2月5日

ohh!nisica     ジャケット

color      ブラックウォッチ

price      30800-(TAX IN)

SIZE      1    /    2    /    3    /    4

春という響きは好きなのですが、洋服好きとしてはやはり秋冬の方が色々と選択肢があって楽しいな~と
真横に飛ぶように降る雪を眺めながら、そんなことを考えていました。
どう考えても春素材の洋服は、岩手ですと着るタイミングを図ったり気温を気にしないと寒い寒いっ!と
なってしまうので、無理に薄手のものを着るよりも暖かみを感じられる服をさらっと着るのが
岩手の春の装いとしては個人的にはお勧めです。

ohh!niscaから秋冬にオーダーをしていましたウール素材のカバーオールタイプのジャケットは
春先にぴったりではないかと思いながらお店に出していました。届いた時期が11月頃だったので、どんどん気温が
下がってくる頃よりも、逆に暖かくなるタイミングの方が使い勝手が良いのではと思っていました。
ウール98%・ポリウレタン2%の柔らかな圧縮ウール。
柄は以前からずっと頭の片隅に残り続けていたブラックウォッチ。
デザインを担当している大西さんのアイコンとも言える柄で、ずっと見ていたら段々と気になってようやくオーダー。
無地は間違いなく使い勝手が良いのですが、マンネリするタイミングだったり柄は着ないけど柄を着てみたいという
意欲が出てきているなど、言ってしまうと無地と同じような感覚で着られる柄だという事に最近気づきました。

デザインは3パッチポケット、スタンドカラー、特筆して何かがあるという訳ではありません。
作りは至ってシンプル。裏地もないので、シャツの延長線上にあるような洋服。
インナーに合わせるモノとしてシャツは間違いなく相性が良いです。
シルエットはややゆったりな印象があるのでスウェット位まででしたら動きを制限されずに着用が出来そう。
この辺りのフランネル、1枚仕立ての洋服はどのタイミングで着るかというのがイメージ出来たり
実際に着る気温が掴めてきたら、季節の移行時期などに重宝するのではと思っています。
コート・セーター・シャツみたいに何も考えずに分かり易いものでしたらとっつき易いと思うのですが、
季節を断定し過ぎない素材感や洋服というのは、スルーされがちな印象。
いちいちを考えなければならないですからね。どちらかと言えば隙間産業的な役割が主になってくるはずですので
その辺の感覚や着方を理解し始めると、何を着るか問題に大いに貢献してくれますしストレス軽減にも繋がります。

着る感覚としては、この手にありがちな気合が入っている目の詰まったコットン素材ではないので
ウールの軽さも手伝ってカーディガン感覚。暖かみはじんわりと。
ミドルレイヤーの役割と気温が上がってきたタイミングで、アウターの要素も含みつつという何とも掴み処のなさと
ブラックウォッチのややスパイスが効いた柄が気になる存在に。特に寒い地域にお住まいの方はウールの暖かみの
素晴らしさを体感している方が殆どではないかと思うので、春先にウールフランネルを着るというのはとても
理に適っているような気が勝手にしています。自分でも試してみようと思っていますので、また来年の今頃に
実験結果をレポートさせて頂きますね。

フラットな目線で当たり前に着る日常着としての要素とバランスを意識した洋服。
けど何処か面白さや独自の空気を纏えるのがnisicaの作る洋服にはあるように思います。
サイズは1~4までフルサイズでご用意していますので、性別に関係なく気持ち良く袖を通せる
サイズをお選び頂ければ嬉しいです。

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