10月11日


ASEEDONCLOUD  ELVES DRESS

color     DARK GREY

price     45000+TAX

SIZE     M


今季のASEEDONCLÖUDのコレクションの中で、なんて素敵でユニークなワンピースなんだろうと思い
また生地感も個人的に好きなウールの質感だったので、同じ素材でスモックも揃えてオーダーしました。
其々でも、また組み合わせて着てもなかなか良いのではないかと思います。
今回のこの生地には”WEDDING LODEN”という名前が付けられているのですが、ローデンクロス自体は
オーストリアのチロル地方の伝統的な紡毛織物で、縮絨されることでしっかりと目の詰まった防風・防水性に
優れたナチュラルな機能素材。その土地では嫁入り道具の一つとされていたことから”WEDDING LODEN “と
呼ばれ、世代を超えて受け継がれるような背景からも生地の強さを知ることが出来ます。
ローデンクロスを参考にしながら日本で仕立てた生地は、中肉ながらもしっかりとした温かみと強さを感じる素材感で
ベスト+スカート一体型のドレスに仕立てる事で、程良いカジュアル感と緊張感どちらの着こなしにも振る事が出来ます。
ちょっとした会食からホテルなどの会議などにも対応出来る、秋冬のフォーマルシーンに着れる1枚として如何でしょうか。


トップスは所謂”WAISTCOAT”と呼ばれる胴着の様なクラシカルなベストのデザインで、背中の部分でスカートと繋がる
ASEEDONCLÖUDの真骨頂とも言えるデザインを採用。展示会で見た時には、まさかベストとスカートが繋がっているとは
全く思わなかったので、頭の中をハンマーで叩かれた様な衝撃を受けました。僕らの洋服を選ぶ基準として実用性という
のは上位に占める割合が多いのですが、こういったデザイナーの心意気(縫製泣かせ!?)みたいなアイテムに
出会ってしまうと、それは無条件でセレクトするように心掛けています。
クリエーションする事の大切さや面白さをこうして体感をさせて頂ける環境にいる身として、それは洋服に限らずですが
セレクトをしたり購入する事は、その分野で活躍を続けて欲しいと思う、投票行動の様な役割もあるのではないかと。


ベストは当たり前ですが前開きで、想像よりも脱ぎ着はし易いので是非店頭でお試し頂きたいです。
カジュアルからフォーマルまで精通していたデザイナーだからこその洋服で、どちらかと言えばコートやジャケットに
用いられる様な素材感をレディースの2ピースで落とし込むユーモアも他にはない部分ではないでしょうか。


スカートの長さはロングスカート丈(87cm)で、身長のある方にとっては申し分ない丈感。
着用しているモデルが身長166cmを考えると、150cm代後半位の方からが長さ的にはベストに思います。
ウールのタイツなどもイメージし易いでしょうし、ハイソックスの合わせも間違いありません。
誰にでも当てはまるような洋服ではないですし、着る頻度もそう多くはないと思いますが
適度に緊張感のある洋服は春夏・秋冬と季節毎に其々ワードローブに忍ばせておくと、急を要した場合に焦らずに
自分のお気に入りの服装でその場の雰囲気や時間を楽しく過ごす事が出来るので、選択肢の1つとしてお勧めです。


背中は質感の良いキュプラ100%の生地が貼られていて、ウエストを留める役割を果たす大き目の生地のベルトで
マークする様なデザインです。バックスタイルも秀逸で気持ちが高まる2ピースドレスになるのは間違いありません。
インナーは白のブロードのシャツなどを合わせて靴は黒のシャープな革靴を合わせてフォーマルな仕様にしても
良いでしょうし、黒のタートルネックなどを組み合わせてカジュアルな見せ方で着るのも◎
行く場所と合う人によってインナーの合わせと小物を使い分けながら着て頂きたいです。

ASEEDONCLOUD  TEAM SMOCK

color     DARK GREY

price     38000+TAX

SIZE     S    /    M


同素材を使用したざっくりとしたフードパーカーもとてもお勧め。
デザイナー曰く、高機能素材が存在していなかった時代はレインコートを目の詰まったウール素材を用いる事で
寒さと多少の雨は防いでいたという事から、大き目のフードを配したスモッグを作製。
フロントの切り込みが深く入る事で着脱がスムーズで、風の冷たい北東北であれば保温効果の高いレインコート
代わりとしても良さそうだと思ってセレクトをしました。
サイズはSとMの2サイズ展開でMサイズは男性が着てもゆったりと着れるので、変化球なアイテムではありますが
適度な機能性とスタイルを重視する方には面白い洋服に映るのではないでしょうか。


昔からプルオーバータイプは不便な部分も勿論あるのですが、被りにしか出せない表情が何とも言えず好み。
ASEEDONCLÖUDらしい細かなタック使いや、ポケットを完備している点、風よけの袖リブなど作り込みは
申し分ないですし、生地もガチガチのウールではないので手に取り易いというのも大切な要素。
ヘヴィーデューティーなウールも昔は好んで着ていましたが、今は軽くて動きやすい素材に心惹かれます。
アウターとして考えると真冬は流石に厳しいですが、真冬のコートの繋ぎの役割を果たしてくれる存在になりそうです。
冬用のコートはお持ちの方が大半だと思いますので、気温の変化が大きい季節に服装のバリエーションを増やす
役割として男性・女性問わずに提案したいウール素材のスモッグです。


ドレス・フード共にコレクションブランドならではのアイテムですが、日常と非日常とのバランスを保ちながら
提案しているブランドらしい洋服だと思っています。毎日袖を通したくなる洋服も大切ですが、気持ちが高揚したり
着合わせを妄想するような感性を揺さぶられる服装も取り入れると、また違う日常の景色が見えてくると思います。
色々な服装を楽しめる季節だからこそ、新しい感覚を手に入れられる洋服は如何でしょうか。

PageTOP