由利本荘市”nieuw”出張SHOPの思いで

秋田県由利本荘市にお店を構える”nieuw”さんへお伺いしての二日間の出張SHOP。
今回も完全なる自分たちの為の慰安旅行となりました(笑)
土曜日の朝3時30分頃に起床し、自分達用の荷物とお留守番の猫のごはんの準備。
商品をパンパンに詰め込んで立錐の余地もない車に、荷物をぐいっと押し込み5時前に自宅を出て
国道46号線をひたすら秋田方面に。まだ陽が昇る前で真っ暗なのにプラスして前日の雨で
一面に霧がかかっているなかをゆっくりと進んでいきます。途中、協和インターで高速に乗り換えて
そこから無料高速道路を使って由利本荘市方面へ。nieuwのある団地に到着したのが7時40分過ぎ。
2時間40分で無事に到着。そこから車の荷台にぎっしりと積んだ荷物を団地の3階まで運び入れて
設営を開始。自分の中ではオープン前に温泉に駆け込みたかったので30分前には終わるつもりで
いましたが、気付くと10時20分。オープン前の一風呂はお預けに。。。

オープンすると、前回も一番のりで、今回も前のめり気味で来て下さると宣言されていたお客様が
日本酒を持って登場!!もうこれで完全にここは秋田県ということを実感!!
そうこうしているうちに、お客様も入れ替わり立ち代わりで時間がどんどん過ぎていきます。
お昼ご飯の写真を撮り忘れましたが、みつばちの店主亮子さんのお母様が作るきりたんぽ鍋を
何故か盛岡からわざわざ足を運んで下さったお客様と一緒に頂くという嬉しいハプニング(笑)
こういう所もなんだか秋田ならではの人の優しさに触れた気がして、きりたんぽ鍋が身体に心に
より一層染み渡りました。いつも本当に美味しいご飯をありがとうがとうございます。

1日目はオープンから閉店まで、途切れることなくお客様に足をお運びいただき終了。
重衣料系の洋服を販売するのは初めてだと思ったのですが、どうやら3年前にも同じタイミングで
やっていたことが後から判明。そして私たちのアイドル・みつばち店主 亮子さんの誕生日後夜祭も重なったりして
ハッピーな事が次から次へと押し寄せてくる、そんな初日となりました。
朝3時起で、ここまでノンストップで駆け抜けたせいもあり、若干ですが途中意識が飛びかける時間も
ありましたが・・・(笑)無事に最後まで笑いながらお店に立つ事が出来てほっとしました。
この後、宿にチェックインをして一旦汗を流します。リラックスし過ぎてそのまま寝落ちしてしまわない様に
気を引き締めつつ、お久しぶりですの安楽温泉に向かいました。

由利本荘への出張が決まると、先ず真っ先に思い浮かべ、予約を取るのが「安楽温泉」という旅館。
本荘市内に構える大きさも程よい、地元密着型の宿泊施設。地元では宴会や同窓会、結婚式などでも
よく会場となっている場所との事。
僕たちとってはディズニーランド的な、嬉しくて前日から寝れなくなるんじゃないかと思える大好きなお宿。
何度も通っているのに、毎回良いわ〜と思う、自分達にとってすべてが丁度良いバランスなのです。
先ずは僕にとっての一番の贅沢と言っても過言ではない温泉が付いている事。
茶褐色の塩っけのあるお湯と小さいサウナ、そして露天風呂と完璧な設定。何も言う事はありません。
部屋の大きさが広々とした和室。お布団もふかふかで、自宅よりも寝心地が良い(笑)
そして朝食が和食メニューで、白いご飯がとにかく美味しいのですよ。
付かず離れずの距離感をキープしつつ、ちゃんと気遣いが感じられる空間が素晴らしい。
温泉もチェックインから翌日の朝の9時まではどのタイミングで入ることが可能で、ホテルを出るまでに
何回入ったか分からなくなるくらいに、しずかちゃん体質の私には最高の条件の宿なのです。
とりあえず、意識を失わない程度に温泉に浸かって、今夜の宴に向かいます。

夕食は以前に行った焼き鳥のお店をリクエストしていたのですが、今回はたまたま予約が取れず。
そこで亮子さんと貴充さんが、それとなしに噂で聞いていたという中華料理のお店「華園」さんへ。
いや~由利本荘で連れて行ってもらうところ全て美味しいのですが、看板を見た瞬間に間違いないと確信。
一歩お店にはいると、その確信がより確信へ(笑)
座って食べているお客さんの顔がとにかく楽しそう。そして美味しいと顔に書いてあった気がします。。
そして中華料理にも関わらず、厨房のステンレスの壁も換気扇もピッカピカに磨き上げられていて
寡黙に料理を作り続けるご主人。これまでの中華は由利本荘と福岡に自分の中の一位があったのですが
こちらのお店・・・そのランキングが塗り替えられること間違いありません!!

