9月19日


SUSURI    ピサントコート

color     SMOKY BROWN

price     70000+TAX

SIZE     1    /    4


今日も最高気温が25度を越えそうな盛岡ですが、良いものがどしどし届いております故、
前のめりでSUSURIから届いたウール×シルクを贅沢に用いた新型のコートと、ストレスを一切感じさせない
とろりとしたシルク素材のミドルネックのセーターをご紹介します。
秋冬シーズンのコート選びは、お客様も勿論そうでしょうが、私達自身も毎シーズンうんうんと悩んで
自分達が本当に提案したいもの、着たいと思うものを厳選してセレクトしています。
SUSURIはデザイナーさん自身もコートが好きという事もあって、春夏・秋冬どちらにおいても素晴らしい完成度の高さ。
使用する素材も殆どがオリジナルファブリックを用いられていて、唯一無二の素材感でもあり気合を感じてしまいます。
ご夫婦で世界を旅しながら、またその瞬間の繊細な感情に素直に耳や目を傾け表現される世界観は、
その旅先で触れた土地の空気を纏うような、また物語や映画を見ているような疑似体験をさせてくれる。
そんなお洋服に、自分達も含めSUSURIの服を選んで下さる方々は魅了されているのではないかと思います。

展示会に見た際に真っ先にオーダーを決めたダブルブレストのピサントコート。
ダブルブレストは見え方的にも着方的にも、どうしても重たさを感じるデザインだと思っているのですが
素材感・デザインにしても、凝り固まった概念を吹き飛ばしてくれる位に袖通りが良く重さを感じませんでした。
クラシックなコートらしい趣はきちんと残しつつも、何処に着ていっても恥ずかしくない汎用性と実用性。
きちんとした仕立ての良いコートをお探しの方にお勧めしたいと思って選んだ1枚です。
サイズはレディースサイズと男性でも着用出来る大き目のサイズ4もセレクトしました。
あえて女性がオーバーサイズでゆったりと着るのも素敵だと思いますので、サイズ感も含めてご自身の思い描くシルエット
着方に合うものをお選び頂きたいですし、折角であれば長く付き合えるコートを手ににして頂きたいです。


デザインのイメージは農業従事者などの飾り気のない実直な雰囲気を落とし込んだコート。
生地の色目は幾重にも複雑に織り上げられた深くて立体感のある表情が特徴。
見た目は重たさがあるのかなと思っていたのですが、経糸にシルク49%・緯糸にウール46%・ナイロン6%の配合で
ドレープ感ととろみのある、軽くて動きを制限させない軽快なバランスに仕立てあげています。
着丈の長さは膝がしっかりと隠れる位に設定し、見た目にも暖かみを感じさせます。
小柄な方で脛の真ん中から足首よりちょっと上ぐらいの着丈になりますが、裾が軽くフレアに
なっていますので、そこまで動き難さを感じることも無いのではないかと思います。


首元はノーカラーのクルーネックにする事でよりすっきりとさせていて、先にも記したようにダブルブレストに
ありがちな見た目の重さの部分を、巧く緩和するようなバランス。また巻物なども映えますね。
釦は上目に5つ並び、肩線は前側には付けずに後ろのみのスピリットラグランの様な仕様。
動きを制限することなく可動域をしっかりと確保。
裏地は滑りの良いコットン生地が貼られていますので袖通りも抜群で手に取ってスムーズにストレスなく
着用出来るというのは、中に着込むことを考えてしまう土地には必須条件。
そんな個人的な希望も、美しい裏地つきのピサントコートはしっかりと満たされる作りと言えます。


ポケットは玉縁タイプでフラップなどの装飾は付きません。
生地の分量はしっかりと取っているのですが、横に広がり過ぎずにダブルブレスとシングルコートの丁度間を
とったようなバランス感で、日常使いから畏まった装いにも似合う心強い一着。


