6月12日

FilMelange   ALLISON

color      shadow navy × bk navy

price      17600-(TAX IN)

SIZE      4    /    5 

color      mist grey × azure blue

SIZE      4    /    5 SOLD

今日は朝5時から球場でスタートの一日。起きるのは3時台。
当然ながら仕事を終えて自宅に帰るとみるみるうちに充電が切れて、立ち上がる事すら億劫になり
ソファで寝てしまうのがルーティン。それでもあの何とも言えない心地良さは他に替えが効かないので仕方ないですね。
岩手山に見守られながら、外野一面に広がる芝生の緑に触れ、グランドは川の側にあるので風がすっと流れ、
ただただ夢中に笑って過ごす時間は、自分なりの心身を健康に保つ為には欠かせないと思っています。

ほんの少し前までは長袖のシャツや羽織物に目が向いていたのですが、いよいよと言えば良いのか
半袖のカットソーが現実的に欲しいなという、気候と気分の両方が高まってきました。
お店をオープンしてから店頭に並べ続けているFilMelangeですが、カットソーに関する物作りにおける背景や
クオリティの高さは最高峰であるのは間違いありません。
毎シーズン新しい取り組みで、カットソーをより深く掘り下げてより良い素材をという姿勢は初めてこのブランドの
カットソーを手に入れた時から変わらぬ姿勢で今も開発し続けています。
今季は殆どというのか全くというのか展開してこなかった、超高密度に度詰めをした天竺生地を提案。
裾からグラデーションになっている色目の変化も興味深く、1枚で着用した際のインパクトある表情と
ここまで度詰めされた生地感はFilMelangeでは私自身も初めてで、身体のラインを拾い過ぎずにTシャツ自体が
立つような感覚があるので、良く見せようと慌てて身体を絞ったりトレーニングなどをする必要は一切ありませんよ。

“ALLISON”の最も目を惹くグラデーションの染色ですが、最新鋭のマシーンなどがあるのかと思いきや
少しずつ時間を変えながらTシャツを染色液の中に落とし込んでいくという、原始的なやり方で染めているとの事。
そうする事で長く時間が使っている部分は濃く染まり、時間が短い部分は薄く染まるという。
色々な染色方法を見たり聞いたりしてきましたが、案外今までには出逢うことのなかった染色方法で、
その色目はとてもクリーンな印象。もっと鋭い雰囲気になるかと思いきやすっと顔にも馴染んで
これTシャツを着るだけで爽やか度は格段にアップしますし、度詰めされた素材は耐久性にも富んでいますし
毛玉にもなりにくく、お洗濯にも強いという条件はカットソー選びではとても重要な要素だったりします。

シルエットは身頃はゆったりと設定し、着丈はすっきり目で全体のバランスも大き過ぎず丁度いい形。
FilMelangeらしいモノ作りとも言えるヴィンテージライクな部分を残しつつも、現代のファッションシーンに
溶け込むようなモダンさを組み合わせているのも着易さに繋がるのではないかと。
肩線が少し落ちる位置に付く事によって、半袖よりもやや長めになる袖感は張り切ったTシャツ感を
適度に控え目にしてくれる効果があるのでとても嬉しい。

フェードした何てことのないリーバイスのデニムや普遍的なカーゴパンツなど、オーセンティックな着合わせが
しっくりときますし、きっと誰にも不思議と馴染み易さがあって無理なく取り入れて頂けるのではないでしょうか。
半袖のTシャツとしてはスペシャルな価格設定ですが、染色の技術や素材の持つパワーバランスなどを考慮すると
それ相応に感じますし、カットソーの着こなしにマンネリして刺激を求めている方に手に取って頂きたい逸品です。

FilMelange   ACTON

color      mist grey × azure blue

price      24200-(TAX IN)

SIZE      5 SOLD

color      shadow navy × bk navy

SIZE      5

同素材を用いた半袖のシャツもサイズ5のみをセレクトしました。
元々のデザインがそこまで大きく作っていませんので、体型は割と幅広くカバー出来るような気がしています。
前開きのシャツに間違いないのですが、着ている感覚としてはシャツというよりもポロシャツにも似ていると
思ったり、中々他には無い服なので着方をご自身で探しながら落とし込んでいくというイメージでしょうか。
襟元はオープンカラーで深く首元が開かずに、素材の特性からしても開放感とも違うニュアンスを持ちます。
単純に一言で表すとマニアックな1枚だなと思っています・・・(笑)
気温としても30℃を超えると流石に暑く感じそうなので、手前の25℃位がベストな温度になりそうですね。

着用している”shadow navy × bk navy”はベースはチャコールグレーのボディに対して、黒に近い色目での
染色を施しています。濃淡で言えばもう1色の”mist grey × azure blue”タイプが分かり易いですが
渋い色目でより通好みな配色に思えます。黒のパンツなどを合わせたら、より洗練されたムードにも振れそうですし
色の好みははっきりと割れそうな気がしています。

FilMelangeでは在りそうで無かった(直営店では過去に展開されていたはず・・・)素材感は、柔らかで身体を
包み込んでくれるものとは違うけれども、別の意味での方向性の良さや幅を出せるという事においてはとても大切。
頑なにやり続けてきた土台があるからこそ、今回の新しい素材は自然と納得させられる素晴らしいファブリックでした。
この生地は他にも無地で白・茶・紺と3色展開でTシャツを並べていますので、スペシャルな染めと見比べながら
夏の装いを楽しんで頂ければ嬉しいです。

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