと、気候とのギャップに当分は苦しまされそうな気配・・・
それでもきちんと気温が下がり寒くなる日が必ず来ますので、あれこれと想像を膨らませながら楽しんで頂きです。

僕自身が素材や生地がとても好きで、中でもholkが提案する素材や生地は毎回とても楽しみ。
そんなholkからも秋物の第一弾が届いています。
昔から織物産業が盛んだった愛知県の尾州地区と呼ばれる地域で、地元の小さな工場と顔と顔を合わせて綿密な
コミュニケーションが取れるからこそ実現出来るオリジナルファブリックを用いて作製される洋服。
展示会で見た際に一目惚れをしたのが深いオリーブ色スモッグをベースにした前開きのワンピース。
最初触れた時にはコットンなのかなと思った位に、天然繊維に近い質感。
ポリエステルの糸を限界まで撚りをかけて綾織りの度詰めで織り上げる事により、独特なタッチと化繊ならではの
表面に程よい光沢を生み出します。厚みは中肉位で、ワンピースとして着用するのも良いでしょうし
釦を開けてちょっとした羽織物としても、デザイン的にも無理がなく納まりが良いと思って頂けるはず。
男性デザイナーならではの直線的で格好良さを感じるパターンと、それだけではない首元と背中に寄せた細かなギャザー
2つのバランスが見事に重なりあったワンピースに仕上げていると思います。


気持ち良く袖を通せる季節としては秋口と春先になってくるでしょうか。
インナーは半袖のカットソーを合わせて羽織ったり、薄手のタートルネックなどを組み合わせて着るのも◎
この上からコートなどを着るイメージよりも、大判のウール素材のストールなどをぐるっと合わせて頂くのがベスト。
足元はショートブーツなどもしっくりときそうな雰囲気。深いオリーブの色もワンピースとなるとそう頻繁に
見かける事がないのでとても新鮮で格好良く、濃いみどりが紅葉へと移ろってゆく頃にとても映えそうな色目です。


肩線は身頃に対して直線的な位置に付ける事で、ドロップショルダーになり自然な落ち感を演出しています。
そのディティールは可動域の広さにも繋がり、着ていて楽に動けるのは私達がセレクトする際に大事な要素。
holkの洋服は全体的に言える事なのですが、1つ1つの製品の落し所の上手さと完成度の高さが際立ちます。
生地からイメージを膨らませて製品へと落とし込まれているので、型数こそ多くはありませんが
素材とデザインの融合性が素晴らしいと感じていますし、ブランドとしての強みにもなっていると思います。
袖を通して頂くと化学繊維に対する意識が変わる位に、あまり触れた事のない質感に感じて頂けるのではないでしょうか。


サイドに設けられたポケットと深めに入った裾のスリット。
どことなく全体の印象としてはクラシックな雰囲気を醸し出しつつも、そこの匂いが強くなりすぎないよう
絶妙に引き算されたスモックドレスは、着合わせ次第で色んな顔を見せてくれる、そんな一着になるかと。
カジュアルにボトム合わせも勿論良いですが、そろそろ気持ち的にはタイツ×革靴な装いも近づいてきたかなと
ソワソワしているのですが・・・最近の極端な盛岡の気候ですから、9月はどうなることやら。


後ろ姿もしっかりと美しく決まるワンピースですので、防寒スタイルに入る前にぜひ薄手のカットソーや
シャツなどの上にバサッと羽織って、バッグを引っ掛けて颯爽と歩いていただくのがいいと思います。
先にも記しましたが、寒くなったら大判ストールを肩に掛けてのスタイルもお勧めです。
オリーブの色にどんな色や柄を組み合わせるか、王道なチェックとかもきっと合うのではないでしょうか。
そんな風に重ねる着合わせのことを考えられるだけでも季節は進んでるのだなと思えます。
それぞれのペースで見たり着たりしにいらしてくださいませ。

厳しい残暑続く中、台風10号が接近する地域への警戒を促す情報も多く、私達も何度も足を運んでいて
大好きな場所の1つである奄美地方や九州への影響が心配されます。どうか大きな被害になりませんように。

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