コートは背中で語る・・・と言えるくらい、生地・パターン・仕立ての3つの要素が見事に組み合わさり
着易さまでプラスされた1枚は、ディスプレイしている側から凛とした雰囲気が伝わってきて、着るだけでも
高揚感を感じて頂けるはずです。
外出したい気持ちも高まりますし、寒い季節の醍醐味とも言えるコートで、先ず迷いなく着れてお気に入りの
一着がワードローブにあると、その季節が近づいてきてもやもやと悩ましく思うことも無くなると思っています。
冬を越せるかどうか・・・という事を気にされる方も多くいらっしゃると思いますし、寒い地域に暮らしていれば
それは外せない事だと感じていますが、現在は肌着のインナーも進化しインナーダウンなどのミドルレイヤー系の
アイテムも選択肢が豊富に出ていますので、組み合わせ次第では真冬にも対応出来るのではないでしょうか。
多少の肉感のあるものをインナーで着た際に、袖周りや身頃の大きさがとても重要になってきますので
コート自体の暖かさも当然頭に入れているのですが、それ以上に動き易さやレイヤードが可能かどうかなど
コート選びは様々な角度から見て、その時「これだ!」と思う物をセレクトをしています。
ただ暖かい・寒いという感覚だけでなく、総合的に判断をして自信を持ってお勧め出来る1枚です。

SUSURI    ポエータハイネック

color     OFF

price     29000+TAX

SIZE     1 SOLD   

color     BLACK

price     29000+TAX

SIZE     1 SOLD   

SUSURIの秋冬の定番アイテムとして定着してきた感のあるシルクを贅沢に用いたポエータハイネック。
インナー使いとメインとしても、どちらにも対応出来る万能なシルクセーターで、着心地の良さは言わずもがな。
ハイゲージセーターの気になる点として気にかかるのはシルエットだと思うのですが、ある程度身体のラインは
拾いながらも程よく余裕があるようなイメージで、見ると着るでは良い意味で大きな感覚の差があると思っています。
セレクトをして3シーズン目になりますが、毎シーズン色目を変えながらリリースされていて今秋冬は最も汎用性の
高さを感じる”生成”と”黒”が展開されていましたので迷わずにこの2色を選びました。
この手のニットは質の良さが売りなので、目立ちにくい存在ではあるのですが着る服を際立たせてくれると共に
ストレスの無い肌触りと心地良さが、値段相応もしくはそれ以上の価値観を感じさせてくれるSUSURIの中での
隠れ名品だと勝手に思っています。当たり前ですが良いニットにはそれ相応の理由がありますね。


リブは袖口、裾、共に長めに設定。首元はミドルネックで締め付ける感覚や窮屈さは殆ど感じさせない作りです。
シルクと聞くとお洗濯方法なども気になる点になると思いますが、2年間着用した感覚としては気を使えば手洗いで
生地に負荷の掛からないようにするのがベストで、干す際にはハンガー干しさえしなければ問題無いかと。
当たり前ですが繊細な生地、強い生地どちらにも、メリットデメリットがあるのは当然ですので
上手く付き合いながら自分なりの着方であったりお洗濯方法を探るのも洋服の醍醐味の1つだと感じています。
かく言う私自身も以前までは固くて丈夫な生地ばかりを好んで着ていましたが、ここ最近は柔らかくて繊細な
素材にも良さを感じるようになってきました。着てみて学ぶことが沢山ありますし、失敗も勿論あります。
体験と経験する事で見えてくる事が沢山あると思いますので、あまり見かける事の少ないシルクのセーター
是非挑戦をして頂きたいと思っています。


毎シーズン展示会に足を運ぶ度に、感性を大きく揺さぶられ刺激をたっぷりと頂けるSUSURIの洋服。
日常と非日常を行き交うようなコレクションですが、着方によってONとOFFのどちらにも着合わせが無理なく落とし込める
という点で、私たちのライフスタイルの中には欠かすことの出来ない洋服だと思っています。
デザイナーが頭の中で描いている世界観を1つ1つ丁寧に表現出来る凄味や熱量を、何度も足を運ぶ度に感じてきました。
洋服はそれが全てではないですが、背景とストーリーのある洋服はハンガーに吊るしておくだけでも、吸い込まれていく様な
不思議な感覚があると思っていて、気持ちが沈んだ時や大切な人に会う際などにも大いに役立ってくれるのではと。
他にもコートと同素材のパンツなども入荷済みですので、SUSURIの物作りに触れて何かを感じて頂ければ嬉しいです。

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