2月28日

SUSURI   ディグカバーオール

color     khaki

price     62700-(TAX IN)

SIZE     1

毎年のことと分かって、年々加速しているかのようにこの2か月は足早に過ぎていきますね。
あまりに早いので、すでに記憶が1月と混ざり合ってしまっています・・・
そんな2月最後の週末も、足をお運びいただき嬉しい時間をありがとうございました。
考え込んでしまったり、やるせなさが心を覆う様な出来事ばかりですが、笑う事も忘れずに。
ちょっとでも心が和らぐような時間を持つ事を意識して、何より来て下さった方には気持ち良く
楽しい時間を過ごして頂けたらなと思います。


SUSURIの新しい季節の立ち上がりは美しいリネンを使用したカバーオールからご紹介。
2月納品のリネンアイテムは、この土地の気温を考えると正直躊躇してしまうことが多いのですが
このリネンに触れた時の、むしろ触れる前から服に滲み出ていた(よい生地です)という表情と
これぞまさにしっとり・・・な心地良い肌触りに、躊躇する心は何処かへ飛んでいってしまいました。
柔らかいだけじゃなくリラックス感だけじゃなく、ちゃんとコシがあって上品さを感じさせるところも
SUSURIならではという生地ですし、展開された3色ともに柔らかくて深みのある色でよかったのですが
その中でもこのカバーオールの雰囲気に合うなぁと感じたkhakiを選びました。

デザインには古い時代の素朴なドレスを土台とすることで、クラシックな雰囲気を纏っています。
しっかりと詰まった首元とやや内側に入った肩線。狭い感覚でみちっと並ぶ釦は手間取りますが可愛いです。
上半身はややコンパクトかなと思うのですが、釦を下から留めていくとなんとも不思議で身体がすっぽりと
納まって、生地のコシと柔らかさと、何より秀逸なパターンのお陰か窮屈さを感じさせません。
ドレスを想わせるのは腰よりも少し高い位置の切り替えと、そこに寄せられた細やかなギャザー、
そして裾先までゆらゆらと綺麗に流れる生地のドレープから。
ゆったりとしたシルエットのパンツは、足をパッと広げるまでは案外気付かれないかもしれません。
静と動の対比、そのどちらの瞬間の姿も美しく見栄える様に狙い定めたデザインに、着ている自分が
その時々でハッとする、まさにツボを突かれる感覚のドレスのようなカバーオールです。

横からの見え方も、上に記したように止まった立ち姿はエレガントなドレスを纏っている様で
一歩足を前に出せば、滑らかな生地が動きに合わせて心地好くはためきます。
パンツ部分には両サイドにポケット。
袖は少し短く設定していて手首が見えると軽やかさを感じますし、何よりも涼し気。というか涼しい。
インナーを着込まずに気持ち良く一枚でさらっと着られるのは、イメージとしては5月頃でしょうか。
そこまで薄い生地ではないので、少しでも早く着たい方インナーにシャツや薄手のタートルなど重ねたり
さらに上に羽織物を組み合わせることで、季節感もミックスされて良いと思います。
ワイドパンツは風抜けが良いので、冷えない様にタイツやレギンスでカバーしつつ。
足元もこれからもっと路面の状況も良くなって、少しずつ履ける靴の選択肢も広がってきそうです。
ペタンコのバレエシューズやローファーも合いそうですし、春色のソックスやスニーカーなども良さそう。
もうあれこれと想像するだけでも、明るい兆しのように感じます。

今回は同じ素材で作られた、ゆったりベストとパンツのセットアップもご用意しています。
そちらはkhakiとnavyの二色で、また別の機会にご紹介いたしますね。
春夏の、どちらかと言えば初夏の方まで近づいた新緑がわさわさっと茂った頃が似合いそうですが
リラックスしつつもちょっと気取った装いを、揃いの生地でというのもなんだか素敵ではないでしょうか。
3月という響きに誘われて、ぜひ店頭へ足をお運びいただけたら嬉しいです。

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