メニューはどれも頼みたくなるものばかりで、出てくるたびに見た目も味も絶品なものばかり。
特に棒棒鶏と、餃子は本当に美味しかったなぁ。。。
砂肝の唐揚げが有名とのことで頼んでみましたが、そちらも想像を超える美味しさでした。
また行きたくなるお店が増えてしまって、行く回数を増やさないとどうにもならないなと思いつつ
由利本荘のポテンシャルの高さに、呻りっぱなしな夕食でした。
華園さん、また必ずお伺いします!!

中華料理を食べ過ぎて、口の中をさっぱりしたいとの事で、ロッキングチェアと奥行きのあるブラウン管の
テレビがどどんと幅を利かせている紫陽花さんへ!!(5年前ぐらいに行った時の景色)と思ったら、
現在は21時閉店との事で、時間ギリギリで今回は入れず。プリンアラモードは次回に持ち越しです。
華園の満足感もあって、今日はこれにて解散という事に。宿に戻ってすぐにまたお湯に浸かって
のんびりしよう・・と、そこからは記憶が無く、ゴロゴロしているうちにあっという間に夢の中でした。
早寝が効いたのか、次の日は朝の5時前にぱっと目が覚めたので、いそいそとお湯の中へ。
まだ日が昇る前、むしろまだ他に誰も目覚めてない静けさの中、一人でいただく温泉は最高でした。
朝食時間、7時30分ジャストに食堂へ行き、ご飯をおかわりして腹10分目を越えて満腹。
またお湯に浸かりながら、そうだ!!折角だから朝の海を見に行こうと急に閃いて、直ぐに支度を整え
チェックアウトして、鳥海山が奇麗に望めるマリーナ方面へ車を飛ばします。

天気が良かったこともあり、無事に鳥海山を拝むことが出来ました。
岩手山よりも標高が高いので雪の量が多いなと思いつつ、海から見える山の景色は格別。
浜辺で石拾いをしたりして楽しもうと思ったのですが、海風に一瞬で身体が冷えていく感覚があったので
5分も居られず直ぐに退散。滞在時間は短かったですが、朝の海と風に触れて頭がスッキリしました。

朝食のご飯をおかわりまでして腹10分目なのにも関わらず、どうしてもモーニングをしに行きたい所があり
JR羽後本荘駅前へ。店内は写真等がNGなお店なので遠目から外観のみを。
深煎りのコーヒーがあまり得意ではない私ですが、何だか不思議と飲めてしまう魅惑のコーヒーと
トーストに一さじのハチミツを添えて頂き、お腹いっぱいなはずがぺろりと完食。
後になって今日のお菓子のいちじくのパイ・栗のパイがあったことを知ってしまい、けれどお腹に余裕なし。
後ろ髪を引かれつつも、次の楽しみに取っておくことにしました。
朝からパワーチャージをこれでもかというくらい注入したので、二日目は閉店の16時まで
元気いっぱいに過ごすことが出来ました。二日目も初日と同様にオープンから途切れることなく
お客様に足をお運びいただき、途中まさかの盛岡から新潟へ帰る途中のF/styleの五十嵐さんと星野さんにも
寄って頂けるというハッピーな出来事も重なったりして、殆ど洋服の話はせずに他愛のない話で盛り上がり
とても有意義な時間を過ごす事が出来ました。

モノはそれだけだとモノに過ぎませんが、人を介することで、自分の知らなかった世界や感覚に出会い、
さらに新しいモノやコトに興味を持つことが出来るし、喜びも倍増していく。
最近はこれに尽きるなと思うことが増えているのですが、今回の出張SHOPもそのことを実感出来る瞬間が
多々ありました。貴充さんの秘蔵コレクション、亮子さんの紅茶の品揃えは圧巻でしたし
其々に得意とすることや好きなことで、たまたま出逢ったお客様と同じ空間で、話をして笑い合うこと。
疑問や質問は気軽にしながらも、そのモノやコトを追求することに引っ張られすぎずにその場の空気と雰囲気を
人其々に思う存分に楽しむ。というシンプルなことが出来た2日間だった気がします。
圧巻の品揃えの紅茶の一部を、もう少ししたらrasikuでも販売することになりましたので
自宅で美味しい紅茶を飲みながら、寒い冬の時間を過ごしてみては如何でしょうか。
入荷したタイミングで、またアナウンスさせていただきますので楽しみにしていてくださいね。

あっ最後に、二日目のお昼はトンボのお弁当を買ったのですが、時間切れで食べれず持ち帰りました~。
疲れた身体にトンボの唐揚げ弁当は沁みましたよ。

次は雪どけの3月末~4月初旬頃に勝手に行きたいと思っています(笑)
また来た~って言わないでくださいね!!

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