2月22日

MAKU TEXTILES    VELKA

color     DARK NAVY

price     61600(TAX IN)

SIZE     L SOLD

今日も朝からの暖かな気温に誘われるように、春物を探しにいらして下さるお客様がいて本当に嬉しい限り。
お店に並びはじめた春物の洋服を見たり触れたりして、自分達もそうですがようやく服装のイメージが出来るようになり
店内も見応え十分の内容ではないかと思いますので、ふらりと足をお運び頂ければ幸いです。

スペシャルピースという位置付けでセレクトしたMAKU TEXTILESのワンピースを2型ご紹介。
これからの時期は本来であれば入学や卒業式などの式典が行われるはずだと思うのですが、そんな時に緊張感のある
スーツとは違った選択肢の服装を提案出来ればと考えていて、いざという時に着れるアイテムを少量ですが
セレクトしています。その場限りで終わってしまう洋服を買うのは何だか気が進まないですし
折角であれば気持ちの高まるモノに袖を通す方が、時間や空間をより楽しめるきっかけにもなるのではないかと。
そんな中でも気合が入り過ぎずに肩肘張らずに心地良く着れるというのが、私達がイメージをしているハレの日の
服装になるのかもしれません。

“VELKA”と名付けられた深くて吸い込まれそうになる位の藍色の布に、ジャムダニ織りでランダムに様々なモチーフが
散りばめられた、遠目からでも生地の持つオーラや凄味を感じさせるロングドレス。
コレクションのテーマである本生譚(ジャータカ)は、仏教でいう前世の物語を指す言葉。
釈迦がインドに生まれる前に人や動物として生を受けていたとされる前世の物語からインスピレーションを湧かして
インドに伝わる伝統的な織り物や染色方法を深く掘り下げ、現代にブラッシュアップをし表現をしています。
贅沢過ぎる位の生地は表地コットン50%×ウール50%、ストライプ地の裏地はコットン50%×シルク50%
上半身の部分にのみ裏地が張られていて、ギャザー部分から下は1枚で構成をされています。

このドレスの顔とも言える首元のVゾーンは和装を彷彿とさせ、見覚えや親しみを感じるデザイン。
開き具合が控え目なので、インナーの見え方が余程首の詰まったものでない限り納まりが良いと思います。
丁度この時期は、まだまだ寒さが厳しくコットン×ウールの生地が心地良く感じて頂けるはずですし
着丈がドレス丈(123cm)あるので、暖かみのあるタイツなどで合わせて頂くのがベター。
着用写真ではSUSURIからリリースされているフルッタ―パンツを組み合わせましたが、アクセントが欲しい場合や
寒さ対策という意味でインナーパンツをプラスするのもお勧めです。
※身長166cmで着丈に余裕がありますが、裾を引きづらずに綺麗に着用するのであれば目安として
150cm後半位の身長の方が良いかもしれません。
丈に関しましてはご希望がありましたら、お直しの相談も承ります。

ウエストから背中にかけて綺麗にボックスプリーツで寄せられていて、インドの縫製技術の高さを感じさせてくれます。
自然光に当てるとジャムダニ織りの模様がはっきりと見えて幻想的な世界観に引き込まれます。
刺繍ではなく織りで表現されている事も、高度な技術と伝統が息づいていることを実感し、岩手で言えばホームスパンにも
似たような感覚があり、別の角度で捉えるとアートとしての要素や意味合いもこのドレスには含まれているように思います。

毎日スペシャルな服装をするのは、余程のライフスタイルでない限りないとは思うのですが、感性が刺激されたり
圧倒的な存在感のものに触れるだけで、今までにない感情が芽生えたりする可能性もあるのではないでしょうか。
MAKU TEXTILESの洋服が届く度に、触れた事のない感覚や卓越した職人技でしか実現出来ない技術などを
目の当たりにしてフワフワとした気持ちにさせられてしまいます。
特別なハレの日の服装にインドで作製されるスペシャルなドレスを纏うのは如何でしょうか。
もう1着スペシャルなドレス届いているのですが、今日は時間切れの為、また明日にご紹介したいと思います。

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