5月21日

SOWBOW    蒼氓シャツG

color       DK INDIGO

price        28600-(TAX IN)

SIZE       2    /    3 

ここ数日の快適な気候と中津川沿いの草刈りがされたお陰で、川沿いの遊歩道をただただ歩くだけでも
心地良くて、こんな幸せな時間が少でも長く続きますようにと願わずにはいられませんでした。
ついこの間まで灯油を買っていて、もう間もなく5月も終わろうとしているとなると、相当気が早いですが
既に次の季節が近づいているようにも思えて、だからこそこの気持ち良さが格別なのは間違いありません。

SOWBOWから新しいシャツのデザインが登場しました。
パッと見た感じでは今までと変わらないのでは・・・と思われそうな雰囲気なのですが、細かな部分で初めて
取り入れているディテールが幾つかあります。
襟型に用いられているレギュラーカラーはシャツBというカタチで採用しているのですが、このシャツGは
ブランドとしては初めて台襟付きのカラーで、さらに前立てもプラス。左胸にポケットも付きます。
逆に言うと今までは付いていなかったというのも、珍しいと言えば珍しいかなと。
ディテールだけを切り取ってみるとレギュラーカラーのシャツですが、サイズ感・テールの長さなど
ブランドの特性をプラスした作りで、取り入れ易そうで少し捻りを加えたシャツと言った印象を持ちます。
今まで展開したシャツの中では一番ゆったりとした設定で現時点ではサイズ2・3の2サイズのみ。
僕が小さい方のサイズ2を着ても余裕を持って着られることを考えると、サイズ3は普通に考えればXLよりも
ややゆったりとした、それなりの大きさに・・・というのが何となくイメージ出来るのではないでしょうか。

襟は前述でも書いたようにレギュラーカラーで、シャツ全体のバランスに合わせてしっかりとした大きさ。
トップ釦を閉めて着れるように首周りは設定されていて、台襟が付く事で今までよりも高さがある襟元に感じられます。
釦の位置を全体的に上目に振る事で、テールの揺らぎが出るのもSOWBOWのシャツの特徴。
ブランドコンセプトにある”着流し”という独特な表現にマッチするようなディテールに思います。

素材は定番でリリースされているコットン88%×シルク12%を掛け合わせた光沢があって肌当たり抜群の生地。
真夏にいくまでの繋ぎ役として、蒸れにくく、そして染色によるブルーの透明感がプラス@となって
ついつい手にとってしまいたくなる理由にも繋がります。
ゆったりとしたシルエットを活かした着方、例えばTシャツにカーディガンの様な役割で羽織りものとしても
一役買ってくれそうな、そんなシャツに仕上がっています。

季節が完全に切り替わってしまえば、服装というのは深く考えずに着ることが出来るのですが
朝・日中・夕方~夜の3つの温度変化に対応するとなると、素材・袖の長さなど考える要素が幾つかあります。
僕自身もここ数日はカーディガンを必ずバッグに忍ばせて、夕方になると羽織ったり脱いだりしながら
ベストな温度に調整する毎日。今日の盛岡は羽織りモノは必要無さそうですが、これからの季節
特に梅雨時期を考えると半袖もしくは七分袖にプラス何か・・・というのは絶対条件。
SOWBOWのコットン×シルクのシャツは、その隙間を埋めてくれるのにとても優秀だと毎シーズン実感していますし
インディゴ染色にしか出せない魅力的な色目に関しても、差別化出来るポイントだと思います。

SOWBOW    蒼氓イージーパンツ(WIDE)

color       BLACK(YUZURIHA)

price        26400-(TAX IN)

SIZE       F SOLD

color       CHAMBRAY

price        24200-(TAX IN)

SIZE       F SOLD

SOWBOWのアイコン的な存在になりつつあるワイドシルエットのイージーパンツ。
今回ご紹介するのはこれから真夏にかけて、風がしっかりと抜けてジメジメとする気候にも対応出来る素材をと
思って選んだ”YUZURIHA”と”CHAMBRAY”
“YUZURIHA”は何度か登場している素材(半纏の表地にも採用)されている筑後地方で織られている生地。
普通に何も意識せずに見ると当たり前に黒なのですが、太陽光に当ててみると立体的に織られている部分の糸が
紺色という事実をデザイナーの藤田さんに言われて、はっとなりました。。。
コットン100%のジャガード織りで、仁平などにも使われそうな夏の生地感。
透ける感じも全くありませんので安心して着用出来ると思います。

着用しているのはコットン100%のシャンブレー素材。
今シーズンから新たに取り組んでいる九州以外の生地を取り入れながら、SOWBOWの新しいカタチを模索しつつ
どちらも同じ温度でモノ作りをするという試みのシリーズ。
勝手なイメージかもしれませんがアメカジライクな素材を、SOWBOWの持つ”和”の空気を纏わせることで
今までの直球なニュアンスとは異なる、ミックスされた面白味が生まれているのではないかと。
この辺の生地感となると取り入れやすいという方が断然増えそうですし、夏はお洒落よりも気持ち良く過ごす為の
服装という考え方の比重が圧倒的に高くなるのは必然として、素材とシルエットどちらも良い塩梅に納まっていると
個人的にはそう感じています。目の前にあったらぱっと穿いてしまいそうな、そんな印象を持っています。

あまりに固執し過ぎて変に動けなくよりも、ある程度柔軟に対応しながら自分達の表現方法を模索し続けるというのは
長く継続していく中では、どんな事にも共通する要素。
新しいシャツのデザインにしても、シャンブレーの生地も、ブランドの新しい引き出しとして、これからゆっくりと
定着していくような気がしますし、其々に違う感性を持つ二人の切り口でブランドの違う魅力を出し続けてくれる
のではないかと、勝手に期待を膨らませているSOWBOWの服をぜひお見逃しなく。